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2018年5月 2日 (水曜日)

通じる発音2つのポイント

OVOに次のようね発音の説明があります。

日本人カタカナ発音英語は、実際のところ、ネイティヴにどのように伝わってるのか?そして、通じる発音のコツとは?

「英語を話しても、1回で通じなくて何度も聞き返されて落ち込んでしまう…。」という声をよく耳にします。1990年代以降は、コミュニケーションを重視した英語教育政策をとってきたにもかかわらず、英語コンプレックスとともにカタカナ発音コンプレックスを持つ人が減った、という話は聞きません。

では、日本語的な英語発音は、ネイティヴにどのように伝わっているのか?そして、自然に聞こえる発音のコツについて、解説します。

カタカナ発音はネイティヴにどう聞こえるのか?検証結果
「日本語的な英語発音=カタカナ発音は、ネイティヴにはどう聞こえているのか?」
この事について調べるために、複数のネイティヴ(アメリカ人、オーストラリア人、イギリス人)に、典型的なカタカナ発音(複数のサンプル)を聞いてもらいました。

すると面白い感想が得られました。

内容の伝わり度合いはカタカナ英語に慣れているかどうかによる
まず、英語の内容の伝わり度は、日本人英語に慣れているかどうかによる、ということです。

日本在住のネイティヴや、日本人英語を聞き慣れている人は、日本人英語の理解度が高く、日本人なまりはあるけれど、ちゃんと聞き取れるよ、という感想がほとんどでした。

一方、日本人英語にほとんど触れた経験のない人は、1回では内容が伝わらず、中には2割程度しか通じていないという人もいました。

特に、単語、単語でブツ切れで話す、英語らしいリズムがない発音を聞き取りづらい、と感じるようです。

日本人が聞き取りづらいと感じるインド人の英語や、ラティノの英語よりも、日本人英語Japanese accentの方が、ずっと聞き取りづらい、なまりが強いという感想もありました。

なぜかというと、日本人のカタカナ発音の規則性を類推することが難しいし、そもそも子音がはっきり聞こえないし、母音にもこの母音はこれという規則性がないから、比較的類推しやすいインドなまりの方がまだわかる、ということでした。

カタカナ英語は「ネガティブな印象」を与える!?
しかし、この英語自体が通じるかどうかよりも、もっと重大なことは、サンプルのカタカナ発音に対する「印象」の方でした。

彼らの「印象」は

声が小さい。
自信がなさそう。
仕事が出来なさそう。
機械のようで、心がないように感じる。
怒ってる?
子供が話しているようだ。
唯一プラスの印象は、女性のカタカナ発音が、かわいい、キュート、という印象も与えるということくらいでした。

非言語情報の重要性を説いた「メラビアンの法則」はよく知られていますが(人がコミュケーションで重視する割合は、言語情報(話の内容)が7%、聴覚情報(声のトーン、速さ、大きさ、口調)が38%、視覚情報(見た目、しぐさ)が55%であること。)、日本人の自信なさげなカタカナ発音は「話の内容」よりも、「話者の印象」を下げていたのです。

日本語的英語的な発音では、得てして自信なさげに話す人が多いのですが、そうなってくると、話しの内容が通じる、通じないうんぬんよりも、「この人、自信がなさそう。仕事も出来ないんじゃないかな?」などという印象を与えがちだということです。

これは、日ごろ発音スクールで英語の発音を教えていても、日本語を話す時と、英語を話す時とでは大きく印象が変わる生徒さんがほとんどなので、ネイティヴの感想はなるほどなあと思います。そして、カタカナ発音は損してるなあと思うのです。

ネイティブに自然に聞こえる発音のコツは「発声」と「意識」の2つ
では、どうすればこのようなマイナスな印象をもたれることなく、ネイティヴに自然に聞こえるような発音のコツはあるのでしょうか?

ネイティヴに伝わる発音のコツは、いくつもありますが、最も重要なポイントは次の2つです。

1.発声を英語の発声にする
2.英語は日本語とは全く違う「音」だと強く意識する
この2つです。

発声を「英語の発声」にする
英語と日本語の発音で、一番違うことが「発声」です。つまり「声の出し方」が全く違います。英語は腹式呼吸で、息の強さ、長さ、量が日本語よりも多いのです。

要は、「大きな声を出す」ということです。これだけで、上のマイナスな印象のいくつかは解消しますし、子音も、母音も伝わりやすくなります。

日本人の英語の声は、世界標準の英語の声の大きさに比べて、小さ過ぎるのです。声が小さいだけでも、損してます!

発音=発声+調音 ですので、発声を変えないことには、英語らしい自然な発音にはならないのです。

英語は日本語とは全く違う「音」だと強く意識する
驚くべきことに、いくつかの発音のテキストにはカタカナでルビがふってある本があるくらいですが、そのためにいつまでも頭の中のカタカナに引きずられ、なかなか自然な英語の発音にならない方もいます。

例えば、 take という簡単な単語の発音であっても、[t] は タ行の音とは異なる、[t]という英語の音なのだ、という意識がとても重要です。

この意識の強さが、発音の上達を左右するといっても過言ではありません。

この2つのポイントをおさえて、発音の練習をすれば、自然な英語の発音になれますし、不必要に印象を下げることを回避することも出来るでしょう。自信をもって堂々と英語を話すのに、発声、そして発音の練習が必ず役立つと思います。

言語音とは人間が作る複雑な音です。その作り方は英語も日本語もまったく同じです。連続的に変化する音のストリームです。聞こえ方が違うのは音の特徴が違うだけです。その音の作り方は母音も子音も同じです。

同じような体格であれば英米人も日本人も母音の周波数もほぼ同じです。しかし、英語と日本語は違って聞こえるのは音の特徴が大きく違うからです。日本語は子音と母音の組み合わせの音が多くなります。しかし、英語は子音の数が多く、その結果として非常に違うように聞こえるのです。

音の特徴が違うだけですから、大きな声を出しても意味がありません。英米人でも声の小さい人はいますし、十分に理解されています。

聴き取りは記憶にある音と聞いた音の特徴の照合です。つまりネイティブの記憶には日本人のような音がないのです。声を大きくしても解決にはなりません。

英語の音にするためには日本語と発声は同じですが、音の特徴を捉えて真似る事です。大事な事は真似たらフィードバック得て、自分の英語の音が充分に特徴を捉えているかを検証する事です。

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