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2017年9月21日 (木曜日)

「ビジネス語」としての英語力を磨く

東洋経済で松本茂氏が次のように言っています。

私たちにとってパソコンが仕事の作業効率を上げたり、エンターテインメントを楽しんだりするのに不可欠になったのと同じように、ビジネスにおいて英語が不可欠になりつつあると言っても過言ではない。そんな時代の動きに取り残されないためには、どのように英語学習に取り組めばいいのだろうか。高校生まで英語が苦手だったという英語教育、コミュニケーション教育の専門家、松本茂氏にビジネスパーソンの英語習得法について聞いた。
二技能以上を統合した勉強法で英語を習得

―中学・高校時代、英語は苦手科目だったそうですね。

松本 そうです。中学時代の英語の授業は「パターンプラクティス」という、当時では最先端の教育法を取り入れていました。そのおかげで文の構造は頭に入ったのですが、英文の意味を理解していませんでした。

英語は暗記科目だから覚えれば誰でもできるとうそぶいて、教科書の英文を覚えていなかったので成績はひどいものでした。高校に入ってからは、さすがに心を入れ替えて、さあやるぞと意気込んだものの、教科書の英文があまりにも難しくて早々に挫折しました。

―何がターニングポイントとなったのですか。

松本 高校3年生の夏休みに、たまたま日本人の大学生が英語でディベートを行うのを見たことです。その瞬間、英語って単なる「科目」じゃないんだ、これならやってみたいと思いました。それまでは学校で英語を教わっても、覚えたことしか言えず、いくら勉強してもその延長線上に「英語で考え、英語で話す」ことがイメージできなかったのです。

ところが、自分と2?3歳しか違わない大学生が、時事問題について英語で丁々発止のやり取りをしている。ディベートってすごい、かっこいいと衝撃が走り、その日から取り憑かれたように英語の勉強を始めました。

―どのような方法で取り組んだのですか。

松本 最初のころは、モデルになるような英会話のテキストや、やさしい英語が使われているスピーチなどを、意味を理解した上でひたすらリピートしていました。基本的に私の勉強の仕方は、「日本語に訳さない、聞こえてきた音を真似る、自分が発話しているイメージでインプットする」の三つです。

また、ディベートのテーマに沿った英文資料を読むときは、どこが自分の意見のサポートとして使えるかを考え、後で自分が発言することを想定しながら読み、最後は自分の言葉で英文要約を書くようにしていました。今、振り返ると、二技能以上を統合した学習をしていたと思います。

大事なのは強い思いと具体的なゴール設定

―実際、大学3・4年生のときに全日本の英語ディベート大会で2回優勝されました。どうしたら松本先生のように、夢を実現させることができるのでしょうか。

松本 大学3年生か4年生で、英語ディベートで学生日本一になるんだという明確なゴールを高校3年生の時に定められたからですね。挨拶さえおぼつかない状態から、3?4年後に時事問題などを討論できるようになるまでのギャップをいかに埋めるか。これを具体的に考えられたこと、そして小さな目標を一つ一つ乗り越えることでモチベーションを維持できたことが大きな要因です。

人間は意志が弱いので「したい」というレベルではなく、「なるのだ」という強い気持ちが必要です。ダイエットでも「痩せたい」という程度では、長続きしませんよね。ダイエット本来の目的は、痩せて「健康になる」ことだと思います。それを「○キロ痩せたい」という具合に、目的を見誤るとさらに挫折しやすくなるのではないでしょうか。

英語の上達はゴールの設定ではありません。上手になりたいと言う願望が必要です。その練習で上達を楽しめるかどうかです。楽しければ練習や学習が継続できます。

そして英語が上達すればいろいろな選択が増えるんです。スポーツも芸能も同じでその練習とか学習が好きかどうかなのです。

自分の努力だけで上達しますから、必ずできる事です。

ゴールは設定しても、社会的や経済的な条件もありますから、必ずしも達成できる訳でありません。

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