TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール
上記のよう長い長いタイトルの本が販売されています。
出版社から次にような説明文になっています。
3つのバイトを掛け持ちしながら英語を習得。
売れっ子同時通訳者が伝授する超スピード学習法。
「カネなし」「時間なし」「留学経験なし」のほうが英語はモノになる!
「20歳を超えているのに英語ができない状態では、通訳者になるのは、まず無理です」
短大卒業直後、通訳者になりたいという夢を持って動き出そうとした矢先、
通訳エージェントからこう宣告されたときのショックは、今でも忘れられません。
確かに、当時の私は在学中は英検3級もとれず、卒業後に初めて受けたTOEICスコアは280点。
いっそ通訳コーディネーターになっては?というアドバイスをもらうくらいのレベルでした。
でも、私は夢をあきらめることができませんでした。
そんな著者が、なんと半年後にTOEIC800点をゲット!
さらに3年後、留学経験がないなか通訳者デビューを果たした。
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私はこれ事実かどうかの判断はつきません。しかし、英語学習においては理解できない事ばかりです。
TOEICと言うのは英語のテストで話したり、聞いたりする事はあまり重視されません。通訳になる人がなぜTOEICを目指した目的が理解できません。TOEICが満点とれたとしても通訳になるにはかなり遠い目標となります。
TOEICを満点になってから通訳を目指す事は全然違う方向に行くようなものです。
それ以上に驚くのは「カネなし」「時間なし」「留学経験なし」のほうが英語はモノになるという説明です。英語は時間がないよりある方が、留学できるなら留学した方が、金はないよりあった方が良いの事実です。しかし、必須条件ではありません。
しかし、このような条件で、できない事はないかもしれません。しかし、非常に稀な事だと思います。だれもができる事ではありません。
この稀の稀の本を出版する意図は何でしょうか。めずらしい人を紹介する事でしょうか。それとも英語学習者への参考書でしょうか。この稀の稀の内容がどれほど他の人に参考になるのでしょうか。
英語本にはこのようなミラクルのような話が今も盛んです。でも本当の参考書はもっと地道な努力をする事こそ、現実的に本当の意味で参考になるのでないでしょうか。
英語本では”英語は絶対に勉強するな”と言う本もありました。単気を引けば良いというタイトルは結局は本格的にメジャーを目指す本でない事なのかも知れません。
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