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2018年4月26日 (木曜日)

英作文はするな、英借文をしなさい

ネイティブ英語の勧めで宮本太平氏が次のように言っています。

英語をそれなりに話せる多くの日本人は、「自分の英語がネイティブらしくない」という悩みを抱えている人が多いです。英語学習においては、文法知識の習得や例文・単語の暗記は欠かせません。これらの作業をこなしていけば、スピーキング力を少しずつ伸ばしていくことが可能です。

しかし、例え文法知識を完全に習得し、それをスピーキングで自由自在に使いこなせるようになったとしても、ネイティブらしいを身につけることは困難です。これが理由で、いわゆる英語の表現が日本語らしい「日本人英語」となってしまいます。

このようなことを避けるためには、英借文をすることが大切です。つまり、「ネイティブが話したり書いたりした英文を借りて、自分の言葉として話すこと」です。ここでは、この英借文の仕方について解説をしていきます。

英借文をすることで、ネイティブらしい英語に近づける
自分で何かを英語で表現するとき、文法知識だけを頼りに思いついた日本語を独創すると、日本人らしい英語になる確率が高いです。

例えば、「私の理想の上司像について話したいと思います」を英語で言いたいとします。その場合、多くの日本人は直訳して以下のように訳します。

I’m going to talk about my ideal boss’s image.

もちろん上の英文はネイティブに通じますし、文法的な誤りは一切ありません。ただ、彼らはこのようには言わないでしょう。代わりに、以下のように表現することが多いです。

I’m going to talk about what I would imagine as an ideal boss.

このように、日本語からは想像ができない文法を使うことが多いです。そのため、上記のような日本人英語から脱出するためには、ネイティブが使った表現を盗むことです。あとは正しい文法を使ってそれらを自分の言葉として話すと、より自然な英語になります。

ネイティブが英語を作るときは、1つ1つ言いたい単語を考えながら文章を作るのではなく、フレーズ単位で話します。そのため、私たちが英借文をするときはフレーズ単位で行いましょう。

例えば上記の例文であれば、I’m going to talk aboutとwhat I would imagine asがそれぞれ1フレーズです。こういったフレーズはノートやPCに保存し、自分なりの日本語訳をつけておくと良いでしょう。私はエクセルで、以下のようにまとめてあります。

~について話します I’m going to talk about
理想の~像 what I would imagine as

このような英借文集を作成し、自分のオリジナル辞典を作っていきましょう。そして、日本語を見て瞬間的に英語を口から出せるように訓練していきます。こういった方法を1年間続ければ、あなたの英語は徐々にネイティブのような英語に近づいていきます。

まずは文法を学習して英文を自在に操れるようにする
上記のような学習法を推薦している学校は多くありますが、基礎力のない初心者はまず文法を学習するようにしてください。これを勉強しないと、自分で英借文のフレーズを使いたいときに、正しい順序で英文を作ることができないからです。

ある程度文法を学習し、それなりに文章を作れるようになったら、英借文をどんどんしていきましょう。例えば、「こんな素晴らしいショーは今までに見たことがない」と言いたいとします。直訳すれば、I’ve never watched this fantastic show.と否定文を使います。

これでも意味は十分通じますが、一方でネイティブの場合はThis is the most fantastic shows I’ve ever watched.と最上級の構文を使う傾向があります。

他にも「この薬を飲めばよくなりますよ」という表現に関しては、日本語の発想であればIf you take this medicine, you will feel better.となるでしょう。一方、ネイティブの場合はThis medicine will make you feel better.と言う人が多いです(無生物主語と言われる構文です)。こういったネイティブらしい表現を、どんどんストックして暗記をしていってください。

このように、日本人英語から脱出したい場合は、ネイティブの英文からフレーズを借りる英借文を行うことがとても重要です。

もしあなたが上級者(ネイティブらしい英語を使うことができる)レベルを目指すのであれば、英文を作るときの発想の違いを理解しなければなりません。

そのためにも英文を大量に読み、ネイティブが使う英語をフレーズ単位で盗み、1つ1つ覚えていくしかありません。そのような英文をたくさん覚えていくにつれて、少しずつ英語のセンスが磨かれていきます。そして、徐々にネイティブらしい英語へと近づいていくのです。

英作文はするな、英借文をしなさいには賛成です。しかし、なぜ英作文がよくないかと言えば、文法を基本に分を組み立てるからです。文法的に正しくても不自然な英語になります。

英借文をするなら、文法を学ばないで、多くのネイティブを使う表現を覚える必要があります。多く表現を覚えるためにはネイティブの音声を真似て覚える方法が最も効果的です。

2018年4月25日 (水曜日)

もう英語を勉強だけで終わらせない

asahi.comに次のようなニュースがあります。

株式会社WorldHikersは2018年4月16日より、日本人と外国人がいつでも食事を通して交流できるサービス「Locomee」をオープンいたしました。

[Locomeeとは?]
外国語(主に英語)を使って直接会話したい、外国人と友達になりたい日本人が、自分のスケジュールを公開してマッチング。1対1だけでなく最大6人の少人数グループで、食事や飲みに行く交流の機会を作るサービスです。
[Locomeeで解決できること]

1. 英語でいつでも会話できる

普段の昼食や夕食で英語を使って交流しましょう。
毎週水曜日は新宿で外国の方たちと一緒にご飯を食べませんか?

2. 外国人の友達を作れる

一緒に食事をしながら話すことで、初対面の人でも仲良くなれます。
お互いの国のことや趣味の話など、会話を楽しみましょう!

3. 少人数で会うことができる

1対1で会うことが不安でも、最大6人で会うことが可能です。
ぜひ友達を誘って外国の方たちと一緒に居酒屋に行きましょう!

[Locomeeの使い方]
1. スケジュールを作成 or リクエストを送信
ご飯を食べたい・飲みに行きたい日時からスケジュールを作成し、他のユーザーからのリクエストを待ちます。もしくは、自分の予定と合う他のユーザーのスケジュールにリクエストを送信します。「空いてる時間が金曜日の夜しかない」「自宅や勤務先の近くで食事をしたい」「同性の人だけと会いたい」といった場合でも対応できます。

2. メッセージをして行き先を決める
リクエストを承認した、または送ったリクエストが承認されたら、行き先と待ち合わせ場所を決めます。

3. ご飯を食べる・飲みに行く
あとは決めた場所で食事しながら会話を楽しむだけ!

こんな方法で英語が本当に上達するのでしょうか。英語は外人と接触するから上達するのではありません。

2018年4月24日 (火曜日)

独自の英語学習法

徳島新聞に次の記事があります。

徳島市で英語教室を経営する十川泰子さん(53)=同市南佐古三番町=が、英語教育をテーマにした本「Literacy seeds(リテラシー・シーズ) 英語読み書きの種」(B6判、106ページ)を自費出版した。読み書きが苦手な子ども向けの学習法を中心に紹介しており「多くの英語教師や保護者に読んでほしい」と話している。

 十川さんは英語教育の在り方を模索するうち、知的に問題がないにもかかわらず、日本語の読み書き学習が困難な子どもが少なくないことを知った。こうした事例への対処法が、英語の読み書き学習がスムーズに進まない児童らにも応用できるのではないかと考えた。

 著書では、学習法として▽聞きながらまねて発音し、リズムや文の固まりで覚える▽文字カードを使って単語をつくり、単語の構成パターンを学ぶ▽単語を書く際に、その意味を表現するような字体にする―ことなどを紹介。これらを児童らの特性に合わせて選んでいくことが、効果的な習得や読み書きの「格差」解消につながるとしている。

 十川さんはカナダに語学留学した後、2005年に教室をオープン。13年ごろから3年間はマレーシアの大学院に定期的に通い、読み書きが困難な事例について研究した。

 十川さんは「20年に小学校で英語が教科化されると、対応できない児童が出てくるはず」と懸念しており「教育現場や家庭に、自分が考えた学習方法を参考にしてほしい」と出版を決めた。

”聞きながらまねて発音し、リズムや文の固まりで覚える”は私が提唱するディープラーニングそのものです。忘れないように覚える方法が提案されており、正しい英語学習だと思っています。

2018年4月23日 (月曜日)

英語正式教科へ「きちんと教えたい」

小学校で平成32(2020)年度から英語が正式教科となるのを前に、小学校教員の間で英会話教室に通う動きが広がっている。単語、文法、表現力、発音…。「自信がない」と不安の声が漏れる。きちんと教えたいという熱意に応えようと、後押しする自治体も徐々に増えている。

 大分市内の英会話学校。「It is a heart」。小学校教諭、重松優子さん(34)がペンダントの形を説明すると、すかさず「heart-shaped(ハート形)」と、英国出身の女性講師のチェックが入った。

 重松さんは2年前から、文法や発音の指導を受け、会話の練習を続けている。当時、小学校で「外国語活動」として英語が必修化されて数年がたち、文部科学省は小学校の英語教員の養成に力を入れていた。

 重松さんも英語への取り組みの必要性を感じていたが、専門は数学教育。「英単語は知っていても、口から英文が出てこない状態だった」と苦笑いする。

 「児童に間違ったことを教えたくない」という思いで、英語の勉強を続けてきた重松さん。徐々に児童に「発音がかっこいい」とまねされるまでになり、「自信が付きました」と笑顔を見せた。

 全国で250の英会話学校を運営する「イーオン」(東京)によると、重松さんのような小学校教員の生徒は、最近5年間で約8%増えた。「英語の教え方が分からない」などの声が多く寄せられているという。

 国は23年度から、国際競争力を高めるために、小学5、6年で外国語活動を全面実施。週1こま程度で、児童はゲームや歌を通して、簡単な表現を学んでいる。32年度から外国語活動は3、4年に移る。5、6年では成績評価対象の「教科」となり、学習時間は2倍に増える。

 文科省は、各都道府県単位で小学校の英語教育の中心となる「リーダー」の育成を5年計画で進めているが、教える側のプレッシャーは大きい。

 福岡市教委は、外国人らが通う市内の「福岡インターナショナルスクール」と連携し、教員向けの英会話教室を始めた。週1回1時間、ネイティブが教え、受講料には補助制度がある。

 市教委によると延べ約400人が受講し、最近は小学校教員が8割を占める。「微妙なニュアンスの違いが分かりやすい」と好評だという。

言語の習得はネイティブを真似る事が基本です。文法や発音の指導を受けると言うのは正しい学び方ではありません。

2018年4月22日 (日曜日)

今度こそマスターしたい「ビジネス英語」学習法

はてなブックマークに次のような記事があります。

転職やキャリアアップのために、ビジネスで使える英語スキルを身につけたいという人は多いだろう。しかし忙しいビジネスパーソンは、なかなか英語学習の時間が取れない。時間制約の壁を克服し、限られた時間の中でできる効果的な学習方法を知らなければ、いつまで経っても英語をマスターすることはできないだろう。独学でビジネス英語を習得するために必要な方法や、おすすめの学習コンテンツについて知っておこう。

まず1000時間の勉強をめざせ
英語学習,ビジネス英語

身も蓋もない指摘ともいえるが、すべての基本は量をこなすことだ。まず十分にインプットしなければいけない。

どの程度学習すれば良いかというと、学習時間は「1000時間以上」が目安といわれている。元ソフトバンク社長室長の三木雄信氏 が創設した英会話スクールTORAIZ(トライズ)では「1年1000時間の英語学習」を目標に掲げており 、その理由を以下のように述べている。

「日本人が英語を習得するためには、約2,200時間が必要とされています。多くの日本人は学校教育で約1,200時間の英語授業を受けているため、あと1,000時間は学習しなければなりません」(トライズ公式Webサイトより)

1日1時間ずつなら約3年、1日3時間ずつなら約1年で1000時間の学習時間を確保できる計算だ。忙しい社会人にとって短期間で1000時間もの学習時間を確保するのは至難の業だと感じられるが、スキマ時間をうまく活用した「ながら学習」を取り入れることで案外簡単にクリアすることが可能だ。

ステップ(1) たくさん「音」を入れる

英語の「音」を多く耳に入れる。頭の中に英語を受け入れられる器を築く必要があるためだ。小学生から高校生までの子供に独自のシステムを駆使した英語教育を行っている英語教室などでは、言語を覚える上での音の大切さを指摘している。

大学生までにたっぷり英語を学んだはずの日本人の英語が上達しない原因として、「読み」「書き」にウエートを置いている学習スタイルが挙げられる。圧倒的に音のインプットが足りていないことで、学習効率が下がっているとも言える。これから学習を始めるならこの土台作りを大切にして欲しい。初めのうちは全く意味がわからなくても、うまく聴き取れなくても、とにかくたくさんの「音」を取り入れることが大切である。

これは何か他の作業をしながらでもできる学習法だ。移動時間を利用して流し聞きするのも良いだろう。学習材料は何でも良く、子供向けの簡単なものから始めればOKだし、好きな映画・ドラマ・洋楽も良い学習材料となる。

ステップ(2) 英語独特の発音を覚える

英語には日本語にない独特の発音がある。「r」や「l」、「b」や「v」などはその典型だろう。初期段階でこの音の違いを正しく認識しておくと、リスニングやスピーキングが楽になる。聞き手に余計なストレスをかけることもなくなるだろう。

これをマスターするためには「Phonics (フォニックス)」を使った学習方法が有効とされている。フォニックスとはアルファベットとその正しい発音とを結び付けて覚える音声学習法のこと。日本人が発音しづらい子音の発音もフォニックスのリズムに乗せればテンポよく覚えることが可能だ。

流し聞きが可能なフォニックスソングはYouTubeから簡単に見つけることができる。

これならコンテンツ料は無料だ。学習材料は幼児向けに作られている動画で十分である。むしろ子供向けだからこそシンプルでわかりやすい。

ただし完璧な発音にこだわる必要はない。実際のところ世界中の至る場所で英語が使われているが、国ごとにクセがあり発音にはかなりの違いがある。地方によって言い回しやイントネーションが異なる方言のようなものだ。

ステップ(3) 語彙力を高める

英語ができない日本人は圧倒的に語彙力が足りていないことが多い。 リスニングにしろスピーキングにしろ、英語を使いこなすためには頭の中の英語のストック量を増やすことが必要だ。語彙が増えれば学習はかなり楽になる。ここで言う「語彙」とは必ずしも「単語」だけを指すのではない。「熟語」や「文章」も含まれる。

英語には「a lot of」や「be able to」など、単語一つひとつの意味を考えるよりも、ある程度まとまりで覚えた方が良い表現が多い。 これは日本語でも同じことが言える。普段から使っていた言葉が「主語・述語・修飾語・接続語・助詞・助動詞……」といった、さまざまな役割を持つ単語の集まりで構成されていたことなど、学校で習ってから初めて知ったはずだ。

語彙はターゲットを絞って覚える といいだろう。日常会話には日常会話に必要な、ビジネス英語にはビジネス英語に必要な語彙があるためだ。ビジネス英語の中には、どの業界にも共通して使える表現があれば、特定の業界で頻出する独特の表現もある。

限られた時間を使って効果的に学習するためには、情報の取捨選択が必要だ。だからこそ単語帳ひとつにしても、自分にとって必要な語彙を学べるベストな学習材料を慎重に選んで欲しい。まずは「ビジネスで使わない表現は不必要」と割り切り、最短ルートで自分に必要な英語をマスターすべきだろう。

ステップ(4) シャドーイング

「聞く」「話す」「読む」「書く」の英語の4技能の中で、最も難しいのは「話す」ことではないだろうか。反射的に言いたいことがスラスラ出てくるようになるためには繰り返しのトレーニングが必要である。必要な場面が訪れた時、咄嗟に英語が口から出てくるかどうかは当然トレーニング量がものを言う。

そこで実践すべきなのは「シャドーイング」だ。これは耳で聴いた英語を、アクセントやイントネーションを違えずにそのまま復唱する方法である。シャドーイングを行うと英語独特のリズム感が身に付き、ネイティブのスピード感に慣れてくる。また熟語や文章で英語を覚えられるため、頭の中で日本語を英語に変換する手間がなくなり、相手の会話に即座に反応しやすくなる。

シャドーイングに必要な学習材料は何でも良い。自分にとって必要な語彙が詰まったオーディオブックは特におすすめだ。好きな映画のセリフや歌など、なるべく自分の好きなものと結び付けるのも良い。モチベーションを維持しやすく、学習の継続率が上がるためだ。

ステップ(5) アウトプットできる場を設ける

自分からアウトプットする練習をしないと、なかなか英語で話せるようにはならない。とはいえ日本で日常生活を送りながら、英語でアウトプットする場を頻繁に設けるのは難しい。英会話スクールに通うのはスケジュール面でもコスト面でも負担がかかる。それに通ったとしてもアウトプットに充てられる時間は、せいぜい週に1?2時間といったところだろう。

そこでおすすめなのが「オンライン英会話」だ。オンライン英会話は安価で学べるサービスが多い。また自宅でのスキマ時間を有効に活用できる方法だ。基本的には24時間稼働しておりスケジューリングしやすいため、忙しいビジネスマンほど強い味方となる。通学制のスクールと違って毎日取り組むことも可能だ。

オンライン英会話ならあらかじめ講師の国籍を自由に絞ることもできる。 自分がビジネス展開したい地域の講師を選んでトレーニングすれば、発音のクセ・文化・考え方などその国のバックグラウンドも同時に学べるというメリットも生まれる。

おすすめの英語学習コンテンツ
ステップ(4)でも少し触れたが、学習の継続率を上げるためには自分にとって楽しいと思えるコンテンツ探しが重要だ。本・CD・DVDの他にアプリ・動画サイト・オーディオブックなど、コンテンツの形にはこだわらない。

ポイントはなるべくコストをかけないことだ。むやみにコストをかけてもそれに見合った学習効果が得られなければ、いたずらにモチベーションを下げるだけに終わる。またこれまで紹介した学習法を実践するためには、なるべく「音」が出るものが望ましい。

例えばAmazonの月額制サービス「Audible(オーディブル)」などはどうだろうか。月額1500円で好きなだけ朗読を聴けるアプリだ。洋書だけでなく英字新聞や雑誌などにも幅広く網羅している。iOS、Android、Windows10に対応しており、ダウンロードしておけば自宅でも外出先でも電波を気にせず再生できて便利だ。

「仲間を作る」ことが成功へのカギ
これまで学習継続のためのモチベーション維持の大切さについて度々触れてきた。その最たるものが「仲間を作る」ことにある。志を同じくする仲間を持つことは、学習意欲を高めるための重要なポイントとなる。

モチベーションが下がったときも、仲間とコミュニケーションすることでまた「やる気」は戻ってくるだろう。学習方法をシェアするなど情報の共有を行えば、学習効率も高めやすくなる。何より仲間と共に切磋琢磨すること自体が楽しくやめられなくなる。そうした状況をつくることができれば、成功に近づいたといえるだろう。 (ZUU online編集部)

英語を音で覚えるのは賛同します。インプットやアウトプットを増やすと言うのは必ずしも正しい考えではありません。インプットやアウトプットの量が大きな問題ではなく、どれほど忘れないで覚えるかが大事です。するとネイティブを真似るディープラーニングこそが最も効果的な学習方法です。

2018年4月21日 (土曜日)

「英語やり直し」を成功させる4つのアドバイス

池田 和弘氏が日経オンライで次のように言っています。

 今年もいよいよ新年度が始まりました。色々なことが新たに始まりますが、英語についても、この機会にしっかりとした力をつけていきたいと考えている方も多いことと思います。つまり、英語の学び直しです。新たな環境の中で心を一新して取り組むというのは、とてもいい機会だと思います。

 しかし、一方で「学び直しをする」ということは、一度うまくいかなかったということでもありますので、その原因をよく理解して再出発する必要があります。私が注意を払っていただきたい点はいくつかありますが、今回は中でも重要な4つの点についてお話ししたいと思います。

1、音声と組み合わせる
 1つ目は、何をするにせよ必ず音声と組み合わせた学習をするということ。リスニングテストが一般的になり、様々な音源に簡単にアクセスできるようなった今でも(いやそうなったからこそか)、いまだにリスニングとリーディングを別のもののように考えている人がいます。おそらくは「リーディングのリスニングテスト」がないからでしょう。

 しかし、これはとても効率が悪いです。なぜなら、リーディングというのは「音声を文字で表したもの」を読み取る作業だからです。私たちが日本語で何かを読む場合には、文字が「絵」のように見えますので、この点をほとんど意識しないのですが、振り返って子供たちの勉強の様子を見ると、漢字やひらがなの学習はまず音読から始まります。読み方も分からないまま黙読の授業が進められることはありません。身に付かないからです。これは英語もまったく同じで、良文を、音声を聴きながら口に出して読み上げるようにすると、リーディングの基礎ができるだけでなく、スピーキング力にもつながります。

2.声に出す
 2つ目は、必ず声に出して練習することです。これについてはたった今触れましたが、リスニングのスクリプトやリーディングの文章を、音を聴きながら読み上げる、あるいは音を聴き込んだあとにそっくり真似して読み上げるーーこれがもっとも確実に英語が身に付くトレーニング方法です。ボ~っとしていると、ついスクリプトやリーディングの英文が口から勝手に出てきてしまう。これは「少し危ない状態」とも言えますが、そのぐらい練り上げると、あとで必ず「急激に英語力が上昇する」というボーナスがドンと来ます。

 今のIT時代の凄いところは、テキストを自動で読み上げてくれる機能やソフトがすぐ手の届くところにあるということです。リスニング教材はともかく、リーディングに関しては、英文を音読しようとしてもIT以前の時代ではその英文の音声を聴くことはまず無理で、CD付きの限られた書籍や雑誌を買う以外には方法がありませんでした。これはとてつもなく大きな違いで、言葉の本質が音である以上、まずは音(と意味)を頭に入れ、それをベースに読み上げて練習すると学習の効率は間違いなく上がります。

3.日本語を活用する
 3つ目は「英語を英語で」を妄信せず、日本語をうまく活用することです。これは、このコラムのテーマでもあるのですが、私たちの母語である日本語は絶対的な力を持っています。国内の語学学校などで、「English only! No Japanese!」などと繰り返し注意されるのも、日本語の思考回路が働いていると英語を入れる隙がなくなるからです。

 しかし、この邪魔なパワーも使いようです。ここにある英文があったとして、意味もよく分からないのに無理やり音読したり、問題を解こうとしてもうまくはいきません。ところが、和訳をさっと見て取り組むようにすると、脳が活性化するため、集中した状態で英語をつかみ、深くトレーニングすることができるようになります。

 ある程度英語が出来る人なら、わざわざ全文の和訳がなくても、タイトルが日本語であるだけで、集中力がまったく違ってくるものです。これはある意味で脳をだますということですが、文法などでも日本語をうまく活用すると、あれこれと事細かに説明しなくてもうまく脳をだまし、無駄な苦労なしに英語を身に付けていくことができます。

 この点については、今、不思議なことが起こっています、それは、昨今は「英語を英語で」という声がどんどんと大きくなっているのですが、肝心要の教材類が実際のところどうなっているかというと、じつは(まるで反比例するかのように)日本語をうまく活用するケースがとても多くなってきているのです。たとえば、高校用の教材類にはリーディング教材でさえ、チャンク訳(意味の塊ごとの訳)に加えて音声までもが付いている例が標準となってきています。これは大変心強いことで、民間企業の関係者たちの懸命の研究と努力がうかがえます。

しかし、いよいよ時代そのものが日本語の積極的な活用へと流れ始めており、自分に残された仕事は、ほとんど文法用語を使わないシンプルな新しいタイプのグラマー(とその訓練システム)の普及に絞られてきたように感じています。ただ、この先、本格的に日本語の活用とICTが広まると、文法解説そのものが不要になるとも考えており、実際、私の頭の中ではそのシステムが出来上がりつつあります。

 世の中の進歩の最先端というのは、いかなる分野においても革新的・革命的であり、何年培ったノウハウであろうが、理論であろうが、しがみついていると必ず後れを取ることになります。

 ただ、ICTを使って、「これが自動詞で…」とか「瞬間動詞というものがあって… 」などと解説している動画を見ていると、情報通信技術の発達と、英語の教え方の発達とはまた別の物であるとも感じます。最先端の情報通信技術を使って旧態依然とした文法を教えていたのでは、英文法解説がなくなるどころか、ますます深く広く根をはる可能性もあります。

 一方で、エマージェント・グラマー(創発文法)などの、AI(人工知能)とも深くかかわる最先端の文法概念に基づく学び方も、いったんウェブで紹介され始めると、一気にその流れが強まるという希望もあります。いずれこのような時代が来ると予測し、理論と実践を通じて準備をしてきましたが、今英語教育・英語学習は本当にパラダイムシフトの真っただ中にあると思います。

4.文法を捨て去る
 さて、話が長くなりましたが、4つ目のアドバイスは、やはり文法への妄信を捨て去ることです。この点については、このシリーズの中で何回かに分けて実例を挙げてきましたが、文法解説には不要なものが大変多くあります。今回もう一例、簡単な例を挙げると、それは「自動詞と他動詞の区別」です。もちろん、この辺りはもう完全にマスターできているという人には不要な話ですが、それでもどうでしょうか。あなたはスピーキングやライティングにおいて正確に使い分けができるでしょうか。つい「分析・分類脳」が働いて、余計なエネルギーを使っていませんか。

次の例を見てください。同じような意味なのに、下の動詞では前置詞がありませんね。

・talk   about a problem
・discuss ● a problem

 「自動詞・他動詞」というのはたったこれだけのことです。つまり、前置詞が必要な動詞とそうでない動詞があるというだけのことなのです。大切なのは、「どれが他動詞だ?」「これは他動詞か?」といった発問ではなく、「なるほどこの動詞がこの意味で使われるときには、このような前置詞が必要なわけだ(or不要なわけだ)」と素直に理解して、あとは徹底的にその組み合わせを音読して頭に染み込ませることです。そのようにすると、①分類に頭を悩まさなくて良くなりますし、②会話でも文章でも正確に使えるようになります。

 discussなどは、いくら「他動詞だ」と頭で分かっていても、話すときについaboutを付けてしまう人がたくさんいるはずです。これが、理屈と実践の間のギャップです。関係者の間には、まず文法を理解してから練習をすれば良いという考え方もありますが、私はそれを全面的には否定はしないものの、文法項目のほとんどは「意味と形」をおさえ、あとは慣熟訓練をすればそれでオシマイであると考えています(※)。

(※)文法解説が「完全に不要である」とは考えていません。ただ、「極小限で済む」とは思っていますし、実践の場でそれを証明してきました。

 もちろん、文法が好きな人・興味がある人にはどんどんと文法を研究してもらって欲しいと思いますが、大多数の人は(このICT+人工知能の時代においても)文法で苦労しています。英語嫌いになる人もたくさんいます。繰り返しになりますが、文法(文の規則性)はそのほとんどが「形と意味」に注目することで、詳細な解説なしに理解できます。

 今年、新たに英語にチャレンジする人、やり直しにチャレンジする人には、ぜひ上記のような点に配慮し、無理無駄のない学習をしていただきたいと思います。中学1年生の教科書の1ページ目に「I’m excited!」という英文が載っているーーそれが、今私たちが生きているこの時代の英語教育の姿なのです。

言語の表現事例には文法が含まれています。つまり言語は事例基盤です。母語も文法を学ぶ前に正しい表現が使えました。これは表現事例に文法が含まている証明です。つまり文法は完全に不要です。

2018年4月20日 (金曜日)

南果歩 休みのたび“プチ留学” 英語で広がる自分の世界

スポニチに次のような記事があります。

英語の勉強に夢中な南果歩。アルファベットに囲まれてご満悦!?
Photo By スポニチ
 女優・南果歩(54)のもう一つの肩書は「学生」。数週間の休みが取れるたびに単身渡米し、現地の語学学校で英語を学ぶ。日常を離れてグローバルな学生生活を送ることで、世界を広げ、豊かに生きるヒントを得る。人生の折り返し地点を過ぎ、自分らしい生き方を追求している。

 米国在住の友人宅に居候しながらの学生生活はまさに勉強漬け。朝から学校に行き、授業が終わればクラスメートとスターバックスで宿題をして帰るのが日課だ。毎週金曜は文法、単語、リーディングなど一日中テストがある。現在のレベルは5段階中、真ん中の3。「あ?覚えられない、あの単語なんだっけって思いながら勉強しています。本当に出来が悪い学生です」

 “プチ留学”を始めたのは昨年春以降。「最初は気分転換にアメリカに行ってたけど、何かしなきゃという気持ちになったんです」

 夫の渡辺謙(58)や息子と米国で生活していた時期があったが、英語力には自信がなかった。「家族で行っていたので家庭内では日本語だし、基本はお母さんとして子供の用事や送迎に終始していたので。英語がしゃべれれば世界中どこでもドキドキしないで行ける。この際英語をちゃんとしゃべりたいと思ったんです」

 昨年は4回、今年は1月にそれぞれ数週間通学。女優をしていることはクラスでは言わず、1人の日本人学生“カホ”として溶け込んでいる。「普通の学生として友達とランチをしたり、ちょっと仕事から離れる。行ける時間は限られているけど、解き放たれるというか一個人になる感覚です。年下の先生もカホと呼ぶし、とてもフランクで心地いいです」

 10代の若者から同年代まで、世界中から大勢の人が集まるスクールライフに刺激を受ける。仲良しは中国人と韓国人、ブラジル人で「年齢もバックグラウンドもさまざま。言葉がおぼつかない分、気の合う、合わないを肌で感じて、友達をつくるのが凄く面白いです」。15年に「マスタレス」でハリウッドデビューしたが、英語は女優業のためではなく自分の世界を広げるため。「仕事で生かすチャンスがあればありがたいけど披露しなくてもいい。自分の中にもう一つ確実にできることが増えれば、もっと自由になるかなと思ってます」

 最新映画「オー・ルーシー!」(28日公開)は、くしくも主人公・節子(寺島しのぶ)が英会話教室に通い始め自分を解き放つ内容。演じたのは姉役だが、節子に共感する部分も多い。「英語と共に節子の窓が開いたように、異文化に触れたり旅に出ると自分の違う一面が出ると思うんです。日常を生きるヒントを旅先で得て、旅をした後の日常の景色はひと味違う。そういうことが私にも必要だったんだと思います」

 息子が大学生になり自分の時間が増え、人生を見つめ直すタイミングで夢中になるものに出合った。「人生の時間割って年代で変わっていくというのを凄く感じますし、人生の折り返しこそが自分らしい生き方を試されるのかなとも思います」

 16年3月11日に乳がんの手術を受けたことも人生観に大きな影響を与えた。定期的に検診を受け、2年目の検診はオールクリア。

 「大病をしたことで体があっての命、命があっての心、心身共に健康であっての仕事だと実感しました。お芝居はどの役でも自分の実人生がフィードバックしてくる。私というフィルターを通して役が生きるので、私自身がクリアで自立していることが役の広がりを持たせる一番の要になると最近思うんです」

 予期せぬ波乱を経験し、歩みの進め方も変わった。「50代は箱根駅伝でいったら復路のスタートを切って、同じ道を走っているのに逆方向から見る景色は全然違うんです。以前は突っ走るのみだったけど、今の景色も十分楽しもうという気持ちになるんですね。そうしないと人生がもったいないぞ、と」。晴れやかな笑顔は充実の証。人生の復路はより豊かになりそうだ。

 ≪最新映画では英語話せない役≫「オー・ルーシー!」は独身で職場では空気のような存在の節子が、英会話教室でイケメン講師に出会って退屈な日常生活を一変させる物語。南が演じたのは節子と共にカリフォルニアを訪れる姉の綾子で、英語が話せない設定。ジョシュ・ハートネット(39)と2人のシーンは、米国在住の平柳敦子監督と日本人が使うボキャブラリーなど意見を出し合い「監督とたくさん話して、シーンを作ったので凄く楽しかったです」と振り返った。私生活では5人姉妹の末っ子。「いまだにお誕生日会を開いてみんなで集まります。5人だと誰かとけんかしても別の姉に話ができるし、年を取ると仲良しグループの組み合わせが変わったり、人数がいるとなかなか面白いです」と笑顔で話した。

英語を学ぶと言う事が直接仕事にもつながっているようです。これは幸運と言えます。

2018年4月19日 (木曜日)

「英語強制」丸5年 ユニクロ社員はペラペラか

プレジデントに次のような記事があります。

社員は「困っています」

英語の社内公用語化の「現場」で起きていること
グローバル化の影響で英語を社内公用語にする企業が珍しくなくなりましたが、実際問題、社内でどれくらい英語が使われるようになったのか? また、社員の英語学習への意識・レベルはどれくらい向上したのでしょうか?

社内公用語を英語にする目的とは?

「『英語公用語化』は突然降ってきた……ドメスティック社員たちの慟哭」より。
そもそも日本企業にも関わらず、なぜ英語を社内公用語にするのでしょうか? それは、海外展開に積極的であること、そして各国での現地スタッフとのコミュニケーションを重視しているなどの理由が挙げられます。

例えば、大事な決定事項のある会議を行う場合、細かなニュアンスの違いで誤解が生まれることも考えられます。

「あの頼んでいた仕事、どう?(Have you finished making the document?)」

と聞かれたとして、作業の進捗状況を英語で正確に答えるのは意外と難しいです。大事な仕事ほど、細かな誤解が結果的に大きなミスを生みかねませんから、表現には神経を使わねばなりません。

「Almost done」(ほとんど終わったよ)
「I’m doing right now」(ちょうど今やってるよ)
「It’s WIP(Works In Progressの略)」(進行中です)
「Not started yet」(まだ未着手です)

など、返事の仕方はたくさんあります。こういった違い(ニュアンス)を意識しながら業務を進めるのは負担が大きそうです。時には「大事なことなので日本語で失礼します」とやむなく日本語で伝えるケースもあり、英語の公用語化実現には超えなければいけないハードルがいくつもあるのが現状と言えるでしょう。

しかし、それでも英語を使うのは、やはり海外からの売上なしには企業が成長戦略を語れなくなってきているという事情があるから。

逆に言ってしまえば、いっそのこと社内で使う言語を英語にする、とルールにすれば、外国人で英語と日本語の両方できる人が話し相手の際、どちらの言語で話せばいいか気を揉む必要がなくなります。日本人同士でも英語で話すことで、外国人スタッフにいちいち議事録を翻訳したり、別途説明したりする必要もなくなります。

また、会社としては、メールも会議も電話も、すべて英語に統一してしまえば、マネジメントの観点から言えばとても効率的です。そういう意味では、長い目で見た時の業務効率アップにもつながってくるでしょう。公用語を英語にすると踏み切るのは、やはり悪い話ではないように思えます。

英語公用語化でユニクロ社員はペラペラになったか?
ただ、先ほども少し触れたように、現場のスタッフの立場になって考えると、対応するのはなかなか骨の折れることです。日々の忙しい業務に加えて、英語でコミュニケーションを取れるようそれなりの準備をしなければいけないわけですから、負担は小さくありません。

英語公用語化「丸5年」でも、社員は「困っています」
実際に英語が公用語となることでどんな変化があったのか? 「ユニクロ」を世界展開しているファーストリテイリング(2012年3月に英語公用語化への移行を実施)の社員に聞いてみました。

【社員Tさん(20代男性)】

英語に対する意識は確かに上がりましたが、同じ部署の日本人同士は日本語で会話することがほとんどです。日本人同士で英語を使うことは、めったにありません。(会議などでは)頑張って英語を使いますが、日本語に比べると言いたいことが表現できず、困っています。

(社内の英語)研修などで学ぶ機会はあるのですが、業務をこなしてから勉強となると、正直、やる気も上がりきらないことも多いです。TOEICも受けていますが、仕事で使う英語だけでスコアアップはできないので、参考書を買って自習しています。これからは英語ができないと、昇進にも影響しそうですから、必死です。

【社員Aさん(30代女性)】

私は海外支社の人とメールでやり取りをすることが多く、その時は英語を主に使っています。ただし、直接会うわけではなく、メールで使う程度の英語が理解できればいいので、それほど苦労はしていません。メールなら、わからない英単語があっても辞書で調べて理解する時間がありますからね。

会社全体を見ると、公用語を英語にしても、部署によってその浸透度はかなり違いがあります。海外の支社や取引先と連絡をよく取る人は英語必須ですが、日本人同士だと会議をしても日本語で進めてしまうことがほとんどです。大人数であったり、上司が同席したりする会議であれば頑張って英語を使いますが、言いたいことの5割も言えないのが正直なところです。

他にも数人に聞きましたが、多くが似た内容の回答でした。国内にいて、日本人同士であれば日本語で話してしまう。まあ、それは仕方ありません。ただ、全社員を調査したわけではないですが、どうやら完全公用語化への道は険しいと言わざるをえません。

ジャーナリスト溝上憲文氏がユニクロの30代の管理職業務の女性に取材したところ、「目標のTOEIC700点をクリアするまでオンライン学習が義務づけられている」「文書の日英併記などの業務も加わり、生産性は落ちた」「国内の店舗従業員にとって日常業務での英語の必要性も感じず、忸怩たる思いで辞めた人もいる」といったコメントが返ってきたというとはいえ、現状のまま(英語公用語に今ひとつ馴染めない感じ)でいい、とユニクロの社員たちが考えているわけではなさそうです。

業務が慢性的に忙しい中でも、英語力アップの時間を作ることを放棄せず、前向きに努力していきたいと願う声も聞かれました。会社に対して今以上に英語研修の機会を増やしてほしいという声や、自分自身で英会話スクールに通ったり自宅でTOEIC対策の勉強をしたりする社員は周囲にも多い、というのです。来るべき本格的な英語公用語化に備えようという気持ちの表れでしょうか。

英語を強制的に公用語化しても英語は話せるようになりません。英語を覚えて使うプロセスが必要です。公用語化しても英語を覚えるプロセスなり、覚えた英語を使う練習の場が必要です。

2018年4月18日 (水曜日)

6ヶ月無料、創業会員募集

英会話革命では5月31日まで、6ヶ月無料で、全ての教材とSNSが使える創業会員の募集をします。

英会話革命では従来の文法ではなく、ディープラーニングによる事例基盤の学習理論に基づく英語学習提唱しております。

英会話革命にはディープラーニングのための対話集と表現集が用意されており、ネイティブの音声を真似て覚えるために、全ての英語表現に和訳と音声バーと英文が添付されています。

過去6年かの教材開発中に300人の方に使ってもらい、効果が確認された表現集60冊と対話集60冊、合わせて120冊の教材がネット上に公開されています。

DISCORDを使ったSNSに参加できます。会員登録が完了すると、サイトのリンクからDISCORDの灯篭が可能です。

下記のサイトから申し込んでください。

https://英会話革命.com/

サイトから申し込むと登録フォームが送信されます。

2018年4月17日 (火曜日)

「TOEIC至上主義」が英語学習をダメにする理由

NIFTYで猪浦道夫氏が次のように発言しております。

「TOEIC至上主義」が英語学習をダメにする理由。受験者の約4割が日本人なのにグローバルスタンダード?
「TOEIC至上主義の結果、学習者は間違いだらけの英語教育を受ける羽目に陥っている」と語る『TOEIC亡国論』著者の猪浦道夫氏

国際社会で通用する「使える語学力」を標榜するTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)が生まれてから約40年経つが、相変わらず日本人の英語力は向上していないと言われている。

しかし、未だ英語教育の世界では官民総出の支持を受けた「TOEIC至上主義」が跋扈(ばっこ)し、その結果、学習者は間違いだらけの英語教育を受け続けているという。

この状況に警鐘を鳴らし、本来あるべき語学教育を提案するのが『TOEIC亡国論』(集英社新書)だ。TOEICの弊害、そして日本の英語教育の根本的な問題とは? 著者の猪浦道夫氏に聞いた――。

─そもそも不思議に思うのですが、なぜTOEICが英語力を測る評価軸としてこれほどまでに信奉されるようになったのでしょう? 日本人の「資格好き」という背景はあるでしょうが、数学や国語にも検定はあるものの、英語だけがTOEICのほかにも英検、TOEFLがあって圧倒的に「検定熱」が高い。

猪浦 まず日本人、特に団塊世代の多くの人が持つ「英語コンプレックス」が大きな要因になっていると思います。中学・高校で習う英語で優秀な成績を修めても、読み・書きに偏った英語力は「実用的ではない」と約半世紀にもわたって言われ続けてきました。

日本の中学校の英語教師が海外に行ったら英語がほとんど通用しなかった…というのは、どこの学校でも都市伝説のようになっています。こういったコンプレックスを背景にTOEICのような「英語で聞いて、英語で読み、英語で答える検定」が定着し、深く浸透していったのです。

TOEICはEducational Testing Serviceという米国の非営利団体によって運営され、「英語力検定のグローバルスタンダード」と謳(うた)われていますが、世界中の年間受験者のうち約4割が日本人で占められています。TOEICの知名度が高いのは、日本の他には韓国ぐらいでしょう。イギリスでは2014年からビザ申請にあたってTOEICのスコアを使用することが不可になっています。

─実際はグローバルスタンダードなんかじゃないのに、日本では「TOEIC至上主義」が根強い。

猪浦 2020年からの大学入試改革が話題になっていますが、これに合わせて英語の入試もTOEICをはじめとする外部試験に移行する傾向が強まっています。現在でも大学・大学院の約半数が入学試験でTOEICを活用していますが、2020年に向けて今後はさらに増えていくでしょう。

今回、『TOEIC亡国論』という刺激的なタイトルの本を書きましたが、英語の専門家にとってTOEICを疑問視するのは目新しいことではありません。「TOEICは万能ではない」どころか「無意味である」という見方もあるくらいです。

―具体的にどのような弊害が?

猪浦 リスニングとリーディングの試験からなり、すべてマークシート方式で答えます。トータル2時間で計200問が出題されるので、じっくり考えるというより瞬発力が問われる。大量かつ効率的に採点するためのシステムなのでしょうが、これでは話す力、書く力という能力は測れません。それなのに大学教育のみならず、最近ではビジネス界でも採用や昇進の際にTOEICで一定のスコアをとっていることを要求する企業が増えてきています。

しかし、学習者にとって本当に必要なのは「それぞれの人が置かれている環境、目指す環境で求められる英語力」を身につけることです。例えば、私は「大学生に求められる英語力」は原書購読能力に尽きると考えていますが、この能力をTOEICで測ることはできません。また、理系の大学院生ならば英語で論文を書く能力が求められますが、この測定においてもTOEICは無意味です。

ビジネスの世界でもグローバル化の時代といわれ、すべてのビジネスピープルに高い英語力が求められるような風潮がありますが、ひとりひとりが置かれている環境も異なるし、求められる能力も違ってくるはずです。

例えば、英語で取り引き相手と交渉する時、自社に有利な契約を勝ち取るために最終的に必要となるのは語学力ではなく交渉力です。その能力をTOEICで測ることはできないし、仮に英語で取り引きする機会が年に数回程度なら、そのために時間と費用を割いて英語を勉強するよりも交渉力を磨き、英語は優秀な通訳に任せるほうが合理的です。

─健康状態を測る目安として血圧の数値がありますが、それだけに注目していては大きな病気を見落としかねない。日本社会の「TOEIC信仰」にもそれと同じような危険が潜んでいるように思います。

猪浦 私は血圧が高めなんですけどね(笑)。確かに、TOEICのスコアを絶対視することで見落としてしまっている、日本の教育界全体の大きな問題があります。『TOEIC亡国論』でも指摘していますが、まず国語教育の問題があります。

2020年の大学入試改革に向けて、中学レベルでも英語のディベートに力を入れる学校が増えていますが、国語力の低下が問題視されている中、日本語でも十分に表現できないことをどうやって英語でディベートするというのでしょうか。

─小学校の算数でも「文章題」が苦手という児童が増えていると聞きます。

猪浦 国語教育の問題点は英語教育の欠陥とも密接に関わっています。国語教育の現場で日本語の構造やロジックをしっかり教えないから、英語という外国語を母国語と比較することができず、「言葉の仕組みや働き」を理解することもできなくなるのです。

日本語をちゃんとしたメソッドで学習している外国人から日本語の仕組みについて質問され、うまく答えられなかったという体験を持つ人は少なくないはずです。

要するに国語も英語も、日本の教育ではロジックがあまりにも軽視されています。この弊害は、例えば「私の父は健康だ」という日本語を英語に訳せと言われて「My father is health. 」と訳してしまう生徒が多いことに如実に表れています(正しくは「My father is healthy.」)。

もっと深刻な例を挙げれば、ある大学の学生が英語の教師に「ジュドウグマがわかりません」と質問したという話があります。この学生が言いたかったのは熊(クマ)ではなく、「受動態」のことでした。現在の中学校では「生徒に負担がかかるから」という理由で文法用語を全く教えていません。「ジュドウグマ」は英語の文法以前に国語力の問題ですが、もし文法用語を教えていれば、この大学生もこんな間違いはしなかったでしょう。

さらに言えば、「Nから先のアルファベットの順番を覚えていない」という大学生もいるそうです。こういった現状を無視して、根本的な問題の改善を図ろうともせずにTOEIC絶対視の傾向が強まっている。これは本当に危険なことです。

─笑い話のように聞こえるけど、全く笑えない現実ですね。

猪浦 日本では2002年から小学校でも英語を教えるようになりましたが、文科省は「小学校の教師も大学を出ているのだから『This is a pen.』ぐらいは教えられるだろう」という安易な考えで始めたようです。

その結果、どういうことが小学校英語の教育現場で起きているか。これは通訳学を専門とする鳥飼久美子先生(立教大学名誉教授)が何かの本で書かれていたことですが、英語の授業を参観に行ったら教師が児童たちに好きな動物の絵を描かせた後、例えば「ボクはライオンが好きです」と英語で発表させた。その教師は児童に「I am lion.」と言わせていたそうです。これでは「私はライオンという(名の)者です」と聞こえます。もちろん正しくは「I like lions」 です。

鳥飼先生は倒れそうになったそうですが、「こういうふうに不正確に教えられると後で中学校の英語の先生が苦労するだけだから、こういう授業ならやらないでくれたほうがいい」と仰っていました。私は小学校の英語教育は反対ですが、やるなら単語だけ教えればいいと考えています。中学校に入ってからの英語学習にも確実に役立ちますから。

社会人でも英語で会話ができるようになりたいと考えている人は少なくないでしょう。しかし、日本語での会話を見てもわかるように、ある程度の教養や雑学的な知識がなければ高尚なコミュニケーションは成立しません。

―では、どうすれば英語を楽しく、効率的に学べるのでしょう?

猪浦 本書の第2部「望ましい英語学習のあり方」で私は様々な学習法を提案していますので是非読んでいただきたいのですが、ひとつ例を挙げるならば「コノテーション」を理解することは楽しく学習することに繋がると思います。

コノテーションとは、言葉の元々の意味や背景を示します。例えば「interesting」という単語を日本人は「面白い」「興味深い」という意味で捉えていますが、ビジネス交渉の席で英語を母国語とする相手に「This project is very interesting.」と言ったら、少々意味合いが変わってきます。「interest」というのは元々「利子」という意味ですから、英米人の聞き手には「やりがいのあるプロジェクト」というよりは「儲かりそうだ」と言っているように聞こえます。

言葉の背景を学び、母国語との違いを味わうことは、学生だけでなくビジネスピープルにとっても有意義な英語学習方法のひとつと言えるでしょう。

コノテーションを学ぶなら、多くの英語表現事例を覚えて、それぞれの単語のコノテーションを学ぶ方法がベストです。

«鮮やか初防衛の村田、英語力磨く