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2018年6月17日 (日曜日)

なぞ単英会話

ネットで次のようなレビューがあります。
藤永丈司氏のなぞ単英会話で押さえたいポイントについて

1. 前提とするべき考え
藤永氏の講座の動画では、大体いつも同じストーリーを話します。

英語が苦手で高校の時偏差値40から、上智大学比較文化学部を卒業し、初受験でTOEIC990点の満点をとって、英検 1 級もとって、それから小学校の英語の指導者資格も持っている。

日本の学校教育では英語が伸びなかったが、独自の方法でやったことでここまで英語を極めました、だからあなたも私の方法でやれば簡単に英語がペラペラになりますよ、という論法です。

実際に過去の藤永氏の教材で、結果が出た人ももちろんいるでしょうが、ネットの口コミで「藤永氏みたいな天才肌の人がやれば 英語力は伸びるかもしれないが、普通の人がやっても効果は薄い」という意見も見たことがあります。

別に藤永氏が騙しているというわけではなく、ここで言いたいのは、どんなに講師がすごい結果を出していても、その生徒もすごい結果を出すとは限らない、

だから、講師の経歴や結果の派手さに目を奪われず、あくまで中身と、生徒の実績を見て決めたほうがいいということです。

その前提の上で、中身を見ていきましょう。

2. 方向性はバッチリ
今回の講座では、「中学生が話せるような英単語で、シンプルに話せるようになること」を
目標として作られているようです。

その理由として、「海外ドラマはたった350 個の単語でできている」という書籍の例を挙げています。

珍しい、難しい単語は、全セリフのうちの19%で、81%は中学 1 年生レベルの単語が使われている、とのことです。

極端な話をすれば、350個覚えていれば大体会話の内容はわかる、だからまずは日常会話でよく使われる中学英語の単語を覚えて、難しい英単語は後から少しずつ覚えればいい、という方針のようです。

私はこの方針には大賛成です。非常に効率的な考え方です。

3. なぞ単英会話の特徴
では、今回の教材はどのようなものでしょうか。
上記の考えから、今回の教材は会話に必要な中学レベルの英単語を覚える、というコンセプトで作られています。

その覚え方が独特で、主に3ステップに分かれています。

ステップ1
なぞなぞを聞いて頭にイメージを植え付ける、というやりかたをしています。

例えば、appleを覚える時にいきなり「りんご」という意味を言わずに「白雪姫が食べた赤くて丸い果物といえば?」というなぞなぞを先に聞かせます。

そうすることでappleの「イメージ」を身につけるのだそうです。

ステップ2
次に Apple を使った例文が出てくるのですが、その例文は品詞毎に分解されて
日→英の順番で言われます。

つまり、りんごのイメージを覚えた後にI ate an apple yesterday.という例文を覚えるのですが、それを「私は昨日1個のりんごを食べた」→I ate an apple yesterday.
というふうに音声は流れず、「私は/食べた/1 個のりんごを/昨日」というふうに英語の語順そのままに品詞毎に分解して日本語がながれ、そのあとに英文が流れてきます。

こうすることで、英語の語順感覚を身につけるのだそうです。

ステップ3
そして、最後に英英辞典風に単語の意味を説明された音声を聞きます。

appleであれば、「An apple is a round fruit with red skin and white flesh.」
みたいな英文が流れます。

英語を英語で説明している文章を聞いて、その表現を覚えることで英語を言い換える力を身につける、とのことです。

ここまでが一連の流れで、これを中学レベルの1000 単語分繰り返していく、というのが今回の教材のようです。

4. ステップ1 単語のなぞなぞについて
さて、各ステップに対して私の所感を述べていきます。

まずステップ1の英単語のイメージをなぞなぞで覚える、ということですが、個人的には
「うーん・・」という感じです苦笑。

そもそもの趣旨が、「英会話で8割使われる基本単語を覚える」なので、出て来る英単語も中学レベルです。つまり、大部分は簡単な英語です。それをわざわざなぞなぞを使って覚えることが有効でしょうか?

appleなんて「白雪姫が食べた赤くて丸い果物といえば?」というなぞなぞを使わなくても

ストレートに「りんご」って覚えれば十分イメージできるのに、という印象です。おそらく、ステップ3の英英辞典の意味と関連させて覚えさせたいのかなと思います

「白雪姫が食べた赤くて丸い果物といえば?」の「赤くて丸い果物」の部分が、「An apple is a round fruit with red skin and white flesh.」の英文の中にも入っているからです。

5. ステップ2に関して
英単語を例文で覚えるのは理に叶っています。

実践の事を考えれば英文ごと覚えたほうが口からスラスラ出ます。

ただ、英文を品詞ごとにぶつ切りにして和訳していくのは個人的には分かりにくいと思います。

例えば、以前の藤永氏の教材でもありましたが、「私たちはそのニュースを聞いて嬉しいです」という文を作るのに、

"We are glad to hear the news"を「私たちは」「です」「嬉しい」「聞いて」「そのニュースを」という具合にぶつ切りにしながら覚えていくのですが、単純にこの文章はbe glad to 動詞の原形で「~して嬉しい」という熟語を覚えればわざわざぶつ切りにしなくてもすぐに語順は覚えられます。

文法と熟語を覚えればすぐにできるような英文を、いちいちぶつ切りにすると逆にわかりづらくなります。

英語の語順はたしかに日本語の語順と異なるのですが、それは普通に文法がわかっていて、例文を覚えて行けば自然と覚えます。

それをわざわざぶつ切りにして「英語の語順に慣れれば文法の勉強は不要です」と言っても、それは楽に勉強しようとして逆にややこしくしている場合があるのです。

普通に文法や熟語を覚えたほうが結果的に楽です。

6. ステップ3に関して
英英辞典のように英語を英語で説明していくのは効果的だと思います。

「りんご」を単にappleと覚えるだけでなく、「An apple is a round fruit with red skin and white flesh.」と言えるようになると、自分の言いたいことを英語で言う力が増します。

ただ、初心者にとってはレベルが少し高いと思います。

動画で藤永氏も言ってたように、まずは聞き流しながらよく出てくる表現を覚えていく、
ぐらいでもいいかもしれません。

大きな間違い
7. まとめ
全体的な印象としては、面白い試みもあるけども効果はどうだろう?と疑問を持つ印象です。

「本を読むのも、動画を見るのもめんどくさい。何もかもめんどくさいけど、スラスラ英語を話したい人へ 究極の聞くだけ英会話教材が誕生!」と煽っています。

普通に勉強することを否定して簡単で斬新な方法を提案するあまり、普通に勉強したほうがいいことまで逆に難しくしている印象です。

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