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2018年3月 5日 (月曜日)

AI翻訳で英語の勉強はもういらない

AERAに次のような記事があります。

英語にまつわるテクノロジーの進化が目覚ましい。ポケットサイズの翻訳機や、グーグル翻訳に勝るとも劣らない純国産の翻訳エンジン「VoiceTra(ボイストラ)」も登場。こうなってくると、もはや英語の勉強は必要なのでは、とも思えてくるが……。

ならば、もう私たちは英語を勉強しなくてもいいのでは? そんな考えが浮かぶが、全く勉強しなくてもよくなるわけではないらしい。

「機械が正しく翻訳できているかどうかは、基礎的な知識がないと判断できません。間違っていたらそれを修正できる程度の英語力は今後も必要です」(VoiceTraを開発した国立研究開発法人「情報通信研究機構」(NICT)の隅田英一郎さん)

 ただし、隅田さんは「外交官や国際ビジネスの最前線に立つような一部の人は別として、ビジネスパーソン全員がTOEIC800点を目指す必要はなくなるかもしれない」と指摘する。

 アメリカで行われた調査によれば、英語ネイティブが日本語をマスターするために要する時間は2200時間。おそらく日本人が英語をマスターするにも同じくらいの時間が必要だ。

 ちなみにいま日本の中学高校での英語授業は計910時間。隅田さん曰く、

「正しい日本語さえ書ければ、機械が正確に訳してくれる時代がくるとすると、膨大な時間をかけて英語を習得する必要があるのか。機械にできることを、人間が無理してやることはないと開き直って、英語以外の勉強に力を入れるというのも、選択肢の一つでしょう」

 電卓ができたことによって、「そろばん」は必須のスキルではなくなった。英語もそろばん化するということか。海外で営業などを行う太洋物産の山本大哉さん(30)さんは、どちらかといえば、それを是とする。

「僕は自分の娘と息子には、英語を頑張らせるつもりはありません。それよりプログラミングとか設計とかのスキルをつけたほうがいいかなと。僕自身も今後は、製品のことをよりよく理解し改善のアイデアも出せるように、物理とか理系の勉強をしたいと思っています」(山本さん)

もちろん、今後必要とされる英語力は対面コミュニケーションの必要性にもよるだろう。例えばソフトウェア・エンジニアの世界では、世界中のエンジニアと協力しながら開発していくオープンソースプロジェクトが盛んだが、隅田さんによれば、英語でプログラムの説明書を読み書きする能力さえあれば、十分に活躍できる。リスニングやスピーキング力はなくても構わないし、読み書きは、自動翻訳でかなりの程度カバーできる。

 でも、せっかく時間も労力もコストもかけて英語を勉強してきたのに、手放すのは惜しい。絶対できたほうがいいはず。そう信じるのなら、テクノロジーをうまく使いこなし、ラクして生産性と英語力アップを目指せばいい。囲碁や将棋の世界ではAIが人間をしのぐ力をつけ、そのAIと対局することで人間も強くなっている。あらゆる最新技術を使い倒せば、今まで絶対無理だったネイティブレベルを狙える可能性だってあるはず。「英語カースト」の上位層──つまり翻訳者レベルの人たちの世界も今後は変化にさらされるという。自動翻訳は人間の翻訳者にとって脅威にもなり得るが、逆にうまく下訳に使えば生産性向上にもつながる。

 結局、テクノロジーの発達によって問われているのは、そもそもなんのために英語を勉強するのか、ということだ。

 アエラのアンケートでも、「仕事や研究のための英語学習は必要なくなるだろうが、映画や音楽の原作を楽しみたいとか、旅をするために人は学び続ける」「語学を学ぶのは、その国の文化を理解することにつながるから。深いコミュニケーションをするために、外国語を学び続ける意味はある」という意見があった。前出の隅田さんは、「多様性を身につけるには、世界が相対的だということを知ることが大事。語学の勉強がその入り口になるのは確かだ」と話す。

正しい日本語さえ書ければ、機械が正確に訳してくれる時代はきておりません。少なくとも数十年以上は来ないでしょう。電卓はソロバンの代わりになりましたが、AIの翻訳が翻訳者代わりになりません。

現在のグーグルの翻訳も数億単位の対訳データを使っていますが、まだお粗末な翻訳です。仮にデータが10倍増えても比例して翻訳精度が上がる訳でありません。

将棋とか囲碁とかはデータを解析すれば人間より強くなれますが、翻訳や通訳は簡単ではありません。まだその仕組みが解明された訳でありません。私は後数百年はそのような時代は来ない思っています。

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