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2018年5月16日 (水曜日)

英語力とサッカーの相関関係

文春オンラインに次のような記事があります。

 

一人の元Jリーガーがいる。森安洋文、33歳。 豪州No.1チームであるシドニーFCでプロサッカー選手のキャリアをスタートし、アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)の舞台でも活躍。そこからJ2岐阜へ移籍した逆輸入選手で、3年前に現役を引退した。

 

彼は今、「スポーツ選手と言葉」という課題に取り組もうと奔走している。

引退後、森安は関西で「Football Heroes」という会社を立ち上げた。目指すのは、子どもたちやプロを目指す選手たちに、サッカーと英語を結びつける場を提供することだ。

「いまは幼稚園から小学生の子どもたちを中心に、英語でサッカーを教える教室をメインに運営しています。他にも海外でプレーを考えている学生の支援活動も行っていますね」

 大切なのは、形式通りの学習ではなく、現場で武器になる“活きた英語”をいかに修得してもらうかだ。

 

「結局、プロになってから『よし海外に行こう』『じゃあ英語を勉強しないと』ではなかなか身につかないんです。座学や英会話教室の英語とスポーツの世界で求められる英語は、少し違う。それに加えて日本の場合は、多くの人の根底に『英語は勉強するもの』という苦手意識がある。それをどうにか変えたいんです。

 

日本人は真面目で、話すときも完璧な文法で話そうとします。いま、日本の大学生に教えていると、TOEIC900点以上取るような子でも、通常の会話の速度では『How are you doing?』といったレベルのあいさつにポカーンとしてしまって、キャッチボールが成り立たないこともザラにある。生活の中での英会話の経験値が圧倒的に足りていないんです。せっかくしっかりしたベースがあるのに、すごくもったいないなと」コーチを体験して「やっぱりまだ現役でやりたい」。

 

その想いの根底には、自分がプロ選手という夢を掴めたのは、言葉の力があったからだという考えがある。

森安は1歳のころに父親の転勤の都合でアメリカに移住した。5歳になると兄を追うようにしてサッカーを始めた。小学校1年生から3年生の間は日本にもどり、その後、小4から中3までの6年間はまたアメリカでサッカーを続けた。高校3年間は日本に戻り、清水エスパルスユースに入団。右サイドバックのレギュラーとして活躍し、静岡県の国体選抜にも選出されるなど結果を残したが、プロとしてのキャリアは開けなかったという。

「なかなかJリーグから声がかからず、24歳の時にエスパルスユースのスクールから話をもらったんです。そこでコーチを2週間くらい体験させてもらった。コーチになるということは、引退ですよね。もうサッカー選手としては若くない年齢だったし、悩む部分も大きかった。

 

でも、実際に指導をしてみると『やっぱりまだ現役でやりたい。このまま引退したら後悔しか残らない』という思いが消せなかったんです。幸い自分のキャリアのおかげで英語は話せたので、せっかくなら最後に英語圏で挑戦してみようかなと。それまで南半球は行ったことなかったので、オーストラリアが面白そうだなと思って、単身乗り込んだんです」

「僕はJリーガーなんだ」とブラフも織り交ぜたが、別に伝手があったわけではない。

 

当時の豪州はプロリーグができたばかりで、外国人選手が数多くいる状況でもなかった。

「まずは2部リーグのチームの練習を調べて、そこに突撃しました。練習会場に行って、その時の監督さんに『ちょっと練習に混ざっていいか』という感じで。その時は『僕はJリーガーなんだ』って言ったりもしましたけど(笑)。向こうの人は詳しい事情は知らないんで、そういうブラフも織り交ぜて。それで練習に参加しているうちに、契約してくれることになったんです。

 

後々クラブの会長と話をしたら『もし俺があの時練習場に居たら、飛び入りのお前を練習に参加なんかさせなかったよ』と言っていたので、いろんな運やタイミングが重なって入団できた部分も大きいですね。そこからフロントの人が『活躍したらシドニーの知り合いにも伝えておくよ』と言ってくれて、頑張って結果を出して今度はシドニーFCの練習に混ぜてもらって、そこでの動きを認められてようやくシドニーFCに入団できたんです」

 

そんな豪州でのプロ生活の中で再認識したのが、語学力の重要性だったのだという。

「単純にサッカーの実力だけを見た時、僕より上手い選手なんてたくさんいました。でも、英語でのコミュニケーション能力の部分で秀でることができたからこそ、豪州のNo.1クラブで戦うことができたんだと思います」

 

誰も通訳をつけることなく普通に会話していた。

一方で、同時に感じたのが、他国の選手たちの語学能力の高さだった。

「当時のシドニーFCには僕以外にも韓国人、オランダ人、フィンランド人の選手がいて、監督はチェコ人。でも、誰も通訳をつけることなく英語で普通にコミュニケーションをとっていた。僕みたいな特殊なバックボーンの人間はともかくとして、他の英語が母国語ではない国の選手も普通に話せていたので、語学によるコミュニケーション能力の育成環境は明らかに日本よりも良いと感じたんです」

 

そして、その点こそが日本の選手に欠けている部分だとも痛感しているという。

「サッカーの技術が素晴らしい選手でも、いざ海外に出ると環境に馴染めず、コミュニケーション能力の差で活躍できないケースも多い。言葉のできない選手とできる選手だったら、少しくらいスキルが劣っていても、やはりコミュニケーションを取れる選手が選ばれる。それは僕自身が一番実感しましたから、間違いないと思います。

 

もちろんキャラクターの問題もありますよ。例えばシドニーFCには“キング・カズ”こと三浦知良選手も在籍していたことがあったんですが、チームメイトに『カズ選手、どうだった?』って聞いたら、やっぱり『すごかった』と。みんなリスペクトを持っていました。

 

そういう風にカズ選手クラスの人は向こうからコミュニケーションを取りに来てくれるんでいいと思いますけど、普通の選手はなかなかそういうわけにはいきませんから(笑)」

中学になると、英語が“テストのある教科”になってしまう

 

では、どうすれば語学力=コミュニケーション能力は身につくのだろうか。

「やっぱり僕の中では座学ではなくサッカーとか、なにかきっかけがあった方が話しやすいと思います。今はそのきっかけづくりの場を作りたい。英語が少し楽しくなって、自分で英語の勉強をするように結びつけてくれたら嬉しいなと思いますね。

 

幼稚園くらいの年齢の子たちだと、あんまり話すのに拒否反応がないんですよ。コーチの言ったことをそのまま繰り返したり、すぐに順応できる。明らかに抵抗が出てくるのが中学生からですね。中学になると一気に、遊びの英語が“テストのある教科”になってしまう。そこで英語の意味合いがちょっと変わってくるのかなと。だから小学校までに拒否反応をなくしておきたいですね」

 

小さな頃から英語に接することで、活きた言葉を使えるようになる――それはその後の選手としての可能性も大きく広げるものだと森安は語る。

 

「僕がシドニーにいた時は、元マンチェスター・ユナイテッドのドワイト・ヨークがチームにいたんで、一緒に練習したりもできたんです。昔、テレビで見ていたトップチームのFWの選手が目の前にいるというのは不思議な感覚でした。海外にはそういうチャンスも転がっていて、日本ではプロになれなかった僕でも、そういう機会を得ることができた。

 

もちろん一番に目指すのはJリーグで良いと思います。でも、それだけじゃなく少し視野をひろげて海外のリーグを見てみるのも良い経験になると思います」

 

日本と海外では評価の基準も違う。きっと日本を飛び出すことで、劇的な成長を見せる選手も出てくるだろう。

 

「この前、大学生のサッカーの試合を見てきたんです。上手い子は何人もいたんですけど、彼らがみんなJリーグに入れるわけじゃない。でも、そういうレベルにも海外に行ける子はいると思うんです。日本では評価されないけど、海外に行ったらすごく重宝される選手は絶対にいます。

 

僕がJリーグに戻ってきてからは、何人か若い子から相談されることもありました。1人はタイに行ったのかな。その子には『もう考えているより行っちゃった方が良いよ』と伝えました。あとは教えていた大学の研究プロジェクトに来ていた子で、モンゴルのプロリーグに挑戦している子もいる。そういう時に言葉のバリアを取り除けると良いなと思います。

 

もちろん不安はあるでしょう。日本語が通じない中でどう生活していくのか。でも、言葉でコミュケーションが取れればサッカー以外にも得るものは大きい。僕は常日頃から『楽しいから行って来いよ』と言っているんですけどね」

 

当然、海外ゆえの不便さや、難しいこともあるだろう。だが、海外挑戦にあたって森安がもっとも感じているのは“覚悟”の重要性だ。

「まずは何をやり遂げようとするのか。『言語も学びたいし、サッカーもやりたい』だったらそれはそれでいいと思いますし、『僕はサッカーでやっていきたい。その手段として言語も必要だ』というのならそれでもいい。

 

その上で、その選手が日本の外に行くか行かないか。それで彼のサッカー人生は変わってきます。そこで一歩を踏み出す勇気があるかないかだと思いますし、あとは出て行き方を知っているかどうかですよね。その情報の部分がないと、どうしても踏み出せない。だから若い子たちには、そういう情報を発信していきたいとは思っています」

 

サッカー日本代表のハリルホジッチ監督は、「コミュニケーションの不足」を理由に電撃解任された。これだけグローバル化した現代スポーツの世界において、“言葉”や“コミュニケーション”の重要性は日に日に増している。日本サッカーが世界で躍進するカギは、技術以外の部分に眠っているのかもしれない。

 

脳の学習はシングルタスク

脳の学習はシングルタスクです。つまり同時に何かを学ぶと言うのは効果的でありません。私は米国でマーケティングを学びましたが、英語とマーケティングを学んだ事になります。しかし、学んだのはマーケティングであり、英語を話す学習はあまりやっておりません。

 

その後通訳になった時も自分で英語のスピーキングを学びました。つまり英語を学ぶなら英語に集中しないと効果的な学習はできません。

 

その理由は脳がディープラーニングをしているからです。ディープラーニングとは反復練習をしながら、特徴を抽出して学習する方法です。サッカーも英語も脳のディープラーニングであり、仕組みは同じです。

 

しかし、サッカーと英語を学ぶためのその特徴はまったく別の対象です。言語は音の動的な変化の学習であり、サッカーはボールを打つ、止める場合の動きの特徴です。仮に同時に注意を払うとどちらも集中できないままになってしまいます。

 

サッカーで英語を学ぶ場合も取り敢えず英語に集中して英語力を高め、新しい表現を覚え易い環境を作ってから始めるべきです。

 

サッカーと英語を学ぶのは効果的ではなく、もちろん究極の英語学習でもありません。

 

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