グーグル電子書籍と他の電子書籍との違い
電子書籍のグーグル・エディションズは他の端末と次の違いがあります。
まず、本を見つけたら、購入します。その際、出版社に入る分け前は63%とされており、ほとんどの出版社がすでに合意し、400万冊の本がオープン時に並ぶのではないかと予想されています。
グーグル・エディションの何がグーグル的かと言うと、まずは特定のデバイスに制限されないということです。キンドルが数年間にわたって独占していた電子書籍市場にアップルのiPadが加わり、それ以外にもソニーを始め他社製のリーダーが市場に並んでいることもあって、電子書籍とは、ともかくデバイスがあってこそ読めるものと考える人が多いのです。
現在、加速度的に増えているのは、手持ちのデバイスでともかく電子読書を始めてしまう人々です。スマートフォンで電子書籍を読む人々はずいぶん増えており、アメリカの出版界はこのユーザー層をかなり重視しています。
グーグルは「デバイスが何であろうと、あるいは特定のデバイスなど持たなくとも、本は誰にでもオープン」という、いつものアプローチを採っています。
しかも、ひとつのデバイスから別のデバイスへと乗り換えても、読んだところがシンクロされます。たとえば、家のPCで55ページまで読み進んでいて、その後外出して、今度は出先でスマートフォンからアクセスすると、その55ページが表示されます。
クラウドで読むとなると、インターネットに接続していない時はどうなるのかが心配だが、キャッシュが保存されるので大丈夫です。また出版社が合意すれば、ダウンロードもプリントも可能にする計画です。
そして何よりも大きな違いは他の電子書籍ストアでもグーグル版の本が売れるのです。
グーグルのブック検索サイトだけでなく、出版社自体や他の電子書籍ストアもグーグル・エディションズの本を販売できます。たとえば、電子書籍ストアP店があったとして、そこにはP店版の電子書籍とグーグル・エディションズ版の電子書籍が同時に表示されるということになります。
ほとんどの電子書籍ストアでは、データのフォーマットによって使えるデバイスが限られていますが、この本をもっとオープンにどのデバイスでも読みたいと思えば、グーグル・エディションズ版を購入すれば良い事になります。
この場合は、出版社側に45%、電子書籍ストア側には55%に近い収入が入る仕組みだ。グーグルが手にするのはわずかになり、グーグルは広告で稼ぎます。電子書籍データをグーグルが手がける本当の理由はまさにここであり、ショート・テールからロング・テール本まで、ありとあらゆる語彙を含む書籍データを扱うことによって、グーグルは広告キーワードへの感度をますます上げていくことができるようになります。
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