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2019年5月23日 (木曜日)

エビングハウスの忘却曲線の問題点

武田塾広島校から次のような説明があります。


今日は、あの有名なエビングハウスの忘却曲線の致命的な問題点についてです。
ここで言いたいのは、エビングハウスが行った実験に問題があるわけではありません。
科学的なデータであり信じるに足るものです。

では、エビングハウスの忘却曲線とは、どんなものだったでしょうか。
19世紀から20世紀初めのドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが行ったあまりにも有名な実験データです。
無意味な音節(アルファベットの羅列)を記憶して、時間の経過によってどれだけ忘れてしまうかという研究をしたといわれている。
彼の研究結果をグラフにしたものがエビングハウスの忘却曲線といいます。

エビングハウスの実験によれば、覚えた事を20分後には42%忘れ、1時間後には56%、1日後には74%、1週間後には77%、1ヶ月後には79%忘れると言う事を有名な先生方がご自分の著書で述べられています。これを覚えておいてください。
まず、最初に問題だと思うのが、この実験が無意味な音節を記憶したものだということです。まさに棒暗記のデータということです。

実際に覚えるものは、無意味なものではないことが多いですし、興味があるとかないとかでデータは変わるのは間違いありません。
いえることは、棒暗記のデータでなければ人の能力の差というのが判断しにくいので、そういう意味では、棒暗記のデータを研究したことの意味は大きいです。
エビングハウスのこのデータで、人間の脳の忘れるということの能力の差はなく、人間は1度覚えただけでは忘れる確率が非常に高いということがわかります。

最大の問題点が、この忘却曲線が1時間後には56%忘れと言うように、忘却率を表していると一般的に誰もが述べていることです。

大きな間違い

しかし、これは節約率を表しているものなのです。
節約率とは1度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合である。

式で表すと
(節約率)=(節約された時間または回数)÷(最初に要した時間または回数)
(節約された時間または回数)=(最初に要した時間または回数)-(覚え直すのに要した時間または回数)例えば、最初に覚えるまでに10分を要し、20分後に覚えなおすと4分を要したとする。

この場合、覚えなおすのに最初と比べ6分節約した事になる。すると、節約率は6(節約された時間)悪10(最初に要した時間)=0.6=60%となる。
また、最初に覚えるのに40回の書き取りを要し、1時間後に覚えなおすのに22回要したとする。

この場合、最初に比べ18回節約した事になる。すると、節約率は18(節約された回数)悪40(最初に要した回数)=0.45=45%となる。

注意すべき点は、エビングハウスの忘却曲線のグラフは節約率を表しているだけに過ぎず、記憶量を表しているわけではないということである。つまり、20個の単語を覚え、1日が経過すれば、そのうちの74%に相当する15個の単語を忘れているというわけではないということである。

記憶してから1日のあいだに急激な忘却が起こるが、その後の忘却は緩やかに起こる。

この実験で使用されたのは相互に関連を持たない無意味な音節であり、学問などの体系的な知識では、より緩やかな忘却が起こると考えられる。
いろんな本やネットなどで、エビングハウスの忘却曲線が紹介されていますが、ほぼ、全部が間違った解釈をしています。

節約率なのだから、
20分後には節約率が58%であった。
1時間後には節約率が44%であった。
1日後には節約率が26%であった。
1週間後には節約率が23%であった。
1ヶ月後には節約率が21%であった。
ということなのです。

反復学習のタイミングなどで、忘れるころに復習するのが1番良いということで、半分忘れた頃が良いでしょう。とかで、1時間後には56%忘れるのだから、2度目の復習は1時間以内が理想と言う事が本などで書かれていますが、そんなことは全く根拠がないということがわかります。

確かにいえることは、エビングハウスの実験は科学的なデータであり、信じるに足るものだということ。

人間は1度覚えただけではかなりの速度で忘れるということ。物覚えのいい人とそうでない人はいるが、忘れることに個人差はないということ。
1度では忘れてしまうので、何度も何度も復習をすることが大切だということ。
1度覚えたことを復習するときの労力はかなり小さくなるということ。
意味にこだわった覚え方をすれば忘れにくいということ。
1度では、どうせ覚えられないのだから何回も復習するものだと思って、勉強することが大切です。

何回も復習する時間の確保が必要です。
英語の場合はネイティブを真似、そしてフィードバックで修正します。修正する事で発音が良くなります。良くなる事は発音が楽になり、覚えるのも楽になります。

これはディープラーニングと呼ばれる学習方法で、反復練習が覚える目的と言うより、スキルの向上を目指すので学習が楽しくなります。

 

2019年5月19日 (日曜日)

英語ネイティブ脳みそのつくりかた

上記の本の説明は次のようになっています。

著者:白川 寧々
内容紹介
ベストセラー第1位(英語の学習法カテゴリー)

出口治明氏 大絶賛
(立命館アジア太平洋大学学長)
「僕は英語がド下手なんだけど、もっと早くに読みたかった。
文科大臣に渡したい。この本、めちゃくちゃ面白い 」

英語教育界の異端児が「ふつうの日本人」のために開発したMIT(マサチューセッツ工科大学)発英語実践プログラム「ネイティブ・マインド」待望の完全書籍化

タイトルからお察しかもしれないが、この本は、ふつうの英語本ではない。

英会話でも、文法でも、海外お役立ちフレーズ集でも、試験対策でも、ビジネス特化ものでも、簡単に話せる方法でも、親子でやりなおす何かでも、ない。

そして、英語本業界によくある、英語がもともと好きな著者が、自分の勉強法を公開したものではない。年齢層も5歳から100歳まで本気でカバーしている。

じゃあ、この本は誰のための、何なのかあらためて、この本は、5つのタイプの読者を想定して書かれている。

「うちの子は、世界のどこでも生きられるようになってほしいけど、受験とか勉強とかはどうしよう 英語が話せるようになってほしいのは確かなんだけど、日本にいてそれができるのかどうか……」
子どもに幸せな将来を手に入れてほしいが、「正解」が見つからず困っている親。

「社会の常識が変わっていくなかで、ほぼずっと変わらない現行の教育への風当たりも強い。まわりは危機感を持っていない人が多いのだが、教育者としての自分の役割はこのままでいいのだろうか……」

新しい時代に行われるべき教育のために行動したい教育者。

「世界を舞台に仕事したり、英語を使った仕事をすることに憧れがあるけれど、どうやったらそうなれるのか、イメージがわかない。親も英語できないし、受験のプレッシャーもあるし、どうしよう……」
未来に対して不安やモヤモヤはあるけれど、この本を手にとるほどやる気のある中高生。

「グローバル方面で活躍できるようなキャリアアップをしたいけれど、イマイチ自分の成長につながっている気がしない。書店に並ぶのは英語が好きなタイプの人が書いた英語本や、前の世代の人の成功論ばかりだし、やはりMBA を考えるべきか……」
キャリアアップについて迷っている大学生や社会人。

「世界的なリーダー的人材育成戦争、高度IT 人材争奪戦が繰り広げられているが、自分の国や組織のために、教育という角度から出来ることはなんだろう」
政策関係者や経営者など、次世代人材育成の面で今後の国や組織の行く末を戦略的に考えているリーダー。

日本人は、年齢にかかわらず、英語をもっともっと自在に操ることができれば、確実に世界で輝く可能性を秘めている。

「世界レベルでは決して低くない学力」やガッツや個性を発揮して、能力に相応しい価値を生み出せるシステムをつくったら、日本で今、表出している人材問題は、大抵なんとかなるんじゃないかと本気で思い、私はこの本を書いた。


経産省、文科省、全国自治体、大手企業、全国中高大から問い合わせ殺到

この本で「脳内留学」
1.日常レベルに「英語」を忍び込ませる
2.脳内ぼやきを「ルー語」ではじめる
3.別人格になりきる。マネは最強
4.英語の思考法「ロジカルシンキング」は誰でもできるなど
5.英語4技能のためTOEFLを破壊的に攻略すべし
6.たった5日間でドメドメ女子高生がTOEFL100点超えした話


大きな間違い

いろいろ人気があるのは理解できますが、英語学習で何をすべきかまったく分かりません。最初に「脳内留学」と言う意味が理解できません。

1.日常レベルに「英語」を忍び込ませる
日本で第二言語として学んでいる場合は日常レベルに英語を忍び込ませるのはほぼ不可能に近いと思います。

2.脳内ぼやきを「ルー語」ではじめる
ぼやきをルー語ではじめたら、いい加減な英語しか話せないと思います。

3.別人格になりきる。マネは最強
はい、ネイティブを真似るは正しい考えです。

4.英語の思考法「ロジカルシンキング」は誰でもできるなど
言語は脳が学習しますから、ロジカルシンキングのような考え方自体は必要ありません。

5.英語4技能のためTOEFLを破壊的に攻略すべし
英語の4技能をバランス良く学ぶ事は効果的な学習につながりません。効果的な学習を目指すなら音声言語の聞く話すを優先した方が効果的です。

 

2019年5月 9日 (木曜日)

間違いの英語学習

英語には間違った教え方がたくさんあります。その間違いを集めて何が間違い化を解析してあります。

間違いを避ける事で、早く理想的な英語学習に辿りつきます。

https://間違いの英語学習.press/

 

ぜひこれからの英語学習に参考にしてください。

2019年5月 7日 (火曜日)

英語学習の知識の総合サイト

英語学習の知識

英語学習に必要な各種の知識をまとめたサイトを構築しました。

https://oboeru.info/

この知識の中には最新の脳科学や人工知能の情報を含めました。
英語を言語として見るのではなく、言語はどう習得され、音声はどう認識されるのかと言う情報も含んでおります。

もちろん最新の第二言語習得理論も含まれております。
良かったらぜひ、参考にしてください。

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