通訳電話サービス
NTTドコモは4日、携帯電話を通して、日本語-英語など異なる言語で会話できる「通訳電話サービス」を9日から試験提供すると発表した。まずは日本語と英語もしくは韓国語の通訳に対応し、来年1月には中国語にも対応する予定。来年の商用サービス開始を目指す。
「翻訳開始」バーがあり、サーバー上で通訳、文字変換もしてくれる
試験サービスの提供対象は公募の一般利用者約400人に加え、観光や小売り、医療などの協力企業15社以上で原則無料。試験提供を通して使用される場面や需要を把握し、音声認識と翻訳機能を向上させることで本格提供につなげるという。
通訳電話は、ネットワーク上の「クラウドシステム」が、会話を音声認識して文字化し、文字同士を機械翻訳する。その後さらに音声合成することで通話相手に別言語で伝えられる。発話後は2秒程度で通訳されるのが特長。
また会話は翻訳前後の内容がそれぞれの言語で携帯電話上にも文字で表示される。
現時点では日本語の認識精度が90%、英語が80%程度で、発話者が男性であれば翻訳の声も男性とするなどの工夫も加えられている。ドコモは「同時通訳は世界で初めて。精度を高めて言語の数も増やしていきたい」と話している。
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これは自由に話した事を何でも通訳できるというものでありません。現在、完全な日本語や英語を完全に翻訳できるソフトはありません。そして日本語でも英語でも普通の会話を認識できるソフトもありません。合成音声はかなり実用的です。
すると完全でない音声認識ですと完全でない英語や日本語が認識されます。完全でない元の言語を完全でない翻訳ソフトにかける、大変な結果となります。ちょっとした複雑な表現は分からない状態となります。
多分この通訳電話はかなり表現が限定され環境で使われるものと思われます。つまり観光や小売り、医療などの協力企業15社と言うのは、限定した場合の使い方を模索するものと思われます。
人間が翻訳や通訳しなくてすむ社会は少なくとも当面はきません。私はこれから先もかなり長い間翻訳や通訳は人間の作業になると思われます。
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