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2018年5月31日 (木曜日)

日本人の英語は完璧主義すぎる

NativeCampに次のように記事があります。

英語を学習するときに、「きれいな発音じゃないと聞き取ってくれない」「文法が間違えていると恥をかく」と思って、正しい発音や文法を覚え込もうとしてしまう人はいるでしょう。

日本人英語学習者は完璧に求める姿勢は、英語力向上の障害となっていることがあります。
実際TOEIC990点・英検一級などを持っている人でも、英語が完璧でなく、まともに話せないという人もいると思います。

TOEIC・英検(一級)のリスニング95~100%理解できた場合他の理解度を紹介します
英字新聞・・・60~80%。
わからない単語・表現は頻繁に出てきます。それを文脈・背景知識で補えば理解できます。
海外のTV番組・・・10~70%。
ニュース番組なら発声がはっきりしていて大体は理解できると思いますが、バラエティー番組は早口で難しいと思います。
字幕なしの映画・・・0~50%。
映画はジャンルによって難易度は大きく変わります。しかし、どんなものでも字幕なしで100%理解するのがきついです。
このようにTOEICで高い点数を取ったとしても実際英語を話せるかどうかは別のことです。

海外の非ネイティブはどのように英語を身につけているのか

その勉強方法などを見てみましょう。
同じアジア圏でも、インド人、フィリピン人、韓国人などは日本人と違い、知っている単語やフレーズだけでどんどん話し、間違っても恥ずかしがりません。
文法などお構いなしに、片言の単語とフレーズをどんどん使って会話をし、知っているものだけを使って、表現できる言葉を巧みに使って話します。

英語を勉強する目的を「きれいな発音ができるようになるため」「文法を正しく覚えるため」でもなく、大事なのはとにかく「伝えること」ということ。その目的が達成できれば、最初はカタコトでもいいのです。

自分が重要だと思う単語を並べるだけでも充分に伝わるもの。文法がめちゃくちゃな「ゲリラ英語」でもいいのです。

発音に対する意識はどの位違う
非ネイティブは発音にこだわらない
今では、20億人の英語人口のうち、「非ネイティブ(英語以外を母国語として、英語を話している人)」は、17億人となり、全体の85%を占めるので、非ネイティブの人口の方がはるかに多い。

ここで、強調したいのはこだわらないことと区別しないことは別です。アクセントやR/L等をきちんと発音しないと伝わらないのかと言えば、そうではありません。しかし、ビジネスの場では意思疎通の問題が起きかねない。やはり、ある程度基本的なことをやっていいですが、発音がすべてと考えてはいけないのです。

完璧主義になりすぎない
日本人は少なくとも中学校の3年間、高校の3年間と、合わせて6年間、英語を勉強して来てます。
最近では、小学校から英語の義務教育がスタートし、最低でも6年間英語を勉強しています。
日本人はこんなにも勉強しているのにも関わらず、実際英語を話せる人は全体のわずかしかいないのです。

では、どうして話せないのかというと答えは簡単で、多くの日本人は単語を知っているだけでは英語を話さないからです。

日本人が英語を話そうとする時に決まって出る話題が、「失敗を恐れる」という心理です。
完璧を求めようとするあまり、完全にできるまで他の人と話さない、自分の中で満足するまで他の人と英語によってコミュニケーションを取らないという日本人は少なくないと思います。この日本人の「完璧主義」は、英語学習をするにおいては大きな「壁」となり、それでいる限り話せるようになれないと思います。

このように、日本人が英語学習に取り組む際、「英語を完璧に話せないまま人前で英語を話したら恥ずかしいという思い込み」は英語を学習する上で障害になっていることが多いです。
「英語を完璧に話せないまま人前で英語を話したら恥ずかしいという思い込み」を取り除くことが、英語学習者にとっては大切でしょう。

最後に
英語は話さなければ上達しません。間違いなど会話の中で少しずつ覚え、習得していきます。

そのため、話さなければ上達しないし、たくさん間違えなければ上達しません。初めから完璧な英語を話すことなど不可能なのです。

日本で英語の勉強をしていた時には「発音が全て」と思い込んでいましたが、いざ海外に出てみると実際には色んな訛りの英語を話し生活している人がいます。
「伝わる英語」に大切なのは発音だけでなく、実はそれ以外の要素も大きいんですね。

大きな間違い
英語学習に完璧を求める事は悪い事ではありません。いい加減で良い訳はありません。言語基本や文法や音声学で定義される音素ではありません。

文法や音素に大した完璧になろうとするのは間違いです。完璧になる事ではなく、文法や音素を基本とする学習方法です。

完璧になるべきは、ネイティブに真似る学習です。これに関してはとことん完璧をきすべきです。真似る事は特徴を真似ますから、正しいとか間違いを判断する事はできません。自分が満足するまで追及すべきです。

ネイティブを真似る事が基本ですから、「発音が全て」とは言わないまでも非常に大事です。

非ネイティブが発音には注意しないから、あまり気にするなと言うアドバイスも間違いです。非ネイティブは発音が下手なのは真似る学習ができていないからです。正しい学習をしないために発音が良くないのです。それを真似る事は間違いです。

大事なのはとにかく「伝えること」ではありません。「伝えること」が言えるような事前の練習です。伝えたい気持ちよりは、伝えられるように表現を練習する事です。そして自動化をして忘れないように覚えて、自信をもって「伝えること」ができるようになる事です。

英語は伝える気持ちだけでは、自信を持って話す事はできません。

2018年5月26日 (土曜日)

英語を40代から半年でモノにするRyu学:竹内竜太氏

サイトに次のような説明があります。
44歳から45歳になる1年で英語を猛勉強し、半年で英会話を習得、英会話イベントや国際交流を開き、海外のクライアントを獲得、toeicは東大生の平均以上にまでになったryuのwebサイト

YouTubeのチャンネル登録者も急速に増えているそうです。
その説明に多くの間違いがあり、問い合わせしてみました。

竹内竜太への問い合わせ
竹内さんの幾つかの英語学習の動画を見せてもらいました。

あまりにも間違いが多いので訂正させてもらいました。もし、私の指摘に間違いがあるなら、謝罪して訂正します。私がこれまで確認できた事だけ訂正したつもりです。

私よりも若い知識豊富な世代なのに、私の世代の間違った英語学習法ばかりを勧めています。以前の不良教材と同じような事ばかりを言っております。非常に残念でなりません。

私は日本の英語学習の改革を勧めており、ぜひ正しい英語学習の普及に協力お願いしたいと思います。

あれもやれ、これもやれと言うのは一番間違った英語の学習方法です。一貫性のある学習を継続的にする事で、累積効果が働き、英語学習が楽しくます。

日本人の英語レベルが低いのは我々のような英語を教える者のレベルが非常に低いからです。なんとか日本の間違った英語学習を矯正したいと思っています。

私はこれから日本人が身に付ける英語は1年や2年の勉強で話せる表面的な英語ではなく、英米人と対等に議論できるような英語を話すべきだと思っています。そうなると、現在であっても、どう勉強しても、どんな機材を使ってもかなり時間と努力が必要になります。

竹内さんが目指しているのは、どうも少し勉強して話せるレベルの英語を提唱しているように思いました。

竹内さんのように、あれだけの教材を使い、僅かな期間で英語が話せるようになったと言うのは私にはどうしても理解できません。英語は簡単に話せるのではなく、長い時間を掛けて習得するものであり、それに相応しい楽しさがある事を英語学習者に伝えるべきではないでしょうか。

私には英語の奥が深いから、60年もやっていても学習する喜びがあると思っています。

現在のネット社会なら英語文化圏への留学などせずにレベルの高い英語習得が可能であり、そのためには今こそ科学的に正しい英語学習が必要だと思っています。

竹内竜太氏からの返事

メールありがとうございます。
ご指摘はありがたいですが、僕は自分なりの学習で、1年未満で英語を習得し、国際交流コミュニティをつくり、海外のクライアントと取り引きしていますし、現在生徒もかかえております。

個人的には、何が正解かはその人それぞれだと思います。

僕のYouTubeにコメントされることは、僕の視聴者さんから、批判の対象となりますから、
ご自身でYouTubeで発信されてはいかがでしょうか?

僕は自分なりの学習方法に自信を持っています。

私はひとつも間違えてはいません。
楽しさは伝えていますし、楽しいというコメントもらっていますよー

僕のメディアではなく、ご自身で発信すれば良いではないですか。

間違っていると叫んでも、影響力がなければだれも振り向きません。

僕のYouTubeを超えるメディアをご自身でおつくりになれば良いですよ。

あなたが迷惑行為をする方だというのがネット上でわかったので削除しました。
これ以上連絡してくる場合は警察に連絡します。
大きな間違い
竹内竜太氏はYouTubeで多くの、従来に間違った英語学習を今度はYouTube発信しています。私はそれを訂正したのですが、全て削除されてしまいました。

何の理由もなく、自分の学習方法は正しいと言うだけです。
しかも、彼の専門は新規サービス企画、クオリテイ管理、広告戦略、WEBディレクション、マーケティングなど多岐にわたると言っています。

英語学習に関して言えば、言っている事は従来の方法をYouTubeの媒体で作り直しているだけで、間違いの羅列です。

WEBディレクションもやっている方が対話もせず、私の間違いの指摘を一方的に削除して、自分の正さを主張しないのはネット社会では最悪の対応です。

ネット関係の方が“これ以上連絡してくる場合は警察に連絡します。”と言うのは如何にも子供的な対応です。

ネット社会では発信すればそれなりの反応があるのは当たり前で、間違いを指摘したから警察呼ぶぞと脅かすのはあまりにも幼稚です。

警察に連絡するとか、間違いの英語学習方法を発信するのは、もう英語以前のネット社会のマナー問題です。

2018年5月21日 (月曜日)

ジョン万次郎の英会話

ジョン万次郎の英会話は日本における最初の英会話の本になります。

ジョン万次郎は『英米対話捷径』(1859年、安政6年)という英会話の入門書を書いています。この本は早稲田大学の図書館などにあることが知られています。
最近『ジョン万次郎の英会話』(Jリサーチ、2010) という本が出版されて、そのなかに『英米対話捷径』が載録されているので誰でも簡単に閲覧できるようになりました。

「捷径」とは「早道」というような意味です。当時西洋のことばといえばオランダ語しか知らなかった日本人にとって、はじめての英会話入門書でした。万延元年に咸臨丸でアメリカへ渡った人々もこの本で英会話を勉強したという歴史的な会話本です。『英米対話捷径』では返り点やレ点を使って、英語を漢文の読み下しのように説明しています。

You     may   say    what      you   please.
ユー マイ   セイ フッチ    ユー  プリージ 
あなた べし いう   何にても あなたの こころにあることを

Good    day,  Sir.
グーリ  デイ シャー
善き    日でござる

How    do       you       do,  Sir.
ハヲ   ヅウ   ユー   ヅー シャー
いかが ごきげん  あなたさま ようござるか

ジョン万次郎は英語も文法構造を入れ替えることによって日本語に変換できる、と考えたていたようです。

しかし、ジョン万次郎の翻訳はかなり巧妙にできているといえます。日本語表現にはないwhatなども「何にても」とはよく訳してあります。また、Good day, Sir.のSirは訳さないで、そこに含まれる相手への尊敬の気持ちを「ござる」で表していることなども、かなりの工夫が感じらます。

しかし、Good day, Sirは「・・・でござる」と訳してHow do you do, Sirを「ござるか」と疑問形に訳すためには、語頭のHowとの関係を考えなければ不可能になります。

もし、日本語と英語、あるいは日本語と中国語が語順だけを入れ替えれば変換でくるものであるとすれば、コンピューター翻訳などはもっと早く実現していた事になります。

コンピューターによる翻訳を可能にする ためにはmay say「べし いう」、say,,,please「いう こころにあることを」などのレ点や返り点をどのような場合につけるかを、それぞれの単語にそくしてコンピューターに記憶させなければならなりません。

Howは「いかが・・・ござるか」となるのでしょうか。How do you do, Sir.では、はじめのdoは「ごきげん」とし、次のdoは「ござる」となるのでしょうか。これはかなり困難な作業です。

とにかく、ジョン万次郎は英語の構造をとらえ、日本語の構造と比較してそれを転換しようと試みています。

ジョン万次郎は、英語を日本語の語順に変換しているばかりでなく、発音もみごとに日本語式に変換している。
I     am     sorry  to  hear   that    your    Grandfather     is    sick.
アイ アム ソレ ツ ヘヤ ザヤタ ユーア グランダフワザ イジ セッキ
わたくしは きのどくにおもふ ことを きく その あなたが 祖父の あると やまひで

単語には次のような仮名が振られています。

that(ザヤタ)、Grandfather(グランダフワザ)、Father(フワザ)、thing(センキ)、
than(ザン)、this(ゼシ)、morning(モーネン)、think(センカ)、rather(ラザ)、

これは辞書もなく発音の規範を示すものも何もなかった時代の発音である。Thing(センキ)、think(センカ)では-ngと-kの区別がつかなくなってしまいます。かといってthing(セン)、としたのではthin(セン)と区別がつかなくなってしまいます。日本人はジョン万次郎から150年たっても-ngの音を発音することができないのです。

そればかりか、日本語が千数百年前に接触した外国語である中国語にも-ngの発音があったにもかかわらず、日本語の音韻体系には-ngは定着していません。中国語の香港Hong Kongはいまだに「ホンコン」と呼んでいます。

現代のように辞書もあり、学校教育で英語が教えられている時代になっても英語のth-の発音がままならないのはジョン万次郎の時代とほとんど変わりません。英語の語尾の-ngについてはthing(センキ)ではカ行になり、morning(モーネン)では脱落しています。

他には次のような例もあります。
Are       you      coming?
アー     ユー   カメン
あるか  あなた  来られるで

I       am    going.
アイ    アム ゴイン
わたくし こと 行くところなり

日本人にとって語尾の-ngの発音が不得意なことは今も昔も変わりません。むしろ東京方言などでは鼻濁音の-ngが失われてgになる傾向がみられるので、英語の-ngの発音はますますむずかしくなっています。日本語では語頭では濁音の[g-]で発音し、語中・語尾では鼻濁音の[ng-]で 発音するのが正しいとされています。昔はアナウンサーなどで音学学校を「オンカ゜ク ガッコウ」などと書いて鼻濁音の「カ゜」と濁音の「ガ」を区別していました。

しかし、現在では鼻濁音が残っているのは東北地方など一部の地域だけになってしまいました。このためアナウンサーの試験でも濁音と鼻濁音の区別は重視されなくなってきているそうです。

『英米対話捷径』で、もうひとつ注意しておきたいのは最初にあげた例文にあるGood day, Sir.(グーリ デイ シャー)である。誤植ではないかと思いほかの例を調べてみるとbed(ベーリ)、bad(ヘーリ)、hard(ハーリ)など英語の語尾のdが「リ」で表記されている例があります。日本語の音節はいわゆる開音節であり、母音で終わるのが特徴です。

Goodはいまでもguddoなどと母音をつけて発音する人が多いのです。また「それはグーだよね」などといっても意味は通じます。しかし、我々はgoodとい文字の規範を知っているし、学校ではdを落とすと英語の試験では満点がもらえないことも知っています。ジョン万次郎はどうでしょうか。

脱落した例:cold(コール)、changed(チャインジ)、dead(ダイ)、eight(エイ)、hold
(ホール)、hundred(ハンヅレ)、night(ナイ)、thousand(サウシン)、unsettled(アンセツ  ル)、

両方ある例:and(アン・アンデ)、but(ハッ・バッタ)、must(マスー・マスト)、
リに転移した例:bad(ヘーリ)、bed(ベーリ)、good(グーリ)、hard(ハーリ)、should    (シーリ)、

これは表記の混乱ではなく、聞いた音をそのまま表記した結果なのです。

韻尾のdが日本語で「リ」に転移したのも、聴覚に忠実に表記したものです。日本語のタ行、ダ行、ラ行、英語でいえば-t・-d・-lはいずれも調音の位置が同じであり、いずれも歯茎の裏のあたりで調音されます。調音の位置の同じ音は転移しやすくなります。

語尾の-t・-dは脱落することもあるので、次のような例もみられます。
It is a moon light night.
イータ イシ エイ ムーン ライト ナイ

現在の英語教育を受けて辞書と教科書を使って習った人の目からすると、ジョン万次郎の英語はあれで本当に通じたのか、と思われるかもしれません。しかし、It is a moon light night.(イット イズ ア ムーンライト ナイト)もジョン万次郎の英語より通じるとは限りません。

英語のIt is a moon light night.は六音節である。ジョン万次郎の英語は十五音節で表記されています。それに対して現代の日本語英語も十五音節であり、音節のとらえかたはジョン万次郎の時代も今もそう変わりはないのです。

つまり、ジョン万次郎の英語も、現代の日本式英語の発音も現地の英語の発音からかなり離れているという点では同じようなものです。

大きな間違い
ジョン万次郎の英会話には大きな2つの間違いがあります。

1. 英語を単語単位で日本語に置き換える。
2. 英語の音声を日本語の仮名で表記する。

英語を単語単位で日本語に置き換える。

これは文法を使う事により、英語の単語にはそれに対応する日本語があると思った事です。実は言語は単語単位で意味を持つものではなく、表現全体で意味を持っています。

Thank you.
ありがとう。

Thank you.を分解して、“あなたに感謝する”とは訳しません。Thank you.の全体で“ありがとう”の意味になります。言語の場合に日本語や英語を単語を分解しても、その単語に当たる英語や日本語が存在しません。

言語は多くの事例が存在する事例基盤です。一つの事例が全体で意味を持っているため、事例の中の単語を置き換える事で翻訳はできません。

意味を理解してそれぞれの事例を覚える以外に方法はありません。

英語の音声を日本語の仮名で表記した。
日本語は子音と母音で構成されます。多くの場合に母音で終わります。しかし、英語の場合は子音と子音が繋がったり、子音で終わったりする場合あります。その英語を日本語の仮名で表現すると不必要な母音が増えてしまいます。

録音ができない時代ですから、発音記号もない時代に多言語の音を表記するのは日本語の仮名しかなかったのも事実です。

また英語の音で日本語にない音は日本語で代用することになります。典型的なのは英語ではLとRは違う音ですが、日本語ではLもRも同じ音を使います。

言語音は連続的に変化する音のストリームですから、ネイティブの音を聞いて真似る以外に方法はないのです。

現在でも多くの英語学習の間違いがありまが、実はもう最初の英会話の本でそれが始まっており、150年近く経過した現在でも改善されております。

2018年5月19日 (土曜日)

CALL(Computer Assisted Language Learning)で学ぶ

聖徳高等学校ではCALLシステムで英語教育をしています。

このCALLとは、Computer Assisted Language Learningの略で、パソコンによる学習支援システムです。英語学習には古くはLLという学習支援がありましたが、これは音声のリスニングを基本にスピーキングの練習までを行うというものでした。

一方CALLでは、LLがコンピュータに繋がっているため、原稿を見ながらリスニングをしたり、聞き取ってから書き取ることも、学習成果の確認のために各自が小テストを行ったり、あるいは自分の作った英文を正しい発音で読み上げさせることもできます。

「読む・聞く」というインプットも、「書く・話す」というアウトプットも バランス良く、立体的に学んでいけるのが大きな特長です。その日に学んだこと が、その日のうちにより深くわかるという授業も実現できます。

聖徳高等学校の生徒からも次のような声があります。
「ネイティブの発音を気軽に聞くことができるので、すごく勉強になります」
「何度でもマウスのクリックで簡単に聞き直せますし、そ れぞれ、自分のペースで勉強ができます」
「他の授業とスタイルが違うのでメリハリがあります」
「英語が苦手な人でも、楽しく取り組めると思います」
「家でも勉強できるので、復習がしやすいです」
「今まで『話せない』と思って、ネイティブの先生に話し かけられなかったのですが、話しかけてみようという気持ちになってきました」
「テレビの英語番組を見るのが楽しくなってきました」
「ネイティブの先生のお話が、今までより聞き取りやすく なった気がします」

CALLの授業は、パソコンに向かっているだけではなくて、友達と声を出してスクリプトを読み合わせたりするのですが、それで自分の弱点が解ってきます。

生徒たちがパソコン操作に慣れてきたら、例えばインターネットで調べ物をして、プレゼンテーション原稿を作り、正しい発音を聞きながら練習してみんなの前で発表する、というような発展的な学習も実施できます。

今、このCALL教室は聖徳学園では5・6年生(高校2・3年制)の選択授業「異文化理解」でも利用しています。英会話革命画や音楽を通して英語に触れ、練習ができるのです。

こうした 活用方法もさらに研究しながら、いずれは放課後に教室を全生徒に開放して、生徒が自主的に英語を学習して楽しむことができるように計画されています。

聖徳の英語教育は、このCALL学習という強力な「学習支援」の仕組みを得て、一歩 一歩着実に進化し続けているようです。

大きな間違い

CALLとはLLという英語学習支援にコンピュータが繋がったものです。LLから改善されたものはコンピュータによって多くの情報が提供でき、そしてコンピュータによって生徒の管理ができる事です。

逆にコンピュータ任せのために先生のやる仕事がなくなり、評判も悪く結果的にはあまり普及しておりません。

実は以前に普及していた英語のLLのシステムもほとんど使われておりません。多くの学校ではLLはもうPCの部屋になってしまいました。

そのLLにコンピュータが繋がっても、教材が増えて、生徒が管理できるようになっただけです。英語を話す仕掛けはまったく改善されておりません。

LLであってもCALLであっても、英語の表現や音声がたくさんあっても英語が話せるようになるのではありません。システムにある教材の量の問題ではなく、学習者がどうその教材を使い、忘れないように覚えるかどうかの問題です。

最大の問題は英語学習の楽しみを得る事が難しく、モチベーションの維持ができません。管理ができる事は逆にモチベーションを下げてしまいます。

語学はやはり “パソコン対人”ではなく、“人対人”で学ぶことが望ましいため、友達同士で読み合いをさせたり、ロールプレイを取り入れ会話させたりしたいと思っています。“教員対生徒”または“生徒対生徒”でのコミュニケーションが大事です。

“人対人”で学ぶことが望ましいのであれば、CALLではなくインターネットに接続して多くの人との交流を促進すべきです。

インターネットにつなげるのであればもうCALLシステムよりはずっと柔軟性があり、汎用性のあるスマホやタブレットの方が使い勝手が良いのです。

2018年5月17日 (木曜日)

科学で証明されている7つの方法

english-hackerのサイトには次のような説明があります。  

新しい言語を学ぶ時、長くかかるということは知られているでしょう。そこで、記憶するためや、新しい単語を学ぶための、新たなルールをご紹介いたします。言語を学ぶときは、学んで・覚えて・練習することがとても多くあります。しかし、それでも英語を早く学ぶ方法はあるのです。

もしすぐにでも英語を学びたいのであれば、科学ではどのように言われているのかを知ることで、効率的に学べるようになります!!

科学が証明した言語を学ぶ方法

言語を学ぶことは、科学者が研究するに当たりとても大事なフィールドです。なぜなら言語を学ぶ能力は、他の動物と人間の、違う何かになりうるからです。
 
科学は、人間の能力がどう動くか、ほぼわかっています。科学は、私たちがどう言語を学び話しているのかわかっています。

多くの科学者が、人々はどのように言語を学んでいるかを研究しています。ある研究では、言語を学ぶ素晴らしい人材である赤ちゃんにしぼり、またある研究では、大人にしぼり研究を続けました。
 
そして多くの情報が溢れており、このすべての研究をどうすればいいのでしょうか。

どのように、そしてなぜ私たちは言語を今行っている方法で学んでいるか、ということへの理解により、私たちは言語を学ぶ早さを早く、そして簡単にできるのです。
 
今すぐにでも英語を学ぶ速度を上げることができ、科学の研究に感謝するでしょう。

英語を早く身に付ける、科学による7つの方法 

1. 英語をたくさん聞く

科学によると言語を研究している科学者が言うには、私たちが言語を学んでいる方法の一つに大事なことは、無意識に・黙々と言語を学ぶことです。これは言語を学ぶ時、試してもいないことかもしれません。

デスクに座り、ルールを繰り返し勉強するという方法だと起こりえないことです。その代わりに、英語をたくさん聞いて、しかし集中しないことが大事だといいます。
 
英語の音を背景化させ、例えリスニングやスピーキング、ノートに書き写すことが苦手でも、自動的に音、アクセント、単語、文法を頭に吸収させます。

面白いことは、その単語の意味がわからずとも、私たちはリスニングから学んでいるということです。例え嘘の言語でも、その言語を話している人々の会話をリスニングすることにより、学ぶことができるのです。この方法はどの言語でも使用できます。

なぜなら、私たちはその言語のパターンを聞いているからです。それは、子どもたちが言語を学ぶ、より自然な方法です。考えてみてください。赤ちゃんは話すことができません。ただ彼ら聞くことが出来ます。赤ちゃんは言語を理解する前に何度も何度もリスニングをするのです。

それを踏まえた上で何が出来るのか

英語をできるだけ多く、定期的に聞いて下さい。いつでもどこでも英語を聞く環境を作るようにして下さい。英語を聞く方法としては

・英語のテレビをみる
 
・英語の音楽を聞く
 
・英語のオーディオブックを聞く
 
・ネイティブが話しているのを聞ける場所にいく

英語をできるだけ多く聞いて下さい。真剣に聞く必要はありません。歩いている時に聞いてもいいですし、景色を見ている時、お皿を洗っている時、本を読んでいる時、ジムでトレーニングをしている時、宿題をしている時、またはエッセイを書いている時でも構いません。
 
どんな時でも、英語の音を耳や脳にいれることにより、皆さんが思っているよりも英語を学ぶことはできるでしょう。 

2. 類似点を学ぶ

科学によると新しい言語を学ぶ中で一番大変なのは、その言語の音を学ぶことです。もしかしたら自分の言語では使わない音を、英語は使っているかもしれません。

しかしここで良いニュースがあります。この研究によると、私たちはどの音が使えて、どれが使えないかという理解を生まれながらわかっています。言語に多くの違いがあっても、類似点はあるのです。

例えば、英語の単語がBLの文字で始まっているものは聞いたことがあっても、LBで始まっている単語は聞いたことはないでしょう。その音を作ってみてください。なんか変でしょう?
 
いくつかの音は使われておらず、赤ちゃんでもわからないような音です。

それを踏まえた上で何が出来るのか:

このことを英語を学ぶ時に、頭に入れておいて下さい。もしありえない単語または音が聞こえたら、それは本当にありえないものかもしれません。例えば、もしゴースト-ghostという単語を書こうとしたら、hがgの前に来るのかあとに来るのか、わからないかもしれません。

しかし、もしhgostと言おうとしても、HGという音は不可能な発音ではないですか?しかしGHは可能です。是非音を覚えてみてください。

3. 新しい音を別々に覚える

科学によると英語を学ぶことは、脳の動かし方を変えます。素晴らしいことに、新しい言語を学ぶことは、実は脳を発展させるのです!
 
ある研究で発見されたことは、言語を私たちが学ぶとき、一部分の脳は大きく育っているようです。大きく育ち、新しい言語を学びやすくします。

この研究で行われた実験で、さらに興味深い部分は、違う音に対する私たちの脳のリアクションが違うことです。

例えばLの文字とRの文字は、英語を学んでいる人にとって聞き分けが難しくなるでしょう、特に日本語のように、両方の音が一つの文字として表されているような言語は、さらに難しいでしょう。その実験は、英語を話す人はLRの文字を聞くとき、これらの音に対し脳が違う反応をしていることを証明しました。一方日本人は、同じ脳のエリアのみが反応したのです。

それを踏まえた上で何が出来るのか:
英語を話し、ネイティブのように英語を理解する前に、英語の音を学んで下さい。
 
一番理解するのに難しい音や発音を探しだし、それを勉強するのです。

いくつかの実験では、ゆっくりとしたリスニングは、難しい音や発音を聞き鳴らすのに役立つと言っております。ゆっくりとした音を聞くのに特別なソフトはいりません。YouTubeがやってくれるのです!いくつかネイティブが話していて、全て聞き取れないようなものを用意しましょう。その中に、RLを使った違う単語があるでしょう。

スピードを変えてみてください、YouTubeのビデオの右下にあるセッティングのアイコンを押し、スピードをクリックして、1以下でどのスピードがいいか選びます。0.25のスピードで10分間試しにリスニングし、0.5に早め、さらに10分きいてみましょう。そして普通のスピードできくと、難しくて聞こえにくかった音がどんどん聞こえやすくなっているでしょう。 

4. 連想する

科学によるとある単語を使うとき、他の単語や音、動き、アイデアや絵を単語と繋げていくと良いでしょう。Woofという言葉を聞いた時、この単語は犬という単語と繋がっていると思うでしょう。
 
太陽の絵をみたら、すぐにその単語がsun(太陽)、warm(温かい)、hot(暑い)と連想でしたでしょう。このことを考える時間を費やさなくても、言葉は頭に自動的にくるでしょう。

連想しながら単語を学ぶのは、楽しいだけではなく、英語を学ぶスピードを早める便利な方法です。
 
科学者は、耳が聞こえない人がコミュニケーションをするときの言語、つまり手話を研究するために、この実験を行いました。

ある実験では、どうやって単語が成り立っているかをみながら、サインを覚えると簡単だと出ました。例えば、まるで本当に食べているような動作なので、食べるという手話を覚えることは簡単だという意味です。覚えようとしている単語がその意味とあまり繋がっていないような動作だと覚えにくいでしょう。

それを踏まえた上で何が出来るのか

新しい単語を覚えるとき、グループで覚えるようにしましょう。単語と絵や動作、他の単語と組み合わせるのです。この強い繋がりによって、覚えるのが簡単になるでしょう。

手や体を使い、その学んだ単語の意味を見せるようにしてみてください。少なくとも自分は覚えることが出来るでしょう。また、定義を書き写す代わりに、絵を描くこともいいでしょう。
 
また、グーグルで覚えたい単語を検索し画像を見てみれば、その意味も覚えられ、スペルも覚えることができます。

 

5. ルールではなく、パターンを覚えよう

科学によるとまず何か映画の最初を観てみて下さい。
 
パターンをリピート出来ますか?どのくらい上手に覚え、パターンを繰り返すことが、新しい言語を学ぶ近道なのです。

この研究では、生徒が交互にあらゆる形のグループを見せられます。パターンを見つけるのが一番得意な生徒たちは、イスラエル語をお学ぶことも得意でした。

言語はパターン化されていて、そのパターンを見つけることが、より早く学ぶことへの近道なのです。

それを踏まえた上で何が出来るのか

文法のルールや英語のスペルを学ぶことに、すでに時間をたくさん掛けているかもしれません。なので、ルールを考える代わりに、パターンを覚えましょう。

例えば、動詞の過去形を見て下さい。ルールは現在形の動詞を過去形の形に変えなさい。edを最後に付け加えなさいと言います。もし文章を読むことからだけで覚えられるなら、素晴らしいです。しかし殆どの人がそのルールを理解するのがとても難しいのではないでしょうか。
 
ルールを覚える代わりに、現在形の動詞とその過去形を比べてみます。

Rain — Rained
Want — Wanted
Learn — Learned

パターンが見えたでしょうか?では次のステップに行きましょう。次の動詞は今のグループとはまた違うものとなります。

Plan — Planned
Rot — Rotted
Stop — Stopped

違いに気づきましたか?パターンはどのようなものでしたでしょうか?ルールに覚えるのが大変だったら、代わりにパターンを見れば良いのです。 

6. 単語ではなく、フレーズをみる

科学によるといくつかの単語はそれ自体に意味を持ちますが、他の単語とくっつけた時に、完全に違う意味となります。私たちが英語を聞いているか読んでいる時に、それらのグループを見てみましょう。

文章の中では、“I ran around”と書いてあります。これはゴールなしで走り回るという意味です。
 
もしこれに2つの単語を付け加え、“I ran around the park”といったら、完全に意味は異なります。文章や単語の情報は、それをリスニングしている際にさらに学ぶのです。

これは特に驚くことではないかもしれません、しかし最近の言語学者は、私たちはすべての文章を聞き、そして細かくわかていると言います。
 
ある研究はすべての文章よりも単語の順番の方が大事だと説明もしています。 

このように考えてみてください: “Bread and butter”“butter and bread”は同じ意味です、しかしたった一つだけが正しい順番なのです(bread and butter)

それを踏まえた上で何が出来るのか

学んでいる単語は、ほとんどが一つ以上の意味をもち難しいでしょう。その単語を知らなくても、実は使うことは出来るのです。なので新しい単語を学ぶときは。、フレーズや文章・会話の中でどのように使われているかを学びましょう。

例えば“retrospect”という単語は、回想するという意味です。この単語の前にinを置いたものは聞いたことが無いでしょう(“In retrospect)。
 
単語がどのような順番やグループで使われるかをしれば、話すときよりナチュラルに話せるでしょう。

7. その言語の音楽を学ぶ

科学によると小さいころに学んだ可愛い歌を覚えていますか?お母さんや先生が教えてくれたその歌をきっとまだ歌えるでしょう。しかしその歌を学んだのは随分昔のことです。なぜそんなに覚えているのでしょうか?

子供の頃、音楽は言語を学ぶのにとても大事でした。なので子どもの歌には、数字や文字や新しい単語を学ぶのを助ける歌が多いのです。音楽は言語の大事な部分を子どもたちに覚える助けとなります。

大人になっても音楽で学んだ方が簡単です。言語の能力はいつもとても重要で、音楽はそこまで重要じゃなくみえます。しかしある研究によると、言語を学ぶのと音楽を学ぶ方法はとても似ていて、どちらも重要だそうです。私たちは“ba”“da”の音の違いを知るのと同じ方法で、トランペットとピアノの音の違いを見分けるそうです。

それを踏まえた上で何が出来るのか

言語はある意味一種の音楽です。音楽を使って言語を学ぶことは、学ぶことをより簡単に早く仕上げます。英語を学ぶための歌はたくさんあり、YouTubeでも探すことが出来ます。是非探してみてください。

英語を早く学ぶ上で本当の近道はありません。しかし科学に証明された様々な方法でより良く、より早くすることは可能です。学んで育てば、皆さんの脳もより育つでしょう。

大きなまちがい

次の7つは科学的には正しいかも知れません。

1. 英語をたくさん聞く

2. 類似点を学ぶ

3. 新しい音を別々に覚える

4. 連想する

5. ルールではなく、パターンを覚えよう

6. 単語ではなく、フレーズをみる

7. その言語の音楽を学ぶ

しかし、言語を学ぶ時に7に注意しながら学習できるでしょうか。もちろんそれは無理であるし、そのように学ぶのは非常に間違った学習です。

脳が言語を習得するのは、連続的に変化する音声とその意味をネイティブの真似をして覚えます。何度も繰り返す間に手続き記憶で自動化をされ長期記憶に保存されます。

その意味では“英語をたくさん聞く”は覚えないと意味がありません。“類似点を学ぶ”というのは多くの表現を覚えた結果として類似点を学んでいるのです。

“新しい音を別々に覚える”これは完全に間違いです。

“連想する”は覚えているから連想が可能になります。

“ルールではなく、パターンを覚えよう”はそのまま正解です。

“単語ではなく、フレーズをみる”も正解です。

“その言語の音楽を学ぶ”は連続的に変化する動的変化を学ぶが正解です。

 

 

2018年5月16日 (水曜日)

英語力とサッカーの相関関係

文春オンラインに次のような記事があります。

 

一人の元Jリーガーがいる。森安洋文、33歳。 豪州No.1チームであるシドニーFCでプロサッカー選手のキャリアをスタートし、アジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)の舞台でも活躍。そこからJ2岐阜へ移籍した逆輸入選手で、3年前に現役を引退した。

 

彼は今、「スポーツ選手と言葉」という課題に取り組もうと奔走している。

引退後、森安は関西で「Football Heroes」という会社を立ち上げた。目指すのは、子どもたちやプロを目指す選手たちに、サッカーと英語を結びつける場を提供することだ。

「いまは幼稚園から小学生の子どもたちを中心に、英語でサッカーを教える教室をメインに運営しています。他にも海外でプレーを考えている学生の支援活動も行っていますね」

 大切なのは、形式通りの学習ではなく、現場で武器になる“活きた英語”をいかに修得してもらうかだ。

 

「結局、プロになってから『よし海外に行こう』『じゃあ英語を勉強しないと』ではなかなか身につかないんです。座学や英会話教室の英語とスポーツの世界で求められる英語は、少し違う。それに加えて日本の場合は、多くの人の根底に『英語は勉強するもの』という苦手意識がある。それをどうにか変えたいんです。

 

日本人は真面目で、話すときも完璧な文法で話そうとします。いま、日本の大学生に教えていると、TOEIC900点以上取るような子でも、通常の会話の速度では『How are you doing?』といったレベルのあいさつにポカーンとしてしまって、キャッチボールが成り立たないこともザラにある。生活の中での英会話の経験値が圧倒的に足りていないんです。せっかくしっかりしたベースがあるのに、すごくもったいないなと」コーチを体験して「やっぱりまだ現役でやりたい」。

 

その想いの根底には、自分がプロ選手という夢を掴めたのは、言葉の力があったからだという考えがある。

森安は1歳のころに父親の転勤の都合でアメリカに移住した。5歳になると兄を追うようにしてサッカーを始めた。小学校1年生から3年生の間は日本にもどり、その後、小4から中3までの6年間はまたアメリカでサッカーを続けた。高校3年間は日本に戻り、清水エスパルスユースに入団。右サイドバックのレギュラーとして活躍し、静岡県の国体選抜にも選出されるなど結果を残したが、プロとしてのキャリアは開けなかったという。

「なかなかJリーグから声がかからず、24歳の時にエスパルスユースのスクールから話をもらったんです。そこでコーチを2週間くらい体験させてもらった。コーチになるということは、引退ですよね。もうサッカー選手としては若くない年齢だったし、悩む部分も大きかった。

 

でも、実際に指導をしてみると『やっぱりまだ現役でやりたい。このまま引退したら後悔しか残らない』という思いが消せなかったんです。幸い自分のキャリアのおかげで英語は話せたので、せっかくなら最後に英語圏で挑戦してみようかなと。それまで南半球は行ったことなかったので、オーストラリアが面白そうだなと思って、単身乗り込んだんです」

「僕はJリーガーなんだ」とブラフも織り交ぜたが、別に伝手があったわけではない。

 

当時の豪州はプロリーグができたばかりで、外国人選手が数多くいる状況でもなかった。

「まずは2部リーグのチームの練習を調べて、そこに突撃しました。練習会場に行って、その時の監督さんに『ちょっと練習に混ざっていいか』という感じで。その時は『僕はJリーガーなんだ』って言ったりもしましたけど(笑)。向こうの人は詳しい事情は知らないんで、そういうブラフも織り交ぜて。それで練習に参加しているうちに、契約してくれることになったんです。

 

後々クラブの会長と話をしたら『もし俺があの時練習場に居たら、飛び入りのお前を練習に参加なんかさせなかったよ』と言っていたので、いろんな運やタイミングが重なって入団できた部分も大きいですね。そこからフロントの人が『活躍したらシドニーの知り合いにも伝えておくよ』と言ってくれて、頑張って結果を出して今度はシドニーFCの練習に混ぜてもらって、そこでの動きを認められてようやくシドニーFCに入団できたんです」

 

そんな豪州でのプロ生活の中で再認識したのが、語学力の重要性だったのだという。

「単純にサッカーの実力だけを見た時、僕より上手い選手なんてたくさんいました。でも、英語でのコミュニケーション能力の部分で秀でることができたからこそ、豪州のNo.1クラブで戦うことができたんだと思います」

 

誰も通訳をつけることなく普通に会話していた。

一方で、同時に感じたのが、他国の選手たちの語学能力の高さだった。

「当時のシドニーFCには僕以外にも韓国人、オランダ人、フィンランド人の選手がいて、監督はチェコ人。でも、誰も通訳をつけることなく英語で普通にコミュニケーションをとっていた。僕みたいな特殊なバックボーンの人間はともかくとして、他の英語が母国語ではない国の選手も普通に話せていたので、語学によるコミュニケーション能力の育成環境は明らかに日本よりも良いと感じたんです」

 

そして、その点こそが日本の選手に欠けている部分だとも痛感しているという。

「サッカーの技術が素晴らしい選手でも、いざ海外に出ると環境に馴染めず、コミュニケーション能力の差で活躍できないケースも多い。言葉のできない選手とできる選手だったら、少しくらいスキルが劣っていても、やはりコミュニケーションを取れる選手が選ばれる。それは僕自身が一番実感しましたから、間違いないと思います。

 

もちろんキャラクターの問題もありますよ。例えばシドニーFCには“キング・カズ”こと三浦知良選手も在籍していたことがあったんですが、チームメイトに『カズ選手、どうだった?』って聞いたら、やっぱり『すごかった』と。みんなリスペクトを持っていました。

 

そういう風にカズ選手クラスの人は向こうからコミュニケーションを取りに来てくれるんでいいと思いますけど、普通の選手はなかなかそういうわけにはいきませんから(笑)」

中学になると、英語が“テストのある教科”になってしまう

 

では、どうすれば語学力=コミュニケーション能力は身につくのだろうか。

「やっぱり僕の中では座学ではなくサッカーとか、なにかきっかけがあった方が話しやすいと思います。今はそのきっかけづくりの場を作りたい。英語が少し楽しくなって、自分で英語の勉強をするように結びつけてくれたら嬉しいなと思いますね。

 

幼稚園くらいの年齢の子たちだと、あんまり話すのに拒否反応がないんですよ。コーチの言ったことをそのまま繰り返したり、すぐに順応できる。明らかに抵抗が出てくるのが中学生からですね。中学になると一気に、遊びの英語が“テストのある教科”になってしまう。そこで英語の意味合いがちょっと変わってくるのかなと。だから小学校までに拒否反応をなくしておきたいですね」

 

小さな頃から英語に接することで、活きた言葉を使えるようになる――それはその後の選手としての可能性も大きく広げるものだと森安は語る。

 

「僕がシドニーにいた時は、元マンチェスター・ユナイテッドのドワイト・ヨークがチームにいたんで、一緒に練習したりもできたんです。昔、テレビで見ていたトップチームのFWの選手が目の前にいるというのは不思議な感覚でした。海外にはそういうチャンスも転がっていて、日本ではプロになれなかった僕でも、そういう機会を得ることができた。

 

もちろん一番に目指すのはJリーグで良いと思います。でも、それだけじゃなく少し視野をひろげて海外のリーグを見てみるのも良い経験になると思います」

 

日本と海外では評価の基準も違う。きっと日本を飛び出すことで、劇的な成長を見せる選手も出てくるだろう。

 

「この前、大学生のサッカーの試合を見てきたんです。上手い子は何人もいたんですけど、彼らがみんなJリーグに入れるわけじゃない。でも、そういうレベルにも海外に行ける子はいると思うんです。日本では評価されないけど、海外に行ったらすごく重宝される選手は絶対にいます。

 

僕がJリーグに戻ってきてからは、何人か若い子から相談されることもありました。1人はタイに行ったのかな。その子には『もう考えているより行っちゃった方が良いよ』と伝えました。あとは教えていた大学の研究プロジェクトに来ていた子で、モンゴルのプロリーグに挑戦している子もいる。そういう時に言葉のバリアを取り除けると良いなと思います。

 

もちろん不安はあるでしょう。日本語が通じない中でどう生活していくのか。でも、言葉でコミュケーションが取れればサッカー以外にも得るものは大きい。僕は常日頃から『楽しいから行って来いよ』と言っているんですけどね」

 

当然、海外ゆえの不便さや、難しいこともあるだろう。だが、海外挑戦にあたって森安がもっとも感じているのは“覚悟”の重要性だ。

「まずは何をやり遂げようとするのか。『言語も学びたいし、サッカーもやりたい』だったらそれはそれでいいと思いますし、『僕はサッカーでやっていきたい。その手段として言語も必要だ』というのならそれでもいい。

 

その上で、その選手が日本の外に行くか行かないか。それで彼のサッカー人生は変わってきます。そこで一歩を踏み出す勇気があるかないかだと思いますし、あとは出て行き方を知っているかどうかですよね。その情報の部分がないと、どうしても踏み出せない。だから若い子たちには、そういう情報を発信していきたいとは思っています」

 

サッカー日本代表のハリルホジッチ監督は、「コミュニケーションの不足」を理由に電撃解任された。これだけグローバル化した現代スポーツの世界において、“言葉”や“コミュニケーション”の重要性は日に日に増している。日本サッカーが世界で躍進するカギは、技術以外の部分に眠っているのかもしれない。

 

脳の学習はシングルタスク

脳の学習はシングルタスクです。つまり同時に何かを学ぶと言うのは効果的でありません。私は米国でマーケティングを学びましたが、英語とマーケティングを学んだ事になります。しかし、学んだのはマーケティングであり、英語を話す学習はあまりやっておりません。

 

その後通訳になった時も自分で英語のスピーキングを学びました。つまり英語を学ぶなら英語に集中しないと効果的な学習はできません。

 

その理由は脳がディープラーニングをしているからです。ディープラーニングとは反復練習をしながら、特徴を抽出して学習する方法です。サッカーも英語も脳のディープラーニングであり、仕組みは同じです。

 

しかし、サッカーと英語を学ぶためのその特徴はまったく別の対象です。言語は音の動的な変化の学習であり、サッカーはボールを打つ、止める場合の動きの特徴です。仮に同時に注意を払うとどちらも集中できないままになってしまいます。

 

サッカーで英語を学ぶ場合も取り敢えず英語に集中して英語力を高め、新しい表現を覚え易い環境を作ってから始めるべきです。

 

サッカーと英語を学ぶのは効果的ではなく、もちろん究極の英語学習でもありません。

 

2018年5月15日 (火曜日)

オンライン英会話で英語を話せるようになるのか

オンライン英会話は効果的な学習方法でしょうか。

大人が英国や米国に長年住んでいても英語を流暢に話せるようになりません。英語漬けでも英語を話せるようになりません。大人の場合に英語に触れているだけでは英語を流暢に話す事はできません。

もちろんオンライン英会話で単にフリートークだけをしている人は英語を話せるようになりません。フリートークは英語が話せる人が話す練習をするための学習方法です。

英語の話せない人は英語を話す機会がないから話せないのではありません。話そうとする英語が記憶にないから話せないのです。練習が足りないから英語が話せないだけの事です。英語を話す機会の問題ではありません。

話そうとする英語を忘れないように覚える事は英語を話すためには必須の条件です。

オンライン英会話でも英語が話せるようになるためには3つの能力が必要です

1.分からないことを聞き返せる力

2.継続できる力

3.レッスン以外で自分で学べる力

1.分からないことを聞き返せる力

分からないことを聞き返せる力、はレッスンの中では特に大事です。対面での会話ですから、聞き取れないことや分からないことがどんどん流れていってしまいます。聞き返さない限り、相手は分かっているものだと思ってどんどん先に行ってしまいます。

聞き返すのも悪いし、何度も何度も申し訳ないし、と思いもあります。

しかし、分からないからないことを聞き流すとどうなるかと言うと、次の問題が発生します。

・分からないことが永遠に解決しない

・その場で聞く、という記憶定着最大のチャンスを逸している

・聞き流す癖がついてしまう

知らないこと、聞き取れないこと、理解できないこと、それら全て今の自分ができない事なのです。

それが目の前に出てきた時にその場で確認できない、またはしようとしないということは多くのチャンスを逃し、また多くの危険性もはらんでいます。

「話の流れ」という、会話を理解するのに最大の手助けである文脈の中から出てきた分からない事を、その流れの中で解決できてしまえば、こんなに記憶に定着する瞬間はないのです。

2.継続できる力

継続できる力、は何事においても大事なのですが、特に語学においてはやはりとても大切な力。楽器では1日サボると半年戻と言われています。英語はそこまではいかなくとも、やはり英語を学び始めたばかりの時、成長が始まった時の何もしないブランクはできれば避けたいものです。

3.レッスンではなく、自分で学ぶ力

レッスンの中だけで英語の学びが完結するわけではありません。英語を始めたばかりの人にとってのオンライン英会話レッスンは、覚えた英語を試す機会です。そして、練習の質を上げていくことも、その中でできなかったことをできるようにしていくことも、同じくとっても大事なこと。

英語という言葉を操り、受け止めコミュニケーションをしていくためにはまず忘れないように覚えて必要があります。そして次に実践的にどんどん使う機会と、それに対し準備をしたり後で復習したり、または知識として増やしたりというようにレッスンの外でいかに学ぶか、も必要な要素になります。

もちろんレッスンの中だけで伸びる部分もありますが、その場合には聞いた英語を覚えていてその表現を使える能力がある人です。

こう考えると英語を覚える学習はオンライン英会話以外にやる必要があります。するとオンライン英会話は英語を話すための絶対的な条件ではありません。

覚えた英語を思い出して使う練習をするのであれば、これは自分だけもできない事はありません。もちろん相手が外人である必要もありません。

オンライン英会話の最大の弱点は良い講師が必要になり、その講師を選び時間を設定して時間を合わせる必要があります。自分で学ぶ場合には計画的に学ぶ事が可能です。

ネイティブを真似て英語を覚える学習をするつもりなら、特に相手がいなくても自分で計画を立て、自分のスケジュールで勉強ができるのです。

何も予習もせずに毎日オンライン英会話を受けても、自分の知っている表現を使い回しているに過ぎません。

2018年5月10日 (木曜日)

七田式教育法の間違い

1日わずか20分だけ60日で英語が話せると言うサイトには七田式とは次のように説明しています。

学生時代の七田眞が30日間で2100語もの英単語を覚えてしまった、常識外れな学習法。

その学習法をヒントに完成した方法が、小学生が九九の掛け算を覚えてしまうかのごとく、日常会話でよく使うフレーズを丸ごと覚えてしまうことでした。

実は、ネイティブの英会話を分析してみると、 特定の決まったフレーズと単語がかなりの割合で出現するのです。

ネイティブの英会話は、「59万語あると言われる中から単語を選択し、文法を正しく構成して英文を作っている」という訳ではなく、ほとんどの場合は、「出来合いの決まったフレーズをポンポン口に出しているだけ」ということなのです。

これは私達が日本語で話す時のことを考えればわかります。私達が日本語で会話をする時、頭の中で正しい日本語の組み合わせや文法を意識して話していません。

そもそも「日本語の文法」なんて知らない人が多いのではないでしょうか。それにも関わらず、私達は正しい文法で日本語を話しています。それはどうしてかと言うと、私達は会話する際、いつも使う言い回しや口癖、過去に何度も言ったことがある言葉の組み合わせをそのまま使っているからなのです。

日本語の正しい組み合わせを知っていて、考えずに口から出すことで会話をしているのです。

英会話も全く同じで、ネイティブは文法なんて全く知りませんが、正しい英語を次から次へと口に出します。
 
それは、いつも使う「お決まりのフレーズ」をそのまま使っているからなのです。

もし、あなたがネイティブのようにペラペラと英語が話せるようになりたいのなら、「よく使われる英会話フレーズ」をそのまま身に付けて、それを口から出すだけで良いのです。

文法を考えて毎回英作文をしながらネイティブと話すのは難しくても、「短いフレーズを覚えて、必要な時にそのまま言うだけ」でしたら簡単に出来そうな気がしませんか」

実際、これだけで日常英会話は成り立ってしまうのです。これが「短期間で英会話をマスターする秘訣」です。

「短いフレーズを覚えれば良いのなら、英語の教科書の内容をそのまま覚えれば良いのですね!」もしかすると、あなたはこのように、思われたかもしれません。教科書は日常会話では使わないフレーズが非常に多く、役立ちません。

そこで今回、多くの英語教材の制作に携わっている専門家と、英語教育のプロフェッショナルであるアメリカ人ネイティブスピーカーに、日常英会話でよく使う英会話例文がどれぐらいあるのか洗い出してもらいました。

その結果、「これだけ覚えておけば日常英会話は問題なくこなせる!」というお決まりのフレーズが、60例文あることがわかりました。

実際にネイティブの日常会話を分析してみると、この60の例文を使った英会話フレーズが頻繁に使われていることがわかったのです。

ネイティブはこのような決まった例文のフレーズを、頭で考えることなく、そのまま口からポンポンと発しているのです。

逆に言えば、この60パターンと、その例文(フレーズ)を記憶して、自然に口から出せるようになってしまえば、日常英会話は簡単に出来るようになるはずです。

七田式教育法の正しい説明

使われる表現が決まっていると言うのは正しい説明です。そして文法が基本ではないと言う説明も正しい説明です。

大きな間違い

最大の間違いは“実際にネイティブの日常会話を分析してみると、この60の例文を使った英会話フレーズが頻繁に使われている”と言う説明です。

多分挨拶とか自己紹介だけで60例文になると思います。

すると60例文を覚えてもあまり話せる状態ではありません。そして言語の聞き取りは記憶にある音との照合ですから、60例文を覚えてもほとんどが聞き取れません。すると答える事ができません。

全ての60例文を覚えてもほとんどが聞き取れないと言う事になると、1日わずか20分で60例文だけで英語が話せるのは事実ではありません。

英語を話すと言う事はまず聞く事ができ、それに対応して話す事ができる意味です。この60例文を全部覚えていても、脈絡のある話しさえなりません。

英語は例文が基本ではなく、多くの表現が存在する事例基盤です。多くの表現事例を覚えると類似の例文が見えるだけの事です。すると多くの表現事例を覚える必用があります。

また日常会話でも最低でも数千以上の表現を覚えないと会話は非常に限定されたコミュニケーションになってしまいます。

2018年5月 9日 (水曜日)

対訳法と直接法

伝統的な外国語の教授法として最もきわだった対立が見られるのは、対訳法と直接法です。対訳法というのは、外国語を学習者の母国語またはそのほかの外国語に訳して教える方法の総称です。それに対して直接法というのは、外国語の訳を介在させずに教える方法の総称です。対訳法は、訳読法とも翻訳法とも言われます。

しかし訳読法には読解のみに限るという響きがあるので、総称としては好ましくありません。翻訳法という名称も、一般の翻訳を連想させるので良くありません。いわゆるいい翻訳といわれるものは、原文のおもかげを残しておりません。言い換えれば直訳臭のない訳です。翻訳は初歩の学習者を対象としますから、授業で用いられる対訳とは違う意味があります。対訳法は長い間、外国語教授法の一般的な方法とし広く使われてきました。

外国語は対訳によって学習するのが一般的です。たとえば早稲田大学では「30か国からの外国人学生が日本語を学んでいます。」と言うと、「30か国語を使って教えるのはたいへんだろう。」思う人が多くいます。

このような場合の外国語の授業といえば教室でテキストを各自が母国語に訳すことに終始し、目で原文を追いながら教師の模範訳を耳で聞くという言語活動の練習をする事だと思われています。

外国人に日本語を教える仕事をしたいと言ってくる人たちの中にも、このような考えしか持っている人が少なくありません。外国の書物によって外国の文明を学ぶ、いわゆる洋学のために外国語を学んだ幕末や明治の初期には、対訳による外国語学習が学問への道とされていました。

それに対して、外国人との交渉のために外国語を学ぶのは学問とはほど遠いものです。解体新書の翻訳にも見られるように西洋の知識はもっぱら書物によって学ぶものとし、口頭実用語学は通詞に任せておけばよいとされていました。

しかし、長崎でオランダ入からオランダ語を、学ぶ者は日本語の訳を与えられることなく教えられていました。つまり直接法が取られていたのです。

直接法では、一般に対訳は必要最小限にとどめ、音声でなく文字で与えます。教科書や単語帳などに対訳が与えてあっても、教室では新出語について、直接法的な方法で提示を行います。

文法は日本語で説明できる程度まで進むのを待って帰納的に説明します。その際必要な文法用語は対訳を示して教え、以後は日本語の用語を使用するといった方法が採られています。

直接法は伝統的な教授法のアンチテーゼとして現われてきました。外国の目本語教育や国内の外国語教育では、対訳法が依然として健在です。それには前に述べたような理由もありますが、ネイティブの教師が足りなくて直接法的な方法が行なません。また授業時間が少なくて、直接法を行なっても効果が期待できない事も事実です。

それに反しで、国内の留学生教育などで、学習者の母語がまちまちで、しかも教師と学習者のあいだに共通の第三言語がなで場合には、直接法を採ることに議論の余地はありません。このような場合には、対訳法か直接法かの選択の余地はありませんのです。

しかし、すでに述べたように、対訳法にも直接法にもそれぞれに弱点があります。

 

2018年5月 7日 (月曜日)

語彙がぐんぐん増える「Googleで英語」の裏ワザ

J-castに井津川倫子氏次の記事があります。

ご存じのように、Googleの「急上昇ワード」やtwitterの「トレンド」から、人々の関心が高い「旬の話題」がわかります。

   今回は、Googleの検索機能をフル活用して、英語表現を磨く方法をお伝えしましょう。語彙がぐんぐん増えて、ビジネスでのコミュニケーションにも役に立つ、超実戦的な裏ワザです。

ひとり、蚊帳の外……

ステップ1 「蚊帳の外」+「英語」で検索してみる
   30年近く「営業畑」を歩んで来た私ですが、取引先との商談や会合での「ネタ探し」は頭が痛いところです。さらに「英語」となると、ハードルはますます上がるばかり。どんな相手にも「ウケ」て、しかも「へ~、そうなんだ!」と感心されるような「旬の話題」を英語で話したい......

   そんな私が頼りにするのが「Google先生」こと、Googleの検索機能を使った「英語勉強法」です。カンタンに英語で「ネタ」がゲットできて、しかもすぐに使える実戦ワードまで教えてくれるので、「Google先生」様々です。

   まず、Googleの「急上昇ワード」やtwitterの「トレンド入り」したワードの中から、気になったワードや話題を探します。「急上昇」や「トレンド入り」している話題は、多くの人が関心を示しているという証拠。「はずさないネタ」だという安心感があります。

   おもしろそうなワードや話題を見つけたら、「英語では何というのか?」を調べてみましょう。やり方は簡単! 検索欄に「ワード」と「英語」を打ち込むだけです。

   今回は、「蚊帳の外」を例に取り上げます。

   南北首脳会談の後、米国のトランプ大統領や中国の習近平総書記、ロシアのプーチン大統領までをも巻き込んだ国際交渉が動く中で、「日本が『蚊帳の外』になっている」と話題になっているワードです。

   まず、検索スペースに「蚊帳の外 英語」と打ち込みます。

   ワードと英語の間に、1文字分スペースを空けましょう。後は、「Enter」キーを押すだけ。すると、「蚊帳の外 out of the loop」と英語訳が現れます。

   なるほど、「蚊帳の外」は「out of the loop」というのか、とうなずきます。「loop」は「輪」という意味。英語では「蚊帳」ではなく「輪」の外というのだな、とわかります。これだけでも「雑談ネタ」に使えそうです。

ステップ2 「out of the loop」の例文をゲットする
   「蚊帳の外」の英訳が「out of the loop」とわかったら、実際にどう使われているかが気になります。

   今度は、検索スペースに「out of the loop」と打ち込んで「Enter」キーを押します。

   すると、英語と日本語の両方の検索結果が表示されます。とりあえず英語だけのページはスルーして、日本語の検索結果に注目してください。オススメは、「Weblio」や「英辞郎on the WEB」といったオンライン英和辞典です。

   該当ページをクリックすると、「out of the loop」を使った例文がズラリと表示されます。

   日本語訳を見て使えそうな例文をピックアップしたら、そのまま暗記してしまいましょう。実際に、自分が使いそうな場面をイメージして選ぶといいでしょう。

   関連ページをクリックするうちに、おもしろいネタを拾えることがあります。

   今回、私が注目をしたのは「out of the loop」の反対語!

   「out of the loop」の反対は「in the loop」で、「輪の中にいる」ことから「内情に通じた」とか「情報を与え続ける」という意味。少しカジュアルでこなれた表現ですが、ビジネスの場面でよく使われるようです。

   ここで、今週のニュースな英語! 「out of the loop」と「in the loop」を使った表現を覚えましょう。

You missed the meeting last week. You are clearly out of the loop.
(君は先週のミーティングに欠席したから、すっかり『蚊帳の外』だね)

I've been out of the loop since I went on holiday. I didn't know Mr. Suzuki was promoted.
(休みを取っていたから『蚊帳の外』だ。鈴木氏が昇進したのを知らなかった)

Please keep me in the loop if you have any more discussions about the issue.
(その件でさらに議論があれば、私に教えてください)

   ついでに、「out of」を使った熟語表現にも目を向けてみましょう。検索スペースに「out of」と打ち込むと、いろんな例が表示されます。

out of the box (枠を超えた、常識にとらわれない)
out of the blue (出し抜けに、突然)
out of date(時代遅れの)

   「蚊帳の外」からこんなに英語の世界が広がりました。

   実際、私の英語コミュニケーションは「Google先生」にお世話になりっぱなしです。「Google先生」のおかげで、「これは使える!」という例文や、おもしろくて使える「ヒット作」に出会うからやめられません!

   みなさんも英語でのビジネスコミュニケーションに、ぜひ使いこなしてください。

話題を探す意味ではグーグルを使う意味は理解できます。その英語訳を覚えると言うのは効果的でありません。私は英語を50年やっています。留学もして、長い事ビジネス通訳もやっていました。
しかし、「out of the loop」やその反対語も使った事も、聞いた事もありません。つまりそのような表現はありますが、あまり使われないと言う事です。

言語を話すと言う事は日本語を英語にする事ではありません。ネイティブを真似る事ですから、ネイティブの使う表現を学ぶ必要があります。日本語を英語にするのは通訳とか翻訳の仕事であり、英語で話す事とは違います。

2018年5月 5日 (土曜日)

NHKラジオの英語テキストが“中二病”テーマに連載

WOMENに次のような記事があります。

 NHKのラジオ講座のテキストが「中二病」をテーマとした連載を開始したとして、SNS上で話題となっています。「俺の時代にもこんなのがあったらもっと面白かっただろうな」「ユニークな例文の方が英語に親しみやすい」「これで勉強したら成績上がるわ」「明日買いに行きます」などの声が上がっていますが、中二病を取り上げた理由とはどのようなものでしょうか。オトナンサー編集部では、テキストを発行するNHK出版の担当編集者に聞きました。

2人の女性が英語で会話

 この連載は月刊の語学テキスト「NHKラジオ 基礎英語」の4月号から巻末に掲載されています。「NHKラジオ 基礎英語」は、難易度ごとに1~3に分かれており、それぞれ中学1年生、2年生、3年生のレベルに相当。連載は1~3すべてのテキストで行われています。

 連載のタイトルは「中2病フレーズで学ぶ中学英語」で、2人組の女性が登場し、英語で会話をしています。

A:Why do you have such a poor memory?
B:But I’m good at memorizing magic spells.

A:あなたはどうしてそう物覚えが悪いの?

B:でも魔法の呪文を覚えるのは得意よ。

 会話がかみ合っていません。思春期に自分だけの世界に浸るという「中二病」の特徴をうまく表現しています。また「B」の女性は、ゴスロリファッションのような奇抜な服を着ています。

 担当編集者によると、この連載は放送とは関わりのない、テキスト独自のものであり、より一層踏み込んだ設定にすることで英語に親近感を持ってもらうことを狙いました。

「『うんこ漢字ドリル』など他社の学習教材のヒットに刺激を受け、ユニークなページの作成をテーマに会議を行いました。『基礎英語』は中学レベルの英語に対応しているので、中学生に関連したものを考え、中二病というキーワードを提案しました」

 連載を担当するのは、英語教育のエキスパート、佐藤誠司さんです。佐藤さんは「中学英語を5日間でやり直す本」(PHP文庫)など、英語の勉強法に関する100冊以上の著作があります。佐藤さんは大のマンガオタクで適任だったとのこと。

 担当者は「テキストを、多くの方に手に取って楽しんでほしいです」としています。

面白いかも知れませんが、英語の勉強にはなりません。

2018年5月 4日 (金曜日)

英語は海外ドラマで学べ

オンライン英会話サービスが急増するなど、今や何がベストなのか判断に迷うほど、英会話を学習するツールや環境が充実している。もちろん、あれもこれも手を出せるほど時間はないし、お金もかかる。さて、どうしよう……そんな悩みをお持ちの方におすすめできるのが、海外ドラマを教材に英会話を学ぶ方法だ。

実は「海外ドラマが最強の教材」
 人気ランキングで常に上位のブログ『シットコムで笑え! 海外ドラマ「フレンズ」英語攻略ガイド』の南谷三世さんによれば、「海外ドラマは最強の教材」だという。その主な理由として南谷さんは、海外ドラマに出てくる会話は「正真正銘の生きた英語」であること、「ストーリーが面白いから飽きずに続けられる」こと、一時停止や早戻し機能が便利な動画配信サービスの普及で「学習環境が飛躍的に向上」したことを挙げる。

 実際の話、南谷さんは、留学せず英会話教室にも通うことなく、海外ドラマを教材にしてTOEIC満点、英検1級を取得している。とはいえ、「ただ見ているだけではダメ」で、海外ドラマで英会話力を身につけるには、やり方とコツがある。それについては、ご本人のブログや著書をご参照いただくとして、ここでは新著『リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる!』(池田書店)から、海外ドラマで頻繁に使われる(=リアル世界でもよく使われる)セリフを幾つか紹介しよう。これだけでも、いかに海外ドラマが英会話学習に役立つかわかるはず。

am Iでも疑問文ではない
 犯罪捜査コンサルタントのイケメン主人公が活躍する『メンタリスト』の一幕で、現場に到着した捜査官を出迎えた保安官のセリフが、

Oh, boy, am I glad to see you guys. We are sorely ill-prepared for this kind of deal.
(あぁ、君たちに会えてよかった。我々はこういう事件は実に不慣れでね。)

南谷さんの解説:am Iという倒置の形になっていますが、文末が「?(疑問符)」ではないので、これは疑問文ではありません。I amをam Iと倒置にすることで、喜びや驚きなどをさらに強調している感覚になります。有名コメディの『フルハウス』でも、Boy, are you strict!(もう、厳しいいのね!)というふうに、強調の倒置がよく出てきます。

Thank you.のお返しに使われるAnytime.
『セックス・アンド・ザ・シティ』で、主人公のキャリーが人とぶつかってバッグの中身を落とし、通りすがりの男性がそれを拾うのを手伝ってくれる。キャリーが、Thanks a lot.とお礼を言った際に相手が返した言葉が、

Anytime.
(いつでもどうぞ)

南谷さんの解説:Thank you.などとお礼を言われて「どういたしまして」と返す言葉として、真っ先に思い浮かぶのは、You’re welcome.だと思いますが、この会話のようにAnytime.と言うことがあります。

 Anytimeは「いつも」「いつでも」なので、Thank you.への返事として使うと「いつでもどうぞ」「おやすい御用だ」「いいんだよ、いつでも言って」というニュアンスです。

 本来は行きずりの人に使う表現ではありませんが、二人は初対面ながら惹かれ合い、「今度また君に助けが必要なことがあれば、僕はまた助けてあげたいよ」というニュアンスが入るわけですね。

wearは「着ている」より「身につけている」
 前述の(恋活中の)キャリーが、男性が結婚しているかどうか、とっさにチェックして言ったのが以下のセリフ。

He’s not wearing a wedding ring.
(彼、結婚指輪してない)

南谷さんの解説:wearは「着ている」と訳されることが多いので、どうしても「服を着ている」というイメージが浮かんでしまいますが、wearは服以外のものを「身につけている」「着用している」という意味でも使います。

 指輪の場合も、日本語では「している」「つけている」「はめている」などの表現になりますが、英語ではwearを使えばいいのですね。

 登場人物らがしゃべっていることを理解できれば、お気に入りの海外ドラマがもっと面白くなるし、学習意欲にもはずみがつく。何より、劇中の会話はリアル世界の会話と同じなので、学習しがいもある。本書には、そうした会話表現の中から特に使える555例が網羅されているので、海外ドラマの視聴学習と並行して活用するとよいだろう。

効果的な英語学習はネイティブを真似る事です。そうなると海外ドラマなどは最高の教材と言えます。しかし、聞いた英語を覚えられる能力は必須条件となります。

2018年5月 3日 (木曜日)

日本より3学年早い!?台湾キッズ英語教育

日テレNEWS24に次のような記事があります。

“小学校の英語教育”を日本より早く実施している台湾を取材した。小学校での英語教育が本格化する日本が、台湾の子どもたちから何を学べるのだろうか。

今回訪れたのは、台湾北部に位置する台北市。すでに真夏のような気温で、街は熱気に包まれていた。その台湾で、子どもたちがどのように英語を勉強しているのか――英語教育に力を入れている公立小学校を訪ねた。

登校時、生徒たちはバイクに乗せられてくることが多い。台湾では、子どもの送迎はごく普通のことで、バイクで送り届けてから出勤する親が多いのだそうだ。

台湾では小学1年生から英語の授業を行っている。今回、取材したのは2年生のクラスだ。この日の授業は、「Do you like~?」という文法だった。

日本の文部科学省によると、「Do you like~?」という文法は、日本ではだいたい小学校5年生の9週目あたりに行うので、台湾は日本より英語教育が3学年進んでいるということだ。生徒の発言と先生の答えなど、授業はすべて英語で行われる。

生徒に英語を好きか聞いてみると、好きだという答えが返ってきた。理由も様々で、「どこに行っても使えるから」「外国人とコミュニケーションをとれるから」といった声があがった。

英語を教える時に、どんなことに気をつけているか先生に尋ねると、「まずはリラックスできる環境で学ばせること。ミスを恐れず間違っても構わない。間違ったら訂正すればいいんですから」と話してくれた。

学校以外でも英語を勉強する生徒がほとんどだ。夜、生徒のひとりの自宅を訪ねた。名前はガスパール君。キャラクター“リサとガスパール”からとった英語名なのだそうだ。普段は携帯で動画を見るのが大好きな男の子だが、母親は海外に行ってから英語を学ぶのでは遅いと考え、必死に英語を勉強させている。

母親は妊娠中から海外のドラマなど、いろんな英語の映像を見ていたという。バイリンガル教育は、子どもが生まれる前から意識する親も台湾には多いそうだ。

一方、台北市内にある英語専門の学習塾では、ネイティブの先生による長文読解の授業が行われていた。テキストを見せてもらうと、ずらりと長文が書かれていた。小学校との大きな違いは、学年別にクラス分けしているのではないということだ。塾長はこう話す。

「子どもに合った学習内容を用意し、いくつかのレベルを設定しています」

クラスのレベルは全部で10種類。例えば、公立小学校の2年生で習う「Do you like~?」の文法は、この塾では下から2番目のクラスに相当するそうだが、取材したクラスは7番目のレベルにあたる。

そんなクラスに、なんと小学校2年生の姿もあった。2歳の時に英語を習い始めたというロン君は、ふいに出る英語がナチュラルだ。母親に、台湾は子どもに英語を勉強させるのに適した環境かを尋ねると、「選択肢がいっぱいあるので、いい環境だと思います。調べれば、各年齢層向けの塾がいっぱいありますから」と答えてくれた。

最後に、小学校のクラスの生徒たちに将来の夢を聞いた。

「英語の先生になりたい」

「海外旅行に行きたい」

「各国に行ってポケモンゲットしたい!」

「CAになりたい!」

最初から文法を教えずに使える英語表現を教えるのは正しい教え方だと思います。これからもこのような英語の教え方が増えると思います。

2018年5月 2日 (水曜日)

通じる発音2つのポイント

OVOに次のようね発音の説明があります。

日本人カタカナ発音英語は、実際のところ、ネイティヴにどのように伝わってるのか?そして、通じる発音のコツとは?

「英語を話しても、1回で通じなくて何度も聞き返されて落ち込んでしまう…。」という声をよく耳にします。1990年代以降は、コミュニケーションを重視した英語教育政策をとってきたにもかかわらず、英語コンプレックスとともにカタカナ発音コンプレックスを持つ人が減った、という話は聞きません。

では、日本語的な英語発音は、ネイティヴにどのように伝わっているのか?そして、自然に聞こえる発音のコツについて、解説します。

カタカナ発音はネイティヴにどう聞こえるのか?検証結果
「日本語的な英語発音=カタカナ発音は、ネイティヴにはどう聞こえているのか?」
この事について調べるために、複数のネイティヴ(アメリカ人、オーストラリア人、イギリス人)に、典型的なカタカナ発音(複数のサンプル)を聞いてもらいました。

すると面白い感想が得られました。

内容の伝わり度合いはカタカナ英語に慣れているかどうかによる
まず、英語の内容の伝わり度は、日本人英語に慣れているかどうかによる、ということです。

日本在住のネイティヴや、日本人英語を聞き慣れている人は、日本人英語の理解度が高く、日本人なまりはあるけれど、ちゃんと聞き取れるよ、という感想がほとんどでした。

一方、日本人英語にほとんど触れた経験のない人は、1回では内容が伝わらず、中には2割程度しか通じていないという人もいました。

特に、単語、単語でブツ切れで話す、英語らしいリズムがない発音を聞き取りづらい、と感じるようです。

日本人が聞き取りづらいと感じるインド人の英語や、ラティノの英語よりも、日本人英語Japanese accentの方が、ずっと聞き取りづらい、なまりが強いという感想もありました。

なぜかというと、日本人のカタカナ発音の規則性を類推することが難しいし、そもそも子音がはっきり聞こえないし、母音にもこの母音はこれという規則性がないから、比較的類推しやすいインドなまりの方がまだわかる、ということでした。

カタカナ英語は「ネガティブな印象」を与える!?
しかし、この英語自体が通じるかどうかよりも、もっと重大なことは、サンプルのカタカナ発音に対する「印象」の方でした。

彼らの「印象」は

声が小さい。
自信がなさそう。
仕事が出来なさそう。
機械のようで、心がないように感じる。
怒ってる?
子供が話しているようだ。
唯一プラスの印象は、女性のカタカナ発音が、かわいい、キュート、という印象も与えるということくらいでした。

非言語情報の重要性を説いた「メラビアンの法則」はよく知られていますが(人がコミュケーションで重視する割合は、言語情報(話の内容)が7%、聴覚情報(声のトーン、速さ、大きさ、口調)が38%、視覚情報(見た目、しぐさ)が55%であること。)、日本人の自信なさげなカタカナ発音は「話の内容」よりも、「話者の印象」を下げていたのです。

日本語的英語的な発音では、得てして自信なさげに話す人が多いのですが、そうなってくると、話しの内容が通じる、通じないうんぬんよりも、「この人、自信がなさそう。仕事も出来ないんじゃないかな?」などという印象を与えがちだということです。

これは、日ごろ発音スクールで英語の発音を教えていても、日本語を話す時と、英語を話す時とでは大きく印象が変わる生徒さんがほとんどなので、ネイティヴの感想はなるほどなあと思います。そして、カタカナ発音は損してるなあと思うのです。

ネイティブに自然に聞こえる発音のコツは「発声」と「意識」の2つ
では、どうすればこのようなマイナスな印象をもたれることなく、ネイティヴに自然に聞こえるような発音のコツはあるのでしょうか?

ネイティヴに伝わる発音のコツは、いくつもありますが、最も重要なポイントは次の2つです。

1.発声を英語の発声にする
2.英語は日本語とは全く違う「音」だと強く意識する
この2つです。

発声を「英語の発声」にする
英語と日本語の発音で、一番違うことが「発声」です。つまり「声の出し方」が全く違います。英語は腹式呼吸で、息の強さ、長さ、量が日本語よりも多いのです。

要は、「大きな声を出す」ということです。これだけで、上のマイナスな印象のいくつかは解消しますし、子音も、母音も伝わりやすくなります。

日本人の英語の声は、世界標準の英語の声の大きさに比べて、小さ過ぎるのです。声が小さいだけでも、損してます!

発音=発声+調音 ですので、発声を変えないことには、英語らしい自然な発音にはならないのです。

英語は日本語とは全く違う「音」だと強く意識する
驚くべきことに、いくつかの発音のテキストにはカタカナでルビがふってある本があるくらいですが、そのためにいつまでも頭の中のカタカナに引きずられ、なかなか自然な英語の発音にならない方もいます。

例えば、 take という簡単な単語の発音であっても、[t] は タ行の音とは異なる、[t]という英語の音なのだ、という意識がとても重要です。

この意識の強さが、発音の上達を左右するといっても過言ではありません。

この2つのポイントをおさえて、発音の練習をすれば、自然な英語の発音になれますし、不必要に印象を下げることを回避することも出来るでしょう。自信をもって堂々と英語を話すのに、発声、そして発音の練習が必ず役立つと思います。

言語音とは人間が作る複雑な音です。その作り方は英語も日本語もまったく同じです。連続的に変化する音のストリームです。聞こえ方が違うのは音の特徴が違うだけです。その音の作り方は母音も子音も同じです。

同じような体格であれば英米人も日本人も母音の周波数もほぼ同じです。しかし、英語と日本語は違って聞こえるのは音の特徴が大きく違うからです。日本語は子音と母音の組み合わせの音が多くなります。しかし、英語は子音の数が多く、その結果として非常に違うように聞こえるのです。

音の特徴が違うだけですから、大きな声を出しても意味がありません。英米人でも声の小さい人はいますし、十分に理解されています。

聴き取りは記憶にある音と聞いた音の特徴の照合です。つまりネイティブの記憶には日本人のような音がないのです。声を大きくしても解決にはなりません。

英語の音にするためには日本語と発声は同じですが、音の特徴を捉えて真似る事です。大事な事は真似たらフィードバック得て、自分の英語の音が充分に特徴を捉えているかを検証する事です。

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