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2018年4月30日 (月曜日)

「空気を読む」あなたが英語が苦手になる究極の理由

現代ビジネスに次のような記事があります。

日本人が英語を苦手な理由
「日本人が日本にいながらにして効率よく英語を身に付けるには『単語が9割』、これは間違いありません。では残りの1割は何でしょうか?

それはズバリ、母語――日本語でのロジカルな思考力です。そこをクリアすることで、一気に英語は上達し、世界に通用する英語に近づくのです」

そう語るのは、大分県在住の廣津留真理さん。200冊の本を読んで独自に開発した家庭学習法で長女・すみれさんの能力が開花。すみれさんは公立校で塾にもいかずに現役でハーバード大学に進学。その手法を「ひろつるメソッド」として昇華し、家庭学習の助けとなるための英語塾を経営している。

6月上旬には、2019年度第一回の英語検定試験が控えている。英検を受験に採用する学校も増えてきており、受験者は増える一方だ。現代ビジネスでは「ひろつるメソッド」の要点を数回にわたりお伝えしてきたが、やはり「単語が9割」「単語の暗記をすべき」という廣津留さんの仰天の英語学習法にも、大きな反響があった。実際、廣津留さんの英語塾では小学生の英検3級、中学生の英検準2級、高校生の英検1級合格も珍しくない。

4月14日に著書『成功する家庭教育 最強の教科書』刊行記念に東京にて開催された廣津留さんの特別授業にも定員を大幅に上回る応募があり、急遽追加するもその300席が瞬時に満席となった。
その特別授業内で、「英語力を伸ばすのに単語の暗記以外では何をすればいいのか」という質問が多く寄せられたという。そこで、「単語の暗記」以外に大切なことをここにまとめてもらおう。

空気を読む必要はあるのか
日本人の大半が感じる「英語苦手意識」の理由の一つは、普段使っている日本語の曖昧さにあります。そもそも、英語と日本語の使われるシチュエーションは対照的なのです。

日本語が使われる環境は、あえて言葉にしない行間を、阿吽の呼吸で相手に読んでもらい、察してもらうことが前提になっています。それができない人は、「空気が読めない(KY)」として、批判、糾弾されます。

一方、英語が使われるのは、異文化と多様性だらけのシチュエーション。国籍や人種による文化や習慣の違いの中で、いちいち空気を読むのは不可能です。

たとえば、お店に入って、「じゃあみんなとりあえずビールでいい?」と言うと、たいていの日本人は「OK!」と言い、あえて一杯目から自分の好みのドリンクを主張する人はなかなかいません。

ところが、英語が使われる場面では、「とりあえずビール」はありません。みんな、1杯目のドリンクを決めるのに20~30分かかっても気にしません。それぞれ、スタウトビール、ピルスナービール、ジンの種類はタンカレーでジントニック、梅酒のロック、イタリアのスパークリングワイン、などそれぞれが今飲みたいものを主張します。

主張しないとその場に存在しないと見なされる。そうなると自分のやりたいことは一切できない。その怖さが身にしみてわかっているのが英語を使う人々です。目立つと嫌われていじめられる。右を見て左を見て、数の多いほうに同調しておこう。発言すると目立つのでとりあえず当たり障りのない書類を作成して渡しておけばよい。これが日本人です。

日本語と英語の構造は別物
つまり、文化的・社会的背景が比較的似通ったムラ社会でのコミュニケーションツールとしての日本語と、主張しなければ何も始まらない英語は別物なのです。「空気を読む」「阿吽の呼吸」が通用しないグローバル社会を生き抜くには、“違っていることが大前提”の相手を納得させるだけの論理性が、コミュニケーションの基礎となります。

ところが、曖昧さにどっぷり浸って育つ日本人は、この論理的思考、つまりロジカルな思考法が非常に苦手。これが英語の構造にどうしても馴染めない理由です。

では、英語的な論理=ロジックとは何でしょうか。簡単に言うと、英語の論理は、introduction(イントロダクション=序論)→body(ボディ=本論)→conclusion(コンクルージョン=結論)、これだけです。「なあんだ、日本語でも習ったよ、起承転結と同じじゃないか」そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが別物なのです。

ロジカル英語の構造とは
英語の「序論」のポイントは2つ。「今日のテーマは○○です」(topic)、「テーマについての私の主張は●●です」(thesis statement)と、先にテーマと結論を言ってしまいます。当たり障りのない天気の話などでスピーチを始めて、最後にならないと結論が分からない日本の序論とは違うのです。

次の「本論」は、thesis statement(一番言いたいこと)をこれでもかとサポートする具体例を、優先順位に従って複数入れます。

最後の「結論」は、thesis statement(一番言いたいこと)をもう一度繰り返してまとめます。どうですか。日本で習った起承転結とずいぶん違いますね。

【ロジカル英語の基本構造】

ステップ1 序論 自分の言いたいことを先に言う。

ステップ2 本論 自分の言いたいことが正しいと証明する具体例を優先順位羅列する。

ステップ3 結論 自分の言いたいことを繰り返してまとめる。

このように、自分の言いたいことから先に伝えると、相手の貴重な時間を無駄にしません。次に、なぜそういう結論に達したかを具体的に説明すれば、こちらの主張に納得してもらえます。これは討論(ディベート)、交渉(ネゴシエーション)、発表(プレゼンテーション)といった、グローバル社会に必須のスキルの土台、「グローバル地頭」の基本となるものです。

「相手目線」がロジカル英語のポイント
イントロ・ボディ・結論の3段論法など、誰でも知っている、いまさら何を言うか、と思われる方もいらっしゃるでしょうが、このプロセスで忘れてはならない重要なことが3つあります。

1) 話し手は常に相手目線であること。相手にとって本当に分かりやすくて面白いことを発言できていること。

2) 内容が首尾一貫していること。話がテーマから逸脱せずに、リズミカルに流れていること。

3)自分にしか言えないすごいことがあること。誰でも知っている一般論をくどくど述べたり、「政府はもっと〇〇すべきだ」といったやる気をまったく感じない結論になったりせずに、自分のオリジナルのアイディアを主張できていること。

なぜこのようなことをわざわざ提示するかというと、日本人はとかく形から入ってしまい、見栄えのよい形がそれなりに完成すると落ち着いてしまうからです。

私が主催する、ハーバード生が講師陣のサマースクール「Summer in JAPAN」は、日本にある外部の団体様とコラボさせていただくこともあります。交流イベントでまず、日本側団体は、数ヵ月かけて英語で作成した力作の「資料」をハーバード生たちに「これを読んでください」と配布します。そこで日本側は「やれやれ、我々の任務は無事に成功した」と落ち着くわけですが、当のハーバード生たちはその「力作英文資料」に2秒ほど目線を落として、捨ててしまいます。

それをされた日本側の団体は、日本人だけの反省会の場で、「アメリカの学生は無礼だ」と私に怒りをぶつけます。これが起きるたびに、私は、「なぜ、資料が捨てられたその場で、アメリカ人学生に『無礼だ』と言わないのか、私にいまさら言っても彼らは帰国している」「なぜ、資料を配布するその場で『これを読んでおいてください』ではなく、『この資料がいかにこのイベントの要でありものすごいものであるのか』を口頭で説明しないのか」と言うことになるわけです。

ハーバードの学生は「重要性を感じないもの」を丁寧に読んではくれなかった・・・ある意味では当たり前のことである Photo by iStock

グローバル社会では、重要性と希少性を説明しない限り、たとえいわゆる目上の者が作成したプレゼンでも資料でも見向きもされません。ここを取り違えずに、ロジックを出していく必要があるのが、これからの子どもたちです。

家庭でできるロジカル思考練習法
日本人の英語力を引き上げるには、日本語を変えるしかない。どうやらそう気がついた文部科学省の新学習指導要領では、2020年度より英語と日本語を連携して教える取り組みが行われることになっています。その一環として高校の国語教育に登場するのが「論理国語(仮称)」です。

その名の通り、論理国語が目指しているのは、グローバル社会でも通用する英語のような論理的エッセンスを日本語で養うこと。英語上達にも好影響を与えることと思われますが、高校生まで待つ必要はありません。

日本語で上手にできないことが、英語でうまくできるわけがありませんから、小さいお子さんにも、家庭の会話でロジカル思考に親しませておきましょう。簡単です。

ご家庭の食卓やリビングテーブルでの家族団欒のひとときに、「結論から先に言い、すぐに理由を2つ述べる」練習をします。楽しいテーマを選ぶのがコツです。

【例1:幼児~小学校低学年】

親御さん「夏休みにしたいことは何?」
お子さん「家族でおばあちゃんの家に行きたい。1つ目、長い休みにしかおばあちゃんに会えないから。2つ目、おばあちゃんが、とても喜んでくれるから」

【例2:小学校中学年・高学年】

親御さん「サッカーはまだ続けたい?」
お子さん「続けたい。理由は2つ。1つ目は、もうすぐ強いチームとの試合で、絶対に勝ちたいから。2つ目は、今のチームの仲間との友情を大切にしたいから」

「ケチをつけない」のが家庭教育のポイント
楽しいテーマを選ぶと、お子さんも目を輝かせて考えてくれるでしょう。ポイントは、時間を決めてポンポンポンと、リズムよく発言させること。考える時間15秒、発表45秒です。

終わったら「それはいい考えだね!」「よく分かるよ!」と、たくさん褒めてあげましょう。どんな答えでも、決してケチをつけないことが大事です。ケチをつけられた瞬間、お子さんはイヤになってしまいます。

ロジカルな思考に慣れない最初のうちは「う~ん、水族館も行きたいし、遊園地も行きたいし……」「そんなこと聞かれても、はっきり決められないよ」などという答えが返ってくるかもしれませんが、気にせずこの練習を続ければ、自然とロジカル思考が身についていきます。

もちろん日本語の曖昧さにもよいところはたくさんあり、実際、論理や主張にうんざりした英語圏の人間が日本に住みつく例を私もかなり見てきました。日本の伝統である曖昧さは、お子さんに小説や随筆などを多読させて、どんどん楽しんでもらいましょう。日本語独特の表現力も身につきます。

机で問題を解き、偏差値アップを目指すものだった勉強2.0は終わりました。「何か楽しいことないかな」、「誰もまだ考えてないアイディアは何だろう」、「当たり前のことをひっくり返したいな」と考えるのが、勉強3.0です。それが結果的に社会や人類に貢献できると、こんな素晴らしいことはありません。

その種は家庭で蒔かれ、育まれるものなのです。

子どもの学ぶ力を最大限に高めることができるのは家庭教育のみ! 廣津留さんの経験を踏まえた最強の教科書。英語単語の暗記法やロジカル思考法の鍛え方もさらに具体的にまとめてある一冊だ。刊行記念の特別授業はまた6月にも開催が予定されている。

言語はロジカルな思考法するためだけではなく、感情を伝えたり、友達を交流するために使うものです。少なくとも母語の場合は脳の本能の真似をするのが楽しいからやっている事です。すると臨界期を過ぎた大人も同じようにネイティブを真似る楽しみを知るべきだと思っています。

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