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2018年3月14日 (水曜日)

英語の話せるイチローは、なぜ一流の通訳を雇うのか

長谷川滋利氏がGendaiに次のように書いています。

イチロー選手なんかは、今でもアラン・ターナーという優秀な通訳を介して喋ることが多いですね。誤った情報を決して出さないという狙いと、彼の場合はイチローというブランドがありますから、それを壊さないようにしている側面もあるのかもしれません。

僕の場合は発音や文法が多少、間違っていても却ってギャグっぽくなってくれて、「ハセガワはおもろいヤツやなあ」というイメージに転んでくれたことも少なくなかった。でも、イチロー選手の英語は文句なく上手ですが、発音が少し違うとか、彼くらいの選手になるとそれくらいでもつまらんことを言ったりしてくるヤツもいるんです。

だから通訳をつけるのは賢い選択と言えるでしょう。イチロー選手がアメリカで得た自己防衛策のひとつかもしれません。

アメリカに来る日本人のビジネスマンとも話す機会がありますが、彼らの英語もいろいろで興味深いですね。ただ、だいたいの場合、商談をまとめていくのは雑談がうまくできる人というイメージを僕は持っています。

日本のビジネスマンは優秀ですから、その商談に必要な知識や単語は完璧に頭に詰め込んで渡米してきますね。でも例えば、雨と渋滞が多いシアトルだったら、商談前に「大渋滞だったでしょう。でも今日はマシなほうです」とか、雨が降っていても「今日は晴天に恵まれて」という、ちょっとした挨拶というかジョークを言うアメリカ人は多いです。

それをうまいこと英語で返せるか。これが、実はスムーズにビジネスに移行する鍵だと僕は思っています。一部の日本人に面白みが欠けていると思われてしまうケースは、ここに理由の一端があります。だから僕はビジネスで初めての街、馴染みのない都市にいくと、テレビのローカルチャンネルをつけたりするし、地元誌のチェックは欠かせません。

そういう意味ではメジャーに来た最初の頃は、インタビューなどで「英語はどうやって勉強してるの?」と聞かれると「スポンジ・ボブ観てます」ってよく言ってました。あれはどこでも大ウケしてくれましたね。

アメリカの人気アニメなんですが、実際に家では子供が見てましたし、アニメは簡単な英語が多かったのでリスニングにもちょうど良かった。日本に来た助っ人外人が「クレヨンしんちゃんで日本語を勉強してマス」って言ったらおもろいし、なんだか嬉しいじゃないですか。

そこまで計算していたわけではありませんでしたが、なんといってもビジネスの基本は相手を知ることですから、向こうのことを勉強するのはポジティブな結果に結びついてくれることは多いですね。

前にビジネスマンの英語勉強法について聞かれたとき「CNNをつけっぱなしにするといい」と答えたことがありますが、あれはあくまで上級者用です。CNNは政治や経済のニュースも多いですし、「日米野球社は3期連続減益ながら株価は緩やかに上昇していています」といった内容は日本語でも難しいので、いきなりCNNはハードル高いかもしれません。

中級者には柔らかいニュースも扱うNBC、CBS、ABCにFOXくらいまでのキー局がオススメです。初級者は前述のようにディズニーやアニメなどで勉強して、慣れたら映画やキー局に挑戦するのが身に付きやすいですね。

いずれにしても、英語が使えて損することはまずありません。楽しみながら耳と口をどんどん鍛えてあげてください。

私はなるべく自分の言葉で話すべきだと思っています。

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