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2014年2月 6日 (木曜日)

記憶のメカニズム:ヘブの3法則

新たな記憶が生まれるということは、新たな神経細胞が増殖するのではなく、神経細胞どうしの結びつきに変化が起こる事です。つまり詳しくは神経細胞どうしをつなぐシナプスにおいて神経伝達物質の伝達効率が長時間にわたり上昇した状態になることを指す。これはシナプス可塑性の一つで、長期増強(LPT)と呼ばれております。この基本的な考えが記憶や学習の基本メカニズムとされています。

我々が実際に物事を記憶する時には、まず思いつくことは、我々が覚えようと思ったことを覚えられるということです。例えば、オバマを覚えようとして、なぜか教科書の別の頁にあったワシントンを覚えてしまった、常識的にはありません。覚えようとしていることを我々は確実に覚えられるのです。シナプス可塑性は、起こるべきシナプスに限局して生成するのです。ほかのシナプスには影響を与えないのです。この性質を「入力特異性」といいます。

一方、我々は覚えようとしなければ覚えられません。ただぼんやりものを聞いているだけでは記憶されません。もし、聞いたものや経験したことを全てもれなく記憶してしまうと、人の脳は数分で飽和してしまいます。覚えようとしたものしか覚えられないという我々に備わった能力は悲観すべきものではありません。これは、ある一定の以上の強い信号が来たときにのみシナプス可塑性が生じるというもので、「協力性」と呼ばれる性質です。記憶のするために閾値が設定されており、これは閾値を越えたもの、つまり記憶しなければならないことだけを選抜して記憶するために役立っています。

我々は物事を覚えるときに何かに関連付けて記憶します。例えば、ワシントンを覚えるときも、ただワシントンと覚えただけでは、何の役にも立ちません。初代のアメリカ大統領と覚えることではじめて意味があるのです。また食べ物の写真を見てよだれが出てくるといった条件反射も連合学習です。我々は通常、物事をほかの物事に関連させて覚えます。さらに関連させることで覚えやすくもなるのです。語呂合わせなどはそのよい例です。連合させれば閾値以下のものでも覚えられるわけです。従ってシナプス可塑性にもこの様な性質はあるでしょう。この性質を「連合性」といいます。

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