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2018年2月 6日 (火曜日)

TOEIC試験の「落とし穴」

西澤ロイ氏はgetnewsでつぎのように言っています。

「TOEICでは高いスコアを持っているが、英語が話せない……」

このような人があなたの周りにはいないでしょうか?

TOEICは英語におけるコミュニケーション能力を計るための試験であり、一定のスコアを採用や昇進などの要件としている企業も多いです。ある程度の実力を示す指標として、例えば700点や800点といったスコアが目安とされたりします。

しかし現実には、スコアに見合うだけの英語力や英語コミュニケーション力が伴っていない人も少なくありません。一体なぜそのような「ズレ」が起こってしまうのでしょうか?

ちなみに、TOEIC自体は非常に「よくできた」試験です。リスニング問題がテストの半分を占めているとか、時間が極めて限られている……といった「クセ」は多少ありますが、ビジネスで実際に使われる英語表現も多く登場するという意味で「実用性」に優れ、「信頼性」も非常に高い、素晴らしい試験であることは間違いありません。

年間200万人以上が受験しているわけですが、面接がなく、マークシート方式で受験できる「便利さ」や、5点刻みのスコアが示される「分かりやすさ」もその人気に一役買っていることでしょう(対比されることの多い英検では、(基本的に3級以上は)面接が存在し、また、受験した級に対する合否判定が行なわれる形式となっています)。
実力が伴う人と、そうでない人の違い
ただし、いくら素晴らしい試験だからといって、万能なわけではありません。2人の学習者がいて、例えば700点という同じスコアを持っていたとしても、英語の実力が同じレベルだとは限らないのです。その違いは、一体どこから生まれるのでしょうか?

私の考える答えは「学習者がもっている意識の差」です。

TOEIC試験は基本的に、4択の中から答えを選ぶ形式になっています(Part 2のみ3択)。そうすると、中には「正しい選択肢が選べればOKだ」と考えて勉強する人もいるでしょう。逆に「ただ正解を選べるだけではダメで、もっと深いところから理解すべきだ」と考える人もいるでしょう。それが「意識の差」ということです。

リスニング中に持つべき意識とは?
今のサンプル問題は、難易度が高くはありません。ですから、正解が分かった方が多いでしょうし、もし迷ったとしても、少なくとも2択くらいには絞れたのではないでしょうか。ただし、私が指摘したいのは、正解うんぬんよりも、もっと深いところにある「意識」についてなのです。

例えばBの音声では、walking(歩いている)やpark(公園)という単語が聞こえてきます。そうすると、明らかに正しくないことが分かるでしょう。しかしそれでは単に、耳に入ってきたいくつかの単語から、全体の意味を推測しているに過ぎないのです。

おそらく大半の方が、「正しい選択肢を選べること」を目指して勉強をしています。もちろん、勉強をしていることも素晴らしいし、正しい選択肢が選べるようになることも素晴らしいです。ただし、そこを目指してしまうと、スコアに見合った英語の実力が手に入らなくなってしまう危険性があるのです。

英語のリスニングをするときに、キーワードを探すような聞き方をする人や、推測だらけになってしまう人が、実は日本人には非常に多いです。残念ながらそのような聞き方をしていては、本当のリスニング力はなかなか身につきません。

英語の実力をきちんと身につけたい方はぜひ、「全てを聞き取ろう」という意識をもってリスニングしてください。

英語のリスニングは記憶にある音と聞いた音の照合です。音を覚えないと聞き取れません。全てを聞き取ろうと言う意識を持つとか、ディクテーションはあまり関係ありません。

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