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2018年1月17日 (水曜日)

子どもが英語を「体感」できる学習法 「TPR」

ダイヤモンド・オンラインにTPRの記事があります。

「子どもに英語をマスターしてほしい!」――そんな願いを持っている親御さんは少なくないだろう。しかし、そんな人でも「英語がペラペラになればそれでいい」などとは思っていないはず……。むしろ、本当にわが子に身につけてほしいのは、世界のどこでも生きていける頭のよさ、つまり「本物の知性」なのではないだろうか。
実際、応用言語学や脳科学、教育心理学などのアカデミックな研究では「外国語学習の機会が、子どもの知力やIQを高める」といった知見が蓄積されつつあるという。
いま、こうした科学的根拠(エビデンス)に基づいた指導によって、子どもたちの英語力を着実に伸ばし、人気を集めている英語塾があるのをご存知だろうか。元イェール大学助教授の斉藤淳氏が代表をつとめるJ PREPだ。
本連載では、同氏の最新刊『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語――わが子の語学力のために親ができること全て!』から、一部抜粋して「ほんとうに頭がいい子」を育てるための英語学習メソッドを紹介する。

TPRで「身体ごと」馴染もう
3~6歳くらいの時期は「英語をお勉強にしないこと」が大切なのですが、その中心となるのは、アクティビティに基づくアプローチ(Activity Based Approach)の考え方です。これは要するに、子ども自身が自ら参加できるアクティビティを用意し、そのなかで英語を体得できるようにするということです。

TPR(Total Physical Response: 全身反応教授法)は、アクティビティに基づくアプローチの一つです。これは1960年代にアメリカの心理学者であるジェームス・アッシャーによって提唱された古典的な指導法であり(Asher,1966)、J PREPキッズはもちろん、多くの児童向け英語教室でもすでに取り入れられています。

やり方は至ってシンプル。英語で指示されたことに対して、子どもが動作で反応することを繰り返すだけです。
この方法には3つの利点があります。

1. 基本的な動作を表す「動詞」を記憶に定着させられる
2. 友達や兄弟など「集団」でやると、ワイワイと盛り上がれる
3. 「ゲーム性」があるので、落ち着きがない子でも続けやすい

あくまで一例ですが、ご自宅や公園でこんな遊びができるかもしれません。指示をするときは、動作のお手本をやってみせたり、ジェスチャーを加えるといいでしょう。

こんな指示がおすすめ
・Stand up.「立って(両手を持ち上げながら)」
・Walk.「歩いて(自分も歩きながら)」
・Walk slowly.「ゆっくり歩いて(ゆっくり歩くしぐさ)」
・Stop.「とまって(左右の手のひらを差し出す)」
・Run.「走って(腕を振って走るしぐさ)」
・Run fast.「速く走って(腕を速く振って走るしぐさ)」
・Run faster.「もっと速く走って(腕の振りをもっと速く)」
・Let's sit down.「座りましょう(座る。落ち着かせたいときはゆっくりと)」
音楽を使うとより効果的です。「音楽を流す→音楽をいきなりとめる→(指示)→音楽を流す」とすると、音楽が鳴りやんだ瞬間に子どもは指示に耳を傾けやすくなります。このやり方はアメリカの幼稚園などでもStop and Go!という名で親しまれているアクティビティの一種です。

慣れるまでは、大人が「Sit down!」と言って、自ら座る動作をやってみせるようにします。そのあと、子どもにも同じ動作をさせることで、「(あ、『Sit down!』は『座る』ってことか……)」と悟らせるようにします。
日本語で説明し直す必要はありません。英語を英語のままなんとなく理解することが大切なのです。また、大人が指示するだけでなく、子どもにも指示させてみるのもおすすめです。

私は周りの大人がなるべく自然な英語で話しかけるのが最もよい学習方法だと思います。いろいろな英語を聞くチャンスがありますから、必ずしもその大人が素晴らしい発音である必要はありません。

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