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2008年8月 4日 (月曜日)

音素と音節とストリーム

私の掲示板に英語耳の松澤喜好さんは音がつながっているのをつぎのように説明しているから、松澤さんの説明に矛盾はないと言う書き込みがありました。

”以前に、私のサイトでも、子音・母音という音素が存在するのか、存在しないのかという議論があったことを覚えている方もおられると思います。このことがずーっと私の中で引っかかっていましたが、2008年の現在は以下のように考えています。

「音節」を発音の必要十分な最小単位と考える。したがって、英語の発音習得には「音節」の発音を中心におくべき。子音の音素は音節の変化形として独立して発音できる必要がある。母音も独立して発音できること。”

上記の説明は音声の基本単位を43音ではなく音節を最少単位と考えると言う事です。

音節とは、1個の母音を音節主音とし、その母音単独で、あるいはその母音の前後に1個または複数個の子音を伴って構成する音声(群)で、音声の聞こえの一種のまとまりを言います。

つまり音素があると言う前提でその音素がまとまったものを音節と呼んでいます。これは音を一時的に止まった状態で複数の音素をまとめたもので、音を静的に捉える点においてはまったく同じです。

音が前後の音に影響うけるとすると43音の場合には大雑把に計算すると43x43x43=79,507の音節がある事になります。これを正しく発音するのは人間の能力には無理な事でしょう。

しかし、音がつながっていると言うのは音素も音節も取り出せないと言う事です。松澤喜好氏はリスニングのセクションでは次のように言っています。

”リスニングとは、連続する音から意味を切り出すこと

というふうに考えてください。英語の音は本来つながっています。文字で見ると、単語の間にスペースがあるので、音にも単語の間に区切りの無音部分があるように錯覚していますが、実際は連続しているのです。たとえば、音は以下のようにつながって流れていきます。

Thissongismorethanthirtyyearsold.”

音が連続していると言う事は音素も同様に音節も取り出せないのです。音の単位が取り出せないないのに音が認識ができるのは音の動的変化を感じ取っているからです。

音の変化を感じ取るためには、音が不連続ではこまります。つながってこそ変化が感じ取れるのです。この音のつながりを私は音のストリームと呼んでいます。

音声は音素でも音節からなるものでなく、連続的に変化する音のストリームなのです。

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