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2019年3月23日 (土曜日)

英語学習2.0:英会話の5ステップ

岡田祥吾

1991年、大阪府生まれ。2014年、大阪大学工学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。2016年、株式会社GRITを設立。代表取締役社長に就任

マッキンゼーのコンサルタントとしてキャリアをスタートさせながら、英語ができず、数々のプロジェクトで悔しい思いをしてきた著者が、ある日思いつき、自身がクライアントにさんざん説いてきた「問題解決アプローチ」を英語学習に適用。するとそれが劇的な効果を生んだ。

本書は、「英語力を伸ばすために、最も効果的な方法とは何か」を徹底的に追究したどりついた「英語学習の真髄」を、最先端の言語学の知見と科学的根拠に基づき紹介。

英語学習は学習生産性×投下時間で決まります。英語力を上げるためには自分の実力にあった学習法を自分で作成するのです。何故英語を学ぶのか明確にし、具体的な目標や学習期間を設定することが大切。英語学習の本質を捉えており、他分野の学習にも応用できる学習本です。

岡田祥吾氏は、英語の話せない原因について「英語学習の手段(How)が整備されすぎたが故に、かえって自分に合う学習法が何なのかがわからなくなっている」と指摘する。

岡田氏は大学卒業後、マッキンゼー&カンパニーに入社し、海外企業の日本市場戦略立案などに携わった。しかし、その中で自身の英語力の低さを痛感。週に一度、英会話教室に通うも上達せず、様々な勉強法を試しながら、英語力を上げるたった一つの「メソッド」に辿り着いた。

「メソッド」といっても、「とにかく単語だけを覚える」「英会話教室に通う」「上達はシャドーイングがカギ」というような個々の学習法にフォーカスするものではない。

岡田氏に言わせればそれはどれも「正しい」学習法。ただし、自分が抱えている課題を解決するという目的に合わなければ、「無駄になる」学習法でもある。

英語学習とひと口に言っても実際にはその領域は広く、様々な分野がある。当然人によって克服すべき課題は異なるはずだ。課題を見つけ、クリアしていく。それを繰り返し、PDCAを回していく。この学習のサイクルは極めて普遍的な考え方だが、ブームの学習法や世の中にあふれる学習法に飛びついてしまうのが人の性とも言えるところなのだろう。

岡田氏はマッキンゼー時代のコンサルティングの手法を英語学習に応用した。そのエッセンスを英語学習2.0という一冊の本にまとめた。

週1のオンライン英会話だけでは上達しない

『英語学習2.0』を読むと、これまでの自分の英語学習の甘さを痛感させられるかもしれない。岡田氏は手軽に短時間で英語は上達しない、という事実を科学的な見地をもって突き付ける。

ここでは本書から、英語学習にまつわる「3つの良くあるおもい込み」を紹介しよう。

1.海外の映画を何度も観ることが英語力アップにつながる

英語ができる人に「どうしたら英語ができるようになるの?」と聞くと、「海外の映画を観るのがおすすめ」と言われることがあるはず。岡田氏はこの回答について「ウソではない」としながら、「すべての人に当てはまる最高の学習法というわけでもありません」と答える。

そのポイントは、「どんなインプットが英語学習には最適なのか?」ということ。

これに対しとある研究者は、「自分の能力で理解可能なものよりも少しむずかしいレベル(i+1と表現)」が最も良いという結果を発表している。また、別の研究者は「i」もしくは「i-1」と言っている。つまり、インプットをする際には、自分がギリギリ理解できるレベルがちょうど学習に効果的だということになる。

これは、英語が分からない人がいきなり海外の映画を何回も観ても、インプットの意味をほとんどなさないということ。自分のレベルにあった英語から触れることが英語力の向上につながるのだ。

2.110分でもいいから毎日コツコツと英語に触れることが大切だ

毎日コツコツと英語に触れることはもちろん大切なこと。しかし、「110分」では英語は全く上達しない。

むしろ岡田氏は、「短期集中」で毎日に行うことが重要だと述べる。110分でコツコツとなると圧倒的に勉強時間が少ないため、結果が出てくる前にモチベーションが保てなくなる。英語学習の「モチベーションの維持」は短期集中の方がしやすいのだ。

本書では「英語力の伸び=学習生産性×投下時間」と定義されている。学習生産性を高め、勉強の投下時間を最大化することが英語力向上の唯一の方程式となる。

まずは、自分に合った勉強法、自分に必要な勉強を重点的に行うこと。そして、理想はまず3ヶ月間、毎日3時間の学習を続け、一定の成功体験を積む事が大事だと岡田氏は指摘する。

もしかしたら、3ヶ月を3時間と言うのは少し無理があると思うかも知れない。

しかし、「3ヶ月」は私たちにとって何かと縁がある数字。企業の決算などで使われる「四半期」や、季節も3ヶ月区切り。1年は長すぎる、1ヶ月だと短すぎる。人間にとって「3ヶ月」が一つのことに集中できる、ちょうどいい長さなのだろう。

3.一気に英会話ができるようになる勉強法はない

この世に、一気に英会話ができるようになる勉強法は存在しない。

英会話の5ステップ

本書では「英会話の5ステップ」として、英会話をしているときの人間の脳の働きを科学的に5つのステップに分解している。この5つのステップはリスニングとスピーキングの2つのグループに分けられ、リスニングは「音声知覚」と「意味理解」の2つのステップ、スピーキングは「概念化」「文章家」「音声化」の3つのステップとなる。

実はこの5つのステップはそれぞれ別の学習法が必要になる。単語や文法を知っていても音声をきちんと聞きとれなければ、意味理解のステップに進むことはできない。自分はどのステップに課題を抱えているのかを把握し、適切な学習法を選んでいくことが必要なのだ。

「これをやれば上達する」という文句に踊らされがちな英語学習だが、岡田氏の指摘を読むと、そんな魔法のような学習方法がないことは容易に理解できるはずだ。その上でどうすればいいのか。自分の課題はどこにあるのかを探す手助けをしてくれるのが本書である。

個別の課題に対してどのような本がおすすめかについても余すことなく教えてくれる岡田氏。英語学習を一歩先に進めることができる一冊だ。

「単語はじっくり覚えてはいけない」

人間は忘れるのはあたりまえ。エビングハウスの忘却曲線を利用して、「1つの単語をじっくり覚えず、何回も同じ単語に出合うように覚える」のがポイント。最も効果的な暗記法を科学的根拠とともに詳述。

「例文暗記で話せるようにはならない」

どんなに「使える」英語フレーズを覚えても、実際に話すときは例文に載っていない、そのとき言いたいことをその都度文章化する必要がある。鍛えるのは文章化の力。

「英語学習というものを科学することはできないのか?」「単なる経験則ではなく、多くの人に適用できる根源的な理論はないのか?」について研究し、たどりついた答え「英会話の5ステップ」。マッキンゼーで培った常識を覆す科学的アプローチ。

目次

1. なぜ英語ができない私がマッキンゼーを経て英語教育で起業できたのか(実は英語一番苦手だった;マッキンゼーで感じたvalueゼロの自分 ほか)

2.間違いだらけの英語学習(英語学習の羅針盤「英会話の5ステップ」;英会話レッスンは練習試合 ほか)

3.英語を科学する―リスニング編(なぜあなたの耳は英語が聞こえないのか?;音の変化を制するものは、リスニングを制する ほか)

4.英語を科学する―スピーキング編(なぜあなたは英語が話せないのか?;例文暗記でスピーキングはできるようにならない ほか)

5.英語学習を継続する仕組み(コツコツ学習では一生英語はできない;三日坊主で終わらないための3条件 ほか)

出版社内容情報

マッキンゼーのコンサルタントとしてキャリアをスタートさせながら、英語ができず、数々のプロジェクトで悔しい思いをしてきた著者が、ある日思いつき、自身がクライアントにさんざん説いてきた「問題解決アプローチ」を英語学習に適用。するとそれが劇的な効果を生んだ。

本書は、「英語力を伸ばすために、最も効果的な方法とは何か」を徹底的に追究したどりついた「英語学習の神髄」を、最先端の言語学の知見と科学的根拠に基づき紹介。

さらに、効率的な学習法にとどまらず、「勉強する時間をとれない忙しいビジネスパーソン」のために、「1日3時間」を生み出す時間術や、英語学習を継続させるための秘訣、「必ず英語が話せるようになる」環境を整えるためのアドバイスまで、全方向からサポートする。

脳の学習は、学習生産性×投下時間で計算できません。脳の学習はディープラーニングであり、特徴の抽出です。そしてその特徴からパターンマッチングやパターン学習をします。英語学習は直線的に伸びるのではなく、加速度的に伸びるのです。

大きな間違い

脳の学習は、学習生産性×投下時間で計算できません。

脳は機械的に学習をしている訳ではないからです。多くの場合学習しても忘れてしまう事が多くあります。もちろん学習生産性を計る事はできません。

また英語の学習をスピーキングとリスニング2つのグループに分けているのは間違いです。

何よりスピーキングは「概念化」「文章化」「音声化」の3つのステップではありません。

スピーキングはネイティブを真似て、表現を覚えて、発音も文法も使い方も学びます。話す時は必要な場面に合う表現を想起して、覚えた表現を使います。概念化や文章化や音声化の3つのステップを必要としません。

リスニングも「音声知覚」と「意味理解」の2つのステップではありません。リスニングはスピーキングで覚えた音と聞いた音を照合するだけです。つまり聞いた音と、聞いた音の特徴を照合するだけです。

脳の学習はネイティブを真似るディープラーニングであり、特徴の抽出です。そしてその特徴からパターンマッチングやパターン学習をします。

つまり英語学習はディープラーニングで覚えるだけであり、スピーキングはその覚えた音を使い、リスニングはその記憶にある音と照合します。

つまり英語は英会話の5ステップどころか、1ステップなのです。日本語だって周りの大人を真似て覚えただけです。

音声知覚や意味理解は概念化や文章化や音声化の5のステップをこなしておりません。

2019年3月 4日 (月曜日)

ある男を真似ろ:出川哲郎

僕の名前は、Masaponというのですが、ほとんどの方は、僕と会ったこともなければ
顔も声も知らないと思います。

なので、簡潔にではありますが、僕のこれまでのプロフィールについて、ここで、勇気を出して公開することにしました。

僕は普段、「英会話の伝道師」としてインターネット上で日本人(主に学生)向けに英会話力を高めるための情報を提供しています。

間違いだらけの英語を話すのが恥ずかしいって人へ、簡単な克服法を教えます

英会話を極めるマインドセット

英語を話す練習をしようにも、間違えるのが恥ずかしくて、積極的になれない。

ペラペラと英語を話す人を横目に、自分はスピードも遅い(と感じる)し、発音もあまり上手ではない(と感じる)。

そういったことが原因で、本来は誰もが持つ英会話の才能の芽を自ら潰してしまう人が多いですね。

今回は、そんな悩みを持つ方向けに誰でもできる簡単な克服法をお伝えしようと思います。ちゃんとトレーニングを積めば、いずれ日本語を話すような感覚で英語を話せるようになるのに…

何かしらの原因で、英語を話すことに抵抗を感じていると、「英語モードの脳の発達」に
常時ブレーキがかかってしまいます。

たとえばここに、超有能な講師が教鞭を取っている有名な英語教室があったとしましょう。

学習者の違い

そんな評判が口コミとなって、地域のコミュニティの間で話題をかっさらっているとします。

同じ時期に、2人の生徒がその教室に入会したのですが…

同じ英語の授業を受けても、片方は数ヶ月でペラペラになったものの、もう片方は何年通っても話せない。

このようなエピソードは、英語教室だけに限った話ではなく、予備校や留学、通信教育など色んな学習形態で見られます。

さて、この2名の違いは一体どこから生じているでしょうか

勘の良い方であれば、すぐに答えが分かると思います。英会話が得意になる人の共通点は、「とにかく積極的に喋ってみる」ことに他ならないのです。

最初の頃は、誰であっても英語が下手な状態で、単語のひとつもろくに出てきません。英語が下手だからこそ、それを恥ずかしいと思ってしまい、話すのをやめてしまうか…

それとも、英語が下手だからこそ、早く克服したいと思い、どんどん話す練習をするか……

同じスクールに通っていたとしても、片方の生徒(A君)は積極的に英語を使いもう片方の生徒(B君)は遠慮気味。

A君は、たとえ間違っていても苦手な英語を克服するために積極的に周囲に話し掛けますが、B君は、受け身で完璧主義な性格ゆえ、間違うことを必要以上に恐れてしまい、全く話すことができません。

受け身で完璧主義なB君は、自分が間違った英語を話すことを「恥ずかしい」と捉えます。

しかし、真逆の性格を持つA君は、英語を間違えることではなく、自分が何も意見を話せないことを「恥ずかしい」と捉えます。

ざっくばらんに言うと、君は(良い意味で)アメリカ人気質であり、B君は(悪い意味で)日本人気質ですね。

ちなみにこの文章を書いているMasaponはかつて、あからさまな日本人気質でした。

なので、アメリカ人気質であるA君の思考や感性よりも、B君の心理がよく分かってしまうのです。

「変なことを言ったらどうしよう」「バカだと思われたら恥ずかしい」という完璧主義にとらわれ、なかなかそれを克服できなかったので、「会話ができない」という人の心情が、
ものすごく理解できてしまうのです。

なぜ、恥ずかしいのか

「積極的に英語を話して苦手を克服しよう!」

だなんて言われても、自分が頓珍漢なことを言ってしまったらその瞬間、恥ずかしいし、逃げたくなる。

これが、完璧主義の傾向が強い多くの日本人の心理状態でしょう。

小中学校・高校の英語教育では「テストで間違えたら減点する」という文化で育っています。

テレビのワイドショーをつけても、政治家や芸能人が何か間違いを犯すと一斉に叩かれる光景を見て育ちます。

間違えることは悪いことだ、という固定観念が、日本人には無意識に植え付けられているのです。

街中の本屋には、* その英語、恥ずかしいですよ!* ネイティブはそんな表現使いません!
といった、日本人の「恥」を煽る本のタイトルが並んでいるのを誰もが一度は目にしています。

単語や文法を間違えた時、「その表現はおかしい!」と突っ込みを入れてくるのは、英語圏に住む外国人ではなく、必ずと言ってよいほど「日本人」ですね。

間違いを恐れない男

・発音も間違いだらけ・文法も間違いだらけ・単語も間違いだらけそんな状態でも、堂々と英語を話して、初対面の外国人たちと積極的に、笑顔で話しかけまくる日本人がいます。

さて、誰のことでしょうか

分かる人には分かりますね。芸人の「出川哲郎さん」です。

彼の話す英語は、バイリンガルの視点から見ると間違いだらけなのですが、単語も、文法も、発音も何一つ合っていないのに、なぜか外国人と意思の疎通ができるのです。

彼は自身の間違いだらけの英語を「恥ずかしい」などとは思いません。

むしろ「相手に伝われば間違いではない」と言わんばかりに、堂々としています。

たとえば……

「スカイもっとベリベリ!
 ベリベリスカイアース!」
(Sky motto very very!
 Very very sky earth!)

という言葉は、一見すると意味不明な英語ですが、「宇宙」という英単語を知らなくても意外と通じるという好例でした。

他にも出川イングリッシュには、独特なレパートリーがいくつも存在しています。

厳選出川語録

* 国際連合(United Nations)を
「ワールドホームセンター」

* アメリカ人に向かって
「キャンユースピークイングリッシュ」

* “All men are created equal”
(全ての人間は平等に創られた)を
「オーメン クレイジーピーポー」

* 次の駅で降りればいいか確認する時に、
「マイマイじゃあネクストでドン」

* ホテルのフロントで鍵を受け取る時に、
「ワンルーム キー カモン」

* 自由の女神(Statue of Liberty)を
「フリーウーマン」

* アヒル(Duck)を「ガーガーチキン」
or「ホワイトチキン」

* イギリスにある大英博物館を
「イングランド オールド アウトレットセンター」
or「イングランド ヒストリーセンター」

* 座っている女性に話し掛けるときに
「ハーイ ビューティフォー」

* 人が一番集まる観光地を聞きたい時に
「メニメニピーポー ナンバーワン ホヮッツ」

* 国会議事堂(Houses of Parliament)を
「イングランド ナンバーワン
 メニメニピーポー トークハウス」

* 科学博物館を「サイレントボール」
or「ベリベリアインシュタイン」

* ベンチでバナナを食べている人に
「アイラブバナナ」「バナナデリシャス」

* これはパンじゃないのを「ノーパン」

* 行先(植物園)が同じ通行人に対して、
「マイもガーデン」「ユーもガーデン」
「オウ!一緒ね!ウィズウィズ!」

* 迷路(Maze)を
「ノードアミステリーハウス」

* 失恋博物館(A museum of Broken relationship)を
  「ボーイズアンドガールズ ノーラブラブミュージアム」
   「ノーキスミーミュージアム」
   「ノーラブミーミュージアム」

* 消しゴム(Eraser)を
「ごしごしゴム」

帰国子女の英語

街中の人々に話し掛ける際、『出川ガール』の一員でもあり、帰国子女の河北麻友子さんは

“Can I ask you something”と、(礼儀正しく)質問していました。

しかし、道行く人は“Sorry, I can’t speak English”と、冷たく彼女を突き放します。

こうした様子を見かねた出川哲郎は、「質問いいですかなんていらない!」と、彼女にアドバイスをしています。

街中の街頭アンケートで、「ちょっとよろしいですか」などといちいち尋ねられたら、通行人は警戒心を働かせます。

それを十分に理解していた出川氏は、質問は直球で聞くべきだ、という独自のコミュニケーション術を提供。

英語がペラペラなのは、誰がどう見ても明らかに「お嬢」の方なのですが、魂で伝える英語を理解した出川は、人間心理を極限まで理解しているため、100発100中で答えが返ってくるのです。

単語や文法、発音、リスニングは間違いだらけであるにも関わらず、彼の中に「恥ずかしい」という無駄な遠慮や完璧主義は、一切存在していません。

彼の姿勢から、僕らが学べることはかなり多いと言えるでしょうね。

「でも出川は英語上達してない!」という反論があるかもしれません。

確かにその通りですが、あれは彼の芸風であるがゆえにあえて事務所が放置しているのであって、あの天性のコミュニケーション力と圧倒的なメンタルの強さがあれば、バイリンガルは鬼に金棒です!

彼の動きをよく観察してみれば、リアクションの取り方とか、表情・身振り手振りの使い方とか、色んな工夫が隠されているのを見て取れるはずです。

テレビ的にはおいしい
出川哲郎&河北麻友子主催の「はじめてのおつかい in ○○」という番組は、哲ちゃんが英語を間違えまくるからこそ視聴者は面白く感じるし、テレビ的にもおいしいのです。

この事例を元に考えれば、間違った英語を話すことは、全然恥ずかしいことではありません。

むしろ、間違えても堂々としていれば、周囲に安心感を与えるし、笑いも取れて人気者になれます。

自分があたかも出川哲郎になったと想像して今後は英語を話してみましょう。

それこそが、「恥ずかしくて英語を話せない」という悩みの克服法です。

分からない単語がいっぱい出てきても、自分の知っている単語だけを駆使して、何とか強引に意思を伝えるのです。

仮に間違えたとしても、あなたは出川哲郎なのですから、痛くも痒くもないはずでしょう

今日からあなたは出川です。
彼になったつもりで、日常生活を送ってみて下さい。

え、「嫌だ」ってまあまあそんなこと言わずに、出川モードにトライしてみましょうよ。

語彙力の少ない今のうちに、このトレーニングを積むことで、恐ろしい程のコミュ力が得られますから。

出川哲郎という男の場合、中学レベルの英語もあやふやでしたが、もしもあなたが彼以上の英語力を有しているのであれば、ハードルは限りなく下がりますし、

いずれコミュ力+英語力を兼ね備えた、無敵のバイリンガルへと変貌します。

間違えることを、決して恐れてはいけません。間違った英語を話すことは、「恥ずかしい」のではなく、むしろ「おいしい」のです。

ていうか、間違っていようが周囲に恥ずかしいって思われようが、お構いなしに英語を話し続ける人は、いずれ周囲を全員追い越せますよ。

一度、積極性を身につけてしまえば、あとはちょっとしたトレーニングを順番通りに積めば良いだけですから。

大きな間違い

受け身で完璧主義なB君の問題は充分なネイティブを真似る練習ができていないからの問題であり、間違いを恐れる事でありません。大人でも間違いを恐れるのは自然な事です。

英語を話す時に間違えるのは悪い事ではありません。しかし、言葉は間違いを恐れずに話しても、英語が上手になる事は絶対にありません。多くの場合に悪い癖がつく恐れがあります。

コメディアンとはバカをするから面白いのではありません。利口な者がバカな事するから面白いのです。出川のようにバカがバカをやって楽しいと思うのは本当の楽しさでありません。

テレビ番組は視聴率が取れるならなんでやります。しかし、英語を話すと言う事は考えや感情を表現する訳で、必ずしも笑いを取るものではありません。

大人だって英語を間違えて笑われるのは好きではありません。子供だってそれは嫌だと思います。

英語はツールですが、笑いを取るツールではありません。考えや感情を伝えるツールです。そして英語を話す事をアピールする事で自分の知性や教養もアピールできます。

上記のように英語を話して笑いを取るのは、自分の知性や教養のお粗末さをアピールするもので、英語を話す目的とはかけ離れています。

英語を学ぶ最短の道はネイティブを真似る事です。つまり正しい発音や表現や使い方を学ぶ方法が最も効果的な方法です。これは間違いを排除する学習方法です。

言語はこのように間違いを排除する方が効果的な学習ができます。達人を真似る事が最も効果的な学習です。

つまりデタラメ英語を話す事は恥ずかしいだけでなく、そして悪い癖がつくだけでなく、非常に効率の悪い学習方法なのです。なんのメリットも良い事もないのです。

2019年3月 1日 (金曜日)

音声変化(リエゾン)で音がくっつく

消える日本人が知らない英語発音のルール

プライムイングリッシュが次のような説明をしています。

英語は読めるけど、リスニングが苦手なんだよなぁ…
こんな風に、リスニングに苦手意識を持っている人はたくさんいらっしゃいます。
私が大学受験のために勉強していた頃も英文は読めるのにリスニングが全然できなくて悩んでいたものです。

「英語が聞き取れない原因」でも説明しましたが、日本人がリスニングを苦手とする原因の1つは、英語の音声変化を知らないからです。
英語の音の変化のパターンを知っておけば、リスニング・スピーキング両方のスキルを伸ばすことができます。音を聞き取りやすくなるし、話し方もネイティブっぽくなりカタカナ英語から卒業できます。

また、TOEICのリスニングで聞くナレーターも音声変化はバシバシ使うので、TOEIC受験者も知っておくべき知識です。
本記事では英語でよく起こる音声変化の主なパターンを紹介するとともに、音声変化に特化したおすすめ教材についても言及します。
ぜひ音声変化を理解して、英会話やTOEIC対策に活かしてください。

学校で教えてもらえない「英語の音声変化」のルール
日本人が英語の音の変化について知らないのは英文和訳中心の学校教育に問題があります。
授業中に先生が音読したり、生徒に読ませたりすることはありますが、ネイティブのような標準的な発音で読むとどう聞こえるのかということを学ぶ機会はほぼ0です。
ネイティブスピーカーは教科書的な話し方ではなく、ここで説明するような音声変化をたくさん使って英語を話しています。

残念なことに、私たちは日本人は生きた英語の音を聞く機会が圧倒的に少ないために、英語の音の変化を学ぶことなく社会人になってしまうのです。
音声変化(リエゾン)が起こる理由は、「そのほうが話しやすい」から
英語は独特のリズムに引っ張られて音声変化が起こる
日本語は声の強弱や抑揚が少ない言語ですが、英語は日本語と違って独特な強弱のリズムがあります。

・What type of document do you need
・Did you buy this car on your own
・I thought you told me she was an artist.
・I don’ understand why he said such a thing.

このように英語は一定の間隔で強めに発音される音が登場するという特徴があります。英語独特のイントネーションを維持しつつ、スムーズに話そうとするとどうしても音声の変化が起こるのです。

ネイティブスピーカーは省エネ型の英語を話したがる
音の変化が起こる理由をザックリ言うと、「そのほうが話しやすい」からです。先ほどお伝えしたように、一定間隔で現れる強弱のリズムが生み出すイントネーションが、英語らしい音を作っています。

このリズムに合わせて不自然にならないように話そうとすると、音がくっついたり、抜け落ちたり、弱く発音されたり、などの省エネ型の発声になるわけです。
例えば”Nice to meet you”と言うとき、「ナイス、トゥ、ミート、ユー」ではなく「ナイストゥミーチュウ」に近い発音になります。隣り合う単語とくっついたり、”t”などの発音されない文字があったります。
逆に、これを単語ごとに区切って、Nice / to / meet / you と1個ずつはっきり発音してしまうと、不自然に聞こえます。

つまり省エネ型で話すときの英語こそが、より自然な英語ということになります。

英語のリスニングが苦手な日本人が多いのは仕方ないことです。日本語は、音の変化がとても少ない言語です。

日本語で「はじめまして」はふつうに「は、じ、め、ま、し、て」と発音します。
ゆっくり話しても、早口で話しても変わらないし、「はじめまして」の後に続く言葉が何であろうと、音が変わることはほとんどありません。
「しょうがない」を「しゃあない」と言ったり、「かいいん」を「かぁいん」と言ったりなどの例はいくつかありますが…

それに比べて、英語は音声変化のオンパレードです。
海外ドラマや映画を観ていると気づくのですが、役者さんが急にモゴモゴと曖昧な発音になったり、急に早口になったように感じるときがあります。
これがまさに「省エネ型の発音」です。ネイティブスピーカーの話す英語には、「省エネ型」の発音が頻繁に使われています。

これはTOEICのリスニング教材にも当てはまります。
TOEICのリスニング問題は、ナチュラルスピードより遅いですが、音声変化がふつうに使われているのでTOEIC対策をする人も英語の音の変化には慣れておくことが必要です。
これでリスニングはOK!英語の音声変化(リエゾン) 6パターン
音の変化にはパターンがあるので、それを押さえることでリスニング力は劇的に改善されます。さらにTOEICのリスニングパートのスコアUPにもつながるので、音声変化を知ることは良いことばかりです。

英語特有の音の変化のパターンは次の通りです。
連結
同化
脱落
短縮
弱形/強形
変形

①連結 となり合う音同士がくっつく
連結はリエゾン、リンキングとも呼ばれる音声変化で最も頻繁に起こるパターンです。
ルールは単純で、子音で終わる単語の次に母音で始まる単語が来ると連結が起こります。連結が起こる場合、リスニングでは単語の切れ目をはっきり聞き取ることができません。単語の間に空白(半角スペース)がなくなって、1つの単語のように聞こえます。
Take it easy [テイク イット イーズィー]ではなく[テイキッリーズィー]
check it out [チェック イット アウト]ではなく[チェッキラゥ]
not at all[ノット アット オール]ではなく[ノッタットール]
この他にも、get out(ゲッダアウ)、get up(ゲダッ)、come on(カモン)、half an hour(ハーファナウア)なども連結によって発音されます。

②脱落 発音されなくなる音
文章で話すときに、単語の一部の音が発音されなくなるのが「脱落」です。単語1つだけとか、ゆっくりのスピードで話すと聞こえるのですが、ふつうに話している時には消えてしまいます。
代表的なのが、単語の最後にあるp, b, t, d, k, gなどの破裂音です。
語尾に破裂音が来ると、たいていは発音されずに脱落します。
脱落には次のような例があります。

Good mornin(g). (最後のgが消える)
Tell me about i(t). (最後のtが消える)
make u(p) (最後のpが消える)
ge(t) bac(k) (t,bが消える)

破裂音を出すためには、その都度喉の奥のほうから息を吐き出さなくてはいけないので音を作るのが大変です。
それをナチュラルスピードで話すときにマジメにやっていては英語のリズムにうまく乗ることができず、疲れるので脱落が起こるというわけです。

③同化 2つの音がくっついて別の音に変わる
同化は連結と似た現象が、音の変わり方がもっと激しいパターンです。
洋楽の歌詞でよく出る wanna (ワナ) が代表例です。wanna のもともとの形は want to です。
I want to play tennis every day → I wanna play tennis every day.
このように隣り合う音が影響し合って、別の音に変わってしまうのが同化です。wannaのほかにも以下のような同化の例があります。
・going to [ゴナ] ・as you [アジュー] ・did you [ディジュー] ・would you [ウジュ] ・could you [クッジュー] ・of course [オフコース]
中学レベルの単語ですが、同化されることを知らないと何を言っているのか分からなくなります。
特にTOEICの場合、Part2のリスニング問題で質問文を聞き取るときにdid youやwould youなどの疑問形の同化を知っておくと、正確にリスニングするのに役立ちますよ。

④短縮 2つの単語が縮んで1つになる
2つの単語が縮んで短くなってしまう現象が、短縮です。
短縮は文字通り音が短くなります。
たとえば、I am -> I’m のように綴りも変わります。
I’mのほかにも、you are -> you’re、He will -> He’ll、should have -> should’veなどがあります。

⑤弱形 / 強形 弱い音で発音される
英語独特のリズムに引っ張られて、小さい音で発音される音声変化を弱形と言います。
音が弱く読まれる単語としては冠詞、前置詞、代名詞、be動詞、接続詞などがあり、実際に聞いてみると言っているのかいないのか分からないくらいの音量で発音されます。
音そのものが、聞き取りにくいので「テキストには書いてあるのに何度聞いてもきちんと聞き取れない」という場面がよくありますが、リスニングができないと嘆く必要はありません。元々きちんと発音されていないのですから。
次の例文を見てください。

That’s right. I knowthatyou have the same opinion as mine.
このとき”that”が2つ出てきますね。最初の”that”ははっきりと発音されるので、ほとんどの人が聞き取ることができます。しかし2つ目の「接続詞」の”that”は英語のリズムの中で音が弱くなり、[ザッ] みたいな曖昧な発音になります。
これが英語の音の変化でよくある「弱形」「強形」のパターンです。

英語の授業で初めてthatが出てきたとき、先生は強形で「thatは[ザット]と読むんだぞ」と教えてくれますが、ネイティブが良く使う弱形の[ザッ]になる場合があることは、なぜかちゃんと教えてもらえません。
強形の音しか知らない状態でリスニングすると、弱系の発音になったときに聞き取れなくなります。
英語は強弱のリズムを繰り返すという独特のイントネーションがあるので、弱形、強形の両方の発音を覚えておきましょう。

⑥変形 元々の読みから音が変わる
アルファベットの元々の読みの音から変わってしまうのが変形です。
例えば、[t]の音がラ行の音に変わることです。bottleやlittleのような”tt”も[ボトゥル]よりも[ボロゥル]と発音したほうがネイティブっぽくなります。日本語の「ろ」の音を弱々しくしたような音ですね。

Can you give me the bottle
There’s a little plate on the table.
音が聞こえにくい「弱形」「脱落」に要注意!!
ネイティブスピーカーの話す英語がすごく速く聞こえる1つの原因が音声変化です。
日本語は1つ1つの音を丁寧に発音するので、私たちはついつい英語でもその感覚でリスニングしたくなるのですが、英語の感覚に合わせて聞くことが大事です。
特に要注意なのが「弱形」「脱落」です。

音がほとんど聞こえなくなる、もしくは一部が抜けてしまうので、知らずに聞くと「全然聞き取れない!」と混乱してしまいます。
英語を聞いて書き取る「ディクテーション」の練習をしたことのある人は「英文を見たら、何度再生しても聞き取れない単語・文字が入っていた」という経験はないでしょうか
たとえば冠詞のaやthe、代名詞のherやhimなどです。ネイティブスピーカーはこれらの単語をほとんど聞こえないくらいの音量でさらりと流してしまうので、私たち日本人の耳には超ハイスピードに聞こえてしまいます。

弱形・脱落について知っておくと、英語を聞くときに自分の頭の中で単語や文字を補えるようになり、ついていける音声のスピードも上っていきます。

音声変化(リエゾン)を聞き分けるリスニング力を身につける方法
「聞き流し」ではない体系的なトレーニングが大切
英語は一連の文章で発音されると、音が変化したり、弱くなったりする言語です。
音声変化を聞き分けられるようにならないと、たとえ100回聞き流しをしたところで私たち日本人の耳は「英語を聞いて意味を理解できる」レベルまで進化することができません。
リスニング学習の中に音声変化を聞き分けるトレーニングを組み込むことが大切です。

それも、できるだけ初期の段階で集中的に学ぶことで、将来のTOEIC対策や英会話レッスンが楽になって上達スピードも上がります。

音声変化を学べる英語教材オススメはこれ!
英会話スクールでは、場当たり的に「このrun awayはランナウェイみたいに発音します」と教えてもらうことはあっても、体系的にルールを学べる機会はほとんどありません。
体系的なトレーニングをしたい場合、それを想定した教材を使うことがポイントです。

プライムイングリッシュ
【プライムイングリッシュ】は英語の音声変化のルールを体系的に学び、ネイティブ並みの発音とリズムを身につけることでリスニング力を飛躍的に伸ばすことができる教材です。
教材の開発者は、「世界一受けたい授業」に出演したSummer Rane(サマー・レイン)先生。

動画をご覧になって分かる通り、サマー先生は日本語をとても流暢に話します。
彼女が日本語を習得した時の学習法をもとに、日本人が英語の音声変化に対応できるリスニング力を習得できるように開発されたのがプライムイングリッシュです。
例えば、”What do you want to do”

ネイティブはこれを「ワドゥヤワナドゥ」のように発音します。教科書で教わるような「ワットドゥユーワントトゥードゥ」とはかけ離れています。
音声変化するとまるで知らない言葉のようになり、聞き取りができなくなるのです。
しかし、最初聞き取れなかった人でも、「ワドゥヤワナドゥ」のように発音されることを意識して(知って)聞くと、聞き取れるようになります。
*公式サイトより引用
音声変化のルールを知ることで「レリゴー」や「チェケラゥ」などのネイティブの発音を聞いたときにも、頭の中で英単語とリンクさせて意味をつかめるようになります。

ネイティブの人が作った多くの英語教材は「ネイティブならこんな表現で話すよ」という事を教えてくれますが、彼らの英語をリスニングするノウハウを理論的に教えてくれるものは少ないです。

それは、多くのネイティブは日本人がなぜ英語を聞き取るのに苦労しているのかを理解できないからです。

サマー先生は自分で苦労して日本語を習得した人なので、ネイティブがどんな発音をするのかを日本語で論理的で解説できます。そして教材は彼女が日本語を習得した学習メソッドが実践できるように作られています。

これこそがプライムイングリッシュの最大のメリットです。
しかし、聞き流すだけの教材とは違うのでサマー先生のおすすめする学習法に沿って、学習時間をきちんと確保して自主的に進めていく「計画性」が求められます。最後までやり遂げるのは楽ではないと言えます。
とは言え、プライムイングリッシュは音声変化を体系的に学べる良質な教材です。
しっかり学ぶことでTOEICのリスニングの点数UP、英会話のレベルアップを実現してあなたの英語をひとつ上のレベルへと引き上げることができます。
・英語をがんばって勉強してもリスニングがいつまでたっても上達しない
・英語をシャワーのように浴びても大して聞き取れるようにならなかった
そういう悩みをお持ちの人は、ぜひプライムイングリッシュを活用してください。

大きな間違い
ネイティブは「ワドゥヤワナドゥ」のように発音します。教科書で教わるような「ワットドゥユーワントトゥードゥ」とは発音しません。

ではどちらが正しい、自然な音かと言えば「ワドゥヤワナドゥ」の方が正しいのです。言語音は連続的に変化する音のストリームです。つまり最初から全部がつながっています。

そのために音の変化と言われる、同化や脱や短縮や弱形や強形や変形がありません。音の変化があると考えるのは、英語の基本の音があると考えるからです。

音声学の音素は概念の音です。そのような音があると考えているだけです。母音と子音も同様です。言語音には母音と子音があります。この2つの分類あるのは事実です。しかし、KAと言う言語音はKと言う子音とAの母音が同格で並んでいるのではありません。

KAの音はKの子音とその隣にAがあると、概念上考えているだけです。KAの音は物理的には分離できません。実はKもAもほぼ同時に調音されており、Kの後に母音が調音されているのではありません。

KIの音のKとKAの音のKとは同じではありません。しかし、音声学ではKは同じ音素と扱うのです。単に音を分類するとそうなるだけの事です。

ネイティブは普通に最初から「ワドゥヤワナドゥ」のように発音します。教科書で教わるような「ワットドゥユーワントトゥードゥ」とは発音しません。

もともとつながっている音ですから同化や脱や短縮や弱形や強形や変形などしません。自然な音が連続的に並んでいるだけです。

音の変化のルールなどありません。英語のThank you.は音の変化の連結でサンキューになったのではありません。最初からずっとサンキューなのです。

例えばoftenのような場合はオフンのようにTが発音されない場合も、オフツンのようにTが発音される場合もあります。Tが発音されない場合は脱落した訳ではなく、最初からオフンのように発音している音なのです。

英語の音は連続的変化する音のストリームですから、その音のストリームに最小限必要な音が並んでいるのです。

日本語では「おはようございます。」や「おはよう。」や「おは。」があります。そのような言い方でも意味が通じるわけで、「おはようございます。」の表現の音が脱落してそのような音になったのではありません。

言語音は連続的に変化するのですから、音の変化はしませんし、もちろんそのような音の変化のルールもありません。

日本語でも「おはようございます。」や「おはよう。」や「おは。」があるのは、ルールがあってそのような言い方が存在するのではなく、そのような言い方をするだけです。

音声認識は記憶にある音と聞いた音の照合ですから、覚えないとその音を聞き取る事はできません。

音声変化で音がくっつくのではなく、そのような自然な発音をしているだけです。音の変化のルールを知っても、音を覚えないと聞き取る事はできません。

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